モデルプレスのインタビューに応じたBOYNEXTDOOR/(左から)WOONHAK、TAESAN、LEEHAN、RIWOO、SUNGHO、JAEHYUN(C)モデルプレス

“音楽に本気”BOYNEXTDOOR、等身大の物語で勝負する理由「青春のBGMになれるように」<グループインタビュー>

2023.10.29 19:00

HYBE傘下レーベルKOZ ENTERTAINMENT からデビューした6人組新人グループ・BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)のインタビュー連載。グループインタビューでは“音楽に本気”な6人の思いに迫った。

  

BOYNEXTDOORが “同世代の日常の物語”を歌う理由

BOYNEXTDOOR/(上段左から)SUNGHO、TAESAN、JAEHYUN(下段左から)LEEHAN、RIWOO、WOONHAK(C)モデルプレス
「音楽に本気なグループ」。5月30日のデビューメディアショーケースで何度も繰り返された言葉だ。韓国の若者に絶大な人気を誇るアーティストであり、敏腕音楽プロデューサーでもあるZICOがプロデュースした初のボーイグループであるBOYNEXTDOOR

“隣の少年たち”というグループ名には「同年代の人たちが共感できる日常のストーリーをありのまま音楽で表現し、親しみやすく、自然な魅力で人々の心に寄り添っていく」という意味が込められ、日常に溶け込むようなイージーリスニングでオシャレな楽曲が、他のグループとは違った存在感を放つ。

― デビューから約半年ですが、既に海外でのステージも成功させていますね。日本でも何度か音楽イベントに参加されましたが、大勢のファンの方々が駆けつけていました。日本でのパフォーマンスはいかがでしたか?

一同:本当に楽しかったです!

― 日本で刺激を受けたことや興味深かったことはありますか?

JAEHYUN:やはりファンの皆さんに会うことが1番大きな経験だと思います。日本でステージに立つたびに、僕たちの期待よりもはるかに大きな応援を送ってくださって、いつも感動しています。

JAEHYUN/BOYNEXTDOOR(C)モデルプレス
― BOYNEXTDOORというグループ名には「同年代の人たちが共感できる日常のストーリーをありのまま音楽で表現する」という意味が込められていますよね。自分たちで楽曲制作にも参加する皆さんですが、この音楽性についてはどのように決まったのですか?

SUNGHO:デビュー前、ZICOさんが僕たちのグループ名を決めてくださった時から、多くの人が共感できるような、そして親近感を持ってもらえるようなグループとしてのイメージが大切だと思っていました。なので実際に多くの人がきっと感じたことがあるであろう、また経験したことがあるであろうことを音楽に込めるようにしています。また僕たちが他とは違い、特別なグループに見えるように、各メンバーの言葉の使い方や、ジェスチャーの仕方などを音楽やステージにも反映させられるように努力しています。

SUNGHO/BOYNEXTDOOR(C)モデルプレス
SUNGHOの言葉の通り、BOYNEXTDOORは『聴く楽しさ』だけでなく『見る楽しさ』も同時に追求するグループだ。パフォーマンスの視覚的要素にもこだわり、メンバーが直接振り付けに参加。ドアの小道具を使うパフォーマンスに代表されるようなユニークな仕掛けだけでなく、メンバー全員が楽曲のストーリーに入り込んだような生き生きとしたステージアティチュードが印象的だ。デビュー作の1st Single ‘WHO!’、そして最新作の1st EP ‘WHY..’は、“初恋の始まりから終わりまで”を表現した連作になっているため、パフォーマンスでは初めての恋に翻弄される“隣の少年たち”の姿を覗き込んでいるような楽しさを感じることができ、6人の表現者としての実力の高さが光る。

BOYNEXTDOOR、等身大の音楽はどう生まれる?

BOYNEXTDOOR/(上段左から)SUNGHO、TAESAN、JAEHYUN(下段左から)LEEHAN、RIWOO、WOONHAK(C)モデルプレス
― 1st Single ‘WHO!’と1st EP ‘WHY..’は、“初恋の始まりから終わりまで”を表現した連作になっている点が新鮮でした。多くの人が共感できる日常的な事柄の中でも“初恋”を最初のテーマに選んだのはなぜですか?

TAESAN:やはり“初恋”というカテゴリーは、色々な人の人生において欠かせない要素だと思います。僕たちはこれからアーティストとして長く活動していきたいですし、その活動の中で様々なストーリーを曲に込めることができると思いますが、デビュー初期にこの“初恋”というテーマを扱ってこそ、リアルな感覚を皆さんに持ってもらえるのではないかと思いました。なのでこのテーマでデビューすることになったんです。

TAESAN/BOYNEXTDOOR(C)モデルプレス
JAEHYUN:そして“初恋”というテーマはやはり、僕たちと同じぐらいの世代の人たちがより親近感を持てると思います。僕らの世代だからこそリスナーの皆さんに上手く伝え、理解してもらえると思いました。

― リアルな初恋をテーマにした歌詞の中でも「But Sometimes」の 「君のために広げた俺の肩幅はもう電車で周りの迷惑になるだけ」というSUNGHOさんのユニークな歌詞が面白いと日本のSNS上でも話題になっていたようです(笑)。このパートは誰がどのように考えたのですか?

SUNGHO:「But Sometimes」を作った当初、プロデューサーのPop Timeさん、Kakoさんが考えてくださった歌詞なのですが「これはぜひSUNGHOのパートにしたい」と、僕のことを念頭に置いて作ってくださったそうです。なので最初にガイドを聞いた時、この歌詞をどう活かせるか考えましたし、レコーディングの時もどんな風に歌えばいいか、長い時間頭を悩ませた部分でもありますね。そんな風に話題にしていただいたなんて、ありがとうございます(笑)!

― 自ら作詞に参加しているメンバーもいらっしゃいますが、どんなことから歌詞のアイディアを得ていますか?

WOONHAK:僕は「どんな歌詞を書けば皆さんに共感してもらえるだろう」、「この感情をどう表現すればうまく伝わるだろう」ということを考えています。その歌詞のインスピレーションの元は、ドラマだったり映画だったり、最近は本を読んで、そこからアイディアを得ようと努力はして、チャレンジしているところです。なかなか本を読み進めるのは大変ではあるのですが、チャレンジしています(笑)。

WOONHAK/BOYNEXTDOOR(C)モデルプレス
TAESAN:僕は、何かから強いインスピレーションを受けるということは特にありません。ただ、普段から本をよく読む方なので、想像力は豊かな方だと思います。こういう曲を書く、こういう歌詞が書きたいと思う時に、その核心となるもの、どんな言葉を使えばいいか、どういう表現がいいか、比較的浮かびやすい方なんです。なので最近は特に、歌詞を書く段階になってすごく悩むとか、なかなか思い浮かばないということはあまりなく、すらすら書ける方ですね。

JAEHYUN:僕は、あらかじめ「ここからインスピレーションを得よう」とは決めないようにしています。普段の何気ない対話や日常生活の中から、いろんなものを引っ張ってきて歌詞に反映させている感じです。例えば、誰かと話していて「あ、この単語が面白い」と思ったらそれを使ってみたり。日常の中の状況にできるだけ普段から集中するようにして、そこから拾ってくることはあります。

BOYNEXTDOORのこれからと夢

― 最初の作品は「初恋」がテーマでした。今後挑戦したいテーマが気になります。

LEEHAN:僕は何か1つテーマを定めるよりも、きっと色々な人が感じるであろう様々な感情を曲で表現し、またステージでどのように表現していくかを、これからの作品でより深く考えていきたいなと思います。

LEEHAN/BOYNEXTDOOR(C)モデルプレス
― これまでの楽曲スタイルとしてはイージーリスニングな楽曲がメインとなっていますが、これから挑戦したい音楽ジャンルはありますか?

RIWOO:僕たちの公演を見に来たすべての人が一緒に楽しめるような、そんな音楽がしたいですね。今までの楽曲は、皆さんと感情の共有ができるように、というところに集中して作ってきました。そういう楽曲ももちろん楽しんでいただけると思いますが、それにプラスしてコンサートで純粋に楽しめる、公演のための楽曲もやってみたいなと思います。

RIWOO/BOYNEXTDOOR(C)モデルプレス
― 最後に、BOYNEXTDOORの夢を教えてください。

JAEHYUN:ファンの方たち、そして大衆の皆さんが時間を経て振り返った時「あの時BOYNEXTDOORは僕たちの青春だった」、「私たちの青春のBGMだよね」と言ってもらえるような、そんな音楽を作っていきたいです。そして先輩たちが成し遂げてきたように、この世代を代表するようなアーティストになりたいなと思います。

― ありがとうございました。

BOYNEXTDOOR/(左から)WOONHAK、TAESAN、LEEHAN、RIWOO、SUNGHO、JAEHYUN(C)モデルプレス
デビューメディアショーケースの最後の挨拶で、RIWOOが「音楽で認められるグループになりたいです」と力強く意気込みを語った姿が印象に残っている。その言葉の通り、作詞作曲に参加するメンバーもちろん、公式YouTubeで公開されているレコーディング風景からは全メンバーが自分たちの音楽にこだわりと自負を持っていることが伝わってくる。

各自のソロインタビューからも伝わる通り、実際に6人に話を聞くと、10代の少年の話を聞いているとは思えないほど真剣で、成熟した回答が飛び出した。1人1人の話をじっくり聞くにはとても時間が足りないほど、全員の一言一言に重み、熱意が込められている。大型ボーイグループのデビューラッシュと言われる2023年、「青春のBGM」として刻まれるべく、世代を代表するグループを目指しスタートを切った彼らの歩みに目が離せない。

BOYNEXTDOOR

BOYNEXTDOOR/(上段左から)SUNGHO、TAESAN、JAEHYUN(下段左から)LEEHAN、RIWOO、WOONHAK(C)モデルプレス
HYBE傘下のKOZ ENTERTAINMENTより初のグループとして今年の5月30日にデビュー。グループ名には「同年代の人たちが共感できる日常のストーリーをありのまま音楽で表現し、親しみやすく、自然な魅力で人々の心に寄り添っていく」という意味が込められている。米国グラミー賞が発表した「2023年注目すべきボーイグループ」に選ばれ、「2023 K GLOBAL HEART DREAM AWARDS」では初新人賞を受賞。期待の新人アーティストとして熱い関心を受けている。

9月4日には、1st Single ‘WHO!’に収録された「But I Like You」、「One and Only」、「Serenade」の3曲に加え、新曲「Crying」、「But Sometimes」、「ABCDLOVE」の計6曲を収録した1st EP ‘WHY..’をリリース。オリコンのデイリーアルバムランキング(9月4日付)で1位を獲得した。(modelpress編集部)
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