北村匠海が語る「東リベ2」タケミチの強さ 相棒役・高杉真宙と自然に縮まった距離<「東京リベンジャーズ2」インタビュー連載Vol.6>
モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」で2023年5月のカバーモデルを務め、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(前編:-運命-、4月21日より公開中/後編:-決戦-、6月30日公開)に出演している俳優の北村匠海・吉沢亮・山田裕貴・眞栄田郷敦・永山絢斗・高杉真宙のソロインタビュー連載。
Vol.6には、高校時代へタイムリープする主人公“タケミチ”こと花垣武道役の北村匠海(25)が登場。
北村匠海主演「東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 -運命-/-決戦-」
原作は「週刊少年マガジン」で連載されたコミックス「東京卍リベンジャーズ」。2021年7月に劇場公開した映画『東京リベンジャーズ』は北村をはじめ、山田・吉沢・眞栄田らが集結したことでも大きな話題に。タケミチが仲間のため、そして自分の人生のために命を懸けてリベンジしていく“胸アツ”ストーリーが人気を呼び、最終興行収入45億円、観客動員数335万人を記録した。タケミチは27歳の冴えないフリーター。凶悪化した“東京卍會”に殺害されたヒナタ(今田美桜)を救うため、高校時代に何度もタイムリープを繰り返す。喧嘩は弱いが、いざとなると根性を見せる熱い男。
北村匠海、続編で感じた重圧
― 決起集会イベントでは「キリがないほどプレッシャーがかかった」ともおっしゃっていましたが、具体的にどのような点でプレッシャーを感じられていたのでしょうか?北村:やっぱり立ちはだかるのは1という作品です。僕は1の時から「2をやりたい」と話していましたが、「まず1を完成させよう」という意味ではものすごく走りきった感がありました。コロナ禍が少しずつ落ち着いてきて撮影ができるようになってきた中で、皆であの熱量を取り戻せるのか、また1より面白いと言ってもらわないとやった意味もないのかなと思っていたので、そういう重圧は感じていました。
― それをどのようなモチベーションで乗り越えていきましたか?
北村:乗り越えられたか乗り越えられていないかというのはまだわからなくて、多分作品が公開されて、観てくださった方がどういう反応をしてくれて…など全部終わった後に感じることだと思います。とりあえず今は完成して良かったなと思いますし、前後編観て面白いものができたと感じたので、 そういう達成感を感じている状況です。
― 演じていて、タケミチを羨ましいと感じたり「自分とは違うな」と思った部分を教えてください。
北村:基本的には演じる役はどれも全然自分ではないのですが、タケミチのあの楽観性はすごいなと思います。でも今回は正直そんなにそういうシーンはなくて、重いシーンが多かったです。ただやっぱり気持ちの面で後ろに下がることがない。それがタケミチの強さだなと思いました。生きていると迷うこともあるし、後ろに行きたくなることもあるけど、タケミチはそうじゃないので、それは羨ましいなと思います。
北村匠海「東リベ」1&2の違い語る
― 今回はタケミチだけでなく結成メンバーのストーリーも重要な要素となります。タケミチはその過去を後から知る立場ということで、役作りではどのようなことを意識されましたか?北村:タケミチのスタンスとしては1と変わらないです。でも1は徐々に状況が良くなっていくストーリーでしたが、今回はそうとも限らない。なのでその状況に打ちのめされて涙するシーンは1よりもすごく多かったです。
― タケミチがいない過去編を観た時はどのような印象を抱かれましたか?
北村:良いシーンでした。東卍の過去も、後編での千冬と場地の過去も、僕はすごく好きでした。「のびのびやっていて羨ましいな」「芝居楽しそうだな」と思っていました(笑)。
― 確かに、唯一と言ってもいいほど2の中でわちゃわちゃしている場面ですよね(笑)。
北村:はい。1で言う溝高メンバーとタケミチのシーンみたいな感じだったので、羨ましいなと思いました。
“千冬”高杉真宙との距離は「自然に近づいていった」
― 千冬とは相棒になっていく関係性ですが、限られた上映時間の中でタケミチと千冬の距離が近づいていくのを描くために、どのような部分を意識されましたか?北村:僕だけの意識では変わらないので、そこはもう芝居のやりとりになりますが、自然とそうなりました。それは僕が何をしたという話ではなく、ただ千冬(高杉)とはそういう芝居やアクションの話をしていたかなと思います。共演経験もありますし、距離感はそもそもそんな遠くなかったのですが、色々なシーンをともにしていく上で自然に近づいていった感じです。
北村匠海の夢を叶える秘訣
― 東卍メンバーはお互い“命を張ってでも守る存在”ですが、北村さんが“絶対に守りたいもの”を教えてください。北村:この役者人生で出会った仲間たちです。
― この世界以外で出会う友達とはまた違った感覚があるのでしょうか?
北村:違いますね。というか、僕はもうここ以外で出会う友達が少ないです。僕は8歳からこの世界にいるので、圧倒的にこの世界にいる時間の方が長いのもあって、友達となるとこの世界の人たちになってくる。だから仕事で出会う仲間はとっても大事にしたいです。特に同世代との繋がりは本当に大事にしたいと思っています。
― 最後にモデルプレス恒例の“夢を叶える秘訣”をお伺いしたいです。
北村:夢はいくつあってもいいんです。僕は星みたいなものだと思っていて、空気が悪いと見えなかったり、でも澄んでいる山とかに行くと普通にあったり。自分を信じたり愛したりする材料としても、夢ってすごく大事な調味料だと思います。
夢を叶えるために必要なものは、まず自分を愛してあげることだと思うんです。自分を好きになってあげること。これは難しいんですよ。
ただ、愛してあげる1つの材料として、夢があったり、明日があったり、 願いや希望があると思うから、何かを捨ててもいいし、捨てずにいっぱい持ち続けてもいいし、その日ごとに変わるものなのかな。ただ、とにかく自分を愛してあげることが夢を叶えるために必要になってくると思います。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
北村匠海(きたむら・たくみ)プロフィール
1997年11月3日生まれ、東京都出身。『君の膵臓をたべたい』(17)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほか、『さくら』(20)、『明け方の若者たち』(21)、『とんび』(22)など数々の話題作に出演し、2023年Netflixにて全世界同時配信予定の実写ドラマ「幽☆遊☆白書」への主演も決定している。もっと詳しくみる
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