齋藤飛鳥、乃木坂46時代から“夢”と“目標”を明確に分けている理由 今は「アイドルの頃にはやっていなかったことに興味」<マイホームヒーロー>
<齋藤飛鳥「マイホームヒーロー」インタビュー後編>
今年5月の卒業コンサートをもって乃木坂46の活動に終止符を打った、齋藤飛鳥(さいとう・あすか/25)。齋藤は10月期に“2作同時”ドラマ出演を果たすなど、卒業後も飛躍し続けている。アイドル時代から支えとなっている家族の存在や、これまでの経験から実感した「夢を叶える秘訣」などについて聞いた。
佐々木蔵之介主演「マイホームヒーロー」
俳優の佐々木蔵之介が主演を務める『マイホームヒーロー』(10月24日よりMBS24時59分~、TBS25時28分~ドラマイズムにてスタート/2024年3月映画公開)。原作は2017年から「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の同名漫画(原作:山川直輝、漫画:朝基まさし)。平凡なサラリーマンが、愛するひとり娘の<彼氏>を殺害し、その死体を隠蔽するという衝撃的な“ノンストップファミリーサスペンス”となっている。2023年4月にはテレビアニメ化され、ドラマ放送後の2024年3月8日には映画版の公開も決定している本作。実写版のキャストは主人公・鳥栖哲雄を演じる佐々木、鳥栖家の一人娘・鳥栖零花を演じる齋藤のほか、哲雄の妻で、良き理解者・鳥栖歌仙役に木村多江、哲雄を殺人犯と疑い執拗に追及する半グレ集団のリーダー格・間島恭一役に高橋恭平(なにわ男子)などのキャスト陣が揃っている。
齋藤飛鳥、撮影は「環境の変化が大きかった時期」
― 本作では新たな角度から“家族”というものを描いていますが、作品を通して家族について考えたことはありますか?齋藤:(撮影の時期は)私も乃木坂46を卒業するなど、自分の環境の変化が大きかった時期なので、不思議と家族のことを考える時間が増えていたんです。劇中には零花ちゃんが哲雄さんに誕生日プレゼントをあげるシーンがあるのですが、すごく手が込んでいたり、可愛らしい物がたくさんあったりしたので、私も親のそういった記念日は大きくアクションしたいなと思いました。
― 零花は父・哲雄へ反抗的な態度を取ってしまう場面がありますが、齋藤さんご自身は反抗期を経験しましたか?
齋藤:反抗期という反抗期はなかったと思います。でも、私は中学生で乃木坂46に加入して、ちょっと忙しくしていた時期もあったので、疲れた日は仕事が終わって家に帰る前に「今日は疲れているので、何も喋りません」という連絡をしていました。それは反抗期というよりは、気遣いだったと思います。高校生になってからは一人暮らしをしていたので、両親と離れて暮らしていました。
齋藤:母とはよく連絡を取っています。父は、こうした作品が決まったニュースが出たときなど、節目節目で「おめでとう」といった言葉を送ってくれますね。
― すごく優しいご両親なんですね。
齋藤:そうですね。優しいですし、どの親もそうかもしれないんですけど“親バカ”なので(笑)。娘のことは大好きですし、娘のやることは全部追っかけてくれています。父はあまりSNSなどはわからないようですが、母はわからないなりに兄に聞いて、私の写真やファンの方が作ってくれた動画まで全部チェックしてくれています。
齋藤飛鳥の夢を叶える秘訣
― 夢を追いかけているモデルプレス読者へ向けて、乃木坂46卒業後も飛躍し続けている齋藤さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。2020年にお聞きした際は「“諦めること”をポジティブに捉える」といったお話をしていました。齋藤:「夢と目標を分けて考えること」かなと思います。私もある人から聞いて影響を受けた考え方なのですが、夢や希望はすごくざっくりしていて良いというか。「目標は掲げた瞬間にその方向に歩いていかなきゃいけないけれど、夢はただ見るものだから何を抱いても良い」といった話を聞いたときに、たしかにその通りだなと感じたんです。
本当に叶えたいことややりたいことは「私はこれをやります」と目標として言いますが、夢はちょっとぼんやりしたものだと思うので、だからこそ何を掲げても良いと思います。2020年の私の回答にも通ずると思うんですけど、頭の片隅に「まぁ、叶わなくても良い。なんとかなるか」という気持ちを持っておくことも、私は大事にしています。
― 齋藤さんご自身も「夢」と「目標」は明確に分けて考えているのでしょうか?
齋藤:自然と分けていますね。昔から、乃木坂46にいた頃からやっていたと思うんですけど、どうしても果たしたいものは「目標」として掲げて、そこに向かって努力をしていましたが、「夢」は大きなものや、叶わないかもしれないなというものも掲げていました。明確に分けていたからこそ、夢が叶わなくて落ち込んだことはなかったと思います。なので、心のどこかに「叶うわけないか」という気持ちがあっても、それを「夢」と呼んでも別に良いんじゃないかなと、私は思っています。
― これまでの経験から実感したことないですね。最後に、今後挑戦してみたい役などがあれば教えてください!
齋藤:普段の私とは違う、アイドルの頃にはやっていなかったことに興味があります。ミステリアスなのか、闇があるのか、やんちゃなのか…そういった役もやってみたいです(笑)。今回の作品でいうと、「もし『窪(半グレ組織の中心核/※実写化では音尾琢真が演じる)』に娘がいたら、そういった役にも挑戦してみたいな」と思っていました。哲雄さんの娘とは、全く違う役になったんじゃないかなと思います。
― 今後も齋藤さんの新たな一面が見られることを楽しみしています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
齋藤飛鳥(さいとう・あすか)プロフィール
齋藤は1998年8月10日生まれ、東京都出身。身長は158cm。2011年「乃木坂46」のオーディションに合格し、第1期生最年少メンバーとしてグループに加入。2023年5月に東京ドームにて開催された「乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサート」をもって、乃木坂46の活動に終止符を打った。さらに、ドラマ『少女のみる夢』(2016年/テレビ朝日系)で本格的ドラマ初出演にして、初主演を果たすなど、幅広いジャンルで才能を発揮。2017年には乃木坂46出演の舞台『あさひなぐ』で主演を務めたほか、翌年には映画『あの頃、君を追いかけた』(2018年)でヒロインを演じた。そして、2023年10月期には『マイホームヒーロー』に加えて、フジテレビ系木曜劇場『いちばんすきな花』にも出演。卒業後も活躍の場を広げている。
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