フジ三上真奈アナ、辛かった数年間を乗り越えられた理由「ノンストップ!」MCの5年で救われた経験とは<モデルプレスインタビュー>
2023.06.01 17:00
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「フジテレビ」と「モデルプレス」がコラボレーションするアナウンサー連載「“素”っぴんランキング」。同じ場所で働く・協力し合う仲間だからこそ知る“素”の一面を、多彩なランキングテーマによって引き出していく同連載。Vol.3のテーマは「私服がオシャレなアナウンサー」。
フジテレビアナウンサー50人以上への取材から1位に輝いたのは、三上真奈(みかみ・まな/34)アナ。インタビューでは、私服に関する質問から「ノンストップ!」について、悲しみを乗り越えた方法までたっぷりと答えてもらった。
フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんランキング」
テレビには映らないフジアナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」、第2弾「“素”っぴんトーク」に続く第3弾「“素”っぴんランキング」では、フジアナ50人以上に取材し、その結果をもとにしたランキングを発表する。第3回のテーマ「私服がオシャレなアナウンサー」1位の三上アナは、2013年に入社。2018年から「ノンストップ!」MCを務めている。
三上真奈アナが選ぶ“私服がオシャレなアナウンサー”は?
― 改めて“私服がオシャレなアナウンサー”1位おめでとうございます!選ばれたお気持ちはいかがですか?三上:「大変恐縮です、すみません」という気持ちが大きいです。それから今後のハードルがめちゃくちゃ上がりますよね(笑)。多分、衣装のイメージとギャップがあるアナウンサーという意味での1位だったのかなと思います。私服の時に知っている人と会社内で会っても、大体私だと気付かれないんです。衣装だとワンピースなどが多いのですが、普段はすごくカジュアルでイメージが全然違うみたいなので、そういう意味で選んでくれたのかなと思っています。
― 2位の杉原千尋アナとは、一緒にショッピングに行くこともあるそうですね。
三上:はい!杉原はすごくお洋服が好きなんです。それに加えて人懐っこい性格もあって「一緒に買い物行きましょう」と言ってくれたりして。「ここの(洋服が)いいよ」と情報共有したり、「最近なんか買った?」みたいな会話をしたりしています。
― 中村光宏アナからは「オシャレは良く分かりませんが、一度三上アナの服にワインをこぼしてしまったことがあり、クリーニング代について生田(竜聖)アナに相談したところ『三上アナの服は全部高額なのでワインをこぼしたのはシャレにならない』と本気で怒られました」というコメントが届いています(笑)。
三上:そんなこともありましたね(笑)。ですが私服を買う時にザバザバ洗えるものやシワになりにくいものを選ぶようになってきていて。この時はミツさん(中村)の自宅にお伺いしたのですが、お子さんがお二人いるので、汚れても洗えるものを着ていったんです。そうしたら、まさかのお子さんではなくてお父さんに汚されてしまうという事件が起きました(笑)。全然高額なものでもなんでもなかったのですが、そういう面白い出来事がありました。
― そんなことがあったんですね(笑)!そして三上アナが投票していたのは椿原慶子アナでした。
三上:本当にめちゃくちゃオシャレなんです!モードもカジュアルも、何を着ても抜群に似合います。ショートカットやボブもお似合いで、髪の短い人はオシャレなイメージで憧れがあります(笑)。今は休職されているんですが、アナウンス室のオシャレ番長です。今は不在ということで今回は私が代わりに…(笑)。
三上真奈アナ、コーディネートで意識していること
― 私服を選ぶ時に意識していることを教えてください。三上:買う時は直感とワクワク感を大切にしています。年相応なお洋服を着た方がいいかなと思ったりすることもあるのですが(笑)、「これから生きる人生の中で今が1番若い」という言葉を聞いて、そこから好きな洋服を買ったり着たりしたいなと思い、今はそういう風に考えています。
― 素敵な考えですね。斬新なデザインのものも取り入れられていますが、買う時に自分の持っている服と合わせられるかというのも考えますか?
三上:それよく失敗します(笑)!ときめきを大切にしているので、「可愛い!」と思って買って、「うわ、合わせるものない…」ということがしょっちゅうあります(笑)。結果それに合わせる服をまた買う…みたいなことになってしまっています。ですが年々大人になって、「欲しい」と思ってすぐ買うのではなく、「1回家に帰って考えよう」と寝かせる技を覚えました(笑)。なので以前よりはちょっと成長したかなと思います。
― では、「こういうアイテムが欲しい」とある程度定めて探しに行くことはあまりないのでしょうか?
三上:ほとんどないです。大体「買い物するぞ!」と思って行くと出会わなくて、ふらふら~と買う気もなく行った時の方が出会ったりします。
― ネット通販などは使わないですか?
三上:お店で見て、1回寝かせて、それからネットで買ったりします(笑)。なので結果的にネットで買うことも多いです。
― コーディネートを組む時に意識していることはありますか?
三上:例えば、服の柄に赤が入っていたら赤い靴や赤いバッグを合わせたり、オーバーサイズだったら髪型をタイトな感じにしたり、ブルーベースだったらピンクっぽいリップを選んだりなど、小物やヘアメイクで全体的な統一感を出すことはちょっとだけ意識しています。
― 「ノンストップ!」もカラフルな衣装が多いですよね。
三上:そうですね。スタジオが白バックなので明るめの衣装を選ぶようにしています。
― 毎回スタジオセットも込みで衣装を決めていらっしゃるんですか!?
三上:いやいや…(笑)!でも「ノンストップ!」の仕事が主なので、スタジオのイメージはしています。
三上真奈「ノンストップ!」MCを続けて5年…今感じるやりがい
― 三上アナの前回のインタビューは5年前で、ちょうど「ノンストップ!」のMCを始められたばかりの頃でした。そこから5年経ち、現在はいかがですか?三上:当たり前ですが、丸5年続けてやっと慣れました(笑)。そして毎日毎日楽しいです。
― やりがいを感じられるのはどのような時ですか?
三上:大枠の進行は決まっていますが、生放送かつ設楽(統)さんを始め芸人の方々が多い番組なので、どう展開していくのかがわからないところが、やりがい・楽しさの一つだなと思います。
― 想像にない展開になることも?
三上:そうですね。それがやっぱり生放送ならではという感じで楽しいです。それから第一線でご活躍されている設楽さんの背中を隣で見られるというのもやりがいですね。
― アナウンサーの先輩ではなく設楽さんだからこそ学んだことというのもありますか?
三上:いっぱいあります。設楽さんは背中で見せてくれるタイプなんです。この5年間で「こうした方がいいよ」みたいな直接的なアドバイスはなかったと思うのですが、やっぱりかっこいい。優しさとかっこよさのハイブリッドという感じの方なので、そのお気遣いや優しさがすごく勉強になります。
またアナウンサーだと尺に追われて、最後の方は尺のことばっかり考えてしまったり、進行のことばっかり考えてしまったりすることがあるのですが、設楽さんはすごく視野が広くて達観されているので、そういう時にも助けてもらっています。何か変なことを言ってもフォローしてくださって、つまらないことを言っても面白くしてくださって「どうなっても大丈夫」と思っています。
三上真奈アナの悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスには今壁にぶつかってる読者の方もたくさんいます。そんな方々に向けて三上アナが入社後に“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。三上:前回も話しましたが、入社から何年かは本当に出来の悪いアナウンサーで、 原稿も読みも下手、滑舌も悪い、インタビューも上手じゃない…と何をやっても壁にぶち当たって迷惑ばかり掛けていて、スタッフの期待に応えられないことがすごく辛かったです。ですが、そういう壁を1人で乗り越えられたことなんて一度もなくて、本当に周りの人に助けてもらって乗り越えられたので、人に恵まれたアナウンサー人生だなと思っています。
― 悩んだ時は周りに相談できるタイプですか?
三上:はい。若い頃に先輩に相談して、優しい言葉をかけてもらいました。一緒に悩んでくれて、乗り越えた時は喜んでくれて。辛い時は一緒に泣いてくれる先輩もいましたし、1人じゃ乗り越えられなかったなと思います。
― よく相談する先輩は誰ですか?
三上:今は後輩の相談に乗る方が多くなりましたが、入社当時は加藤綾子さんと三田友梨佳さんにすごく助けてもらいました。また「めざましテレビ」のエンタメ担当をやっていたので、軽部(真一)さんにも本当にお世話になって。温かく見守ってもらって、粘り強く指導してもらって、いっぱい笑わせてもらって、感謝しかないです。
― 今は三上アナが後輩にとってその立場になっているということですよね。
三上:全然なれていないです(笑)。でも先輩に色々とたくさん力になってもらったので、その分今度は少しでも後輩の力になれたらなと思っているのですが、できているかわからないです(笑)。
三上真奈アナの夢を叶える秘訣
― モデルプレス恒例の“夢を叶える秘訣”もお伺いしたいです。ちなみに5年前には「前向きでいることとブレないこと」とおっしゃっていました。三上:うわ~!やかましいですね(笑)!
― (笑)。そこから5年経ってさらに色々な経験をされてきたと思います。もちろん「変わらない」でもいいですし、「これも大事だな」と思ったことがあれば教えてください。
三上:基本は変わらないです。それから今を楽しむこともすごく大事だなと思います。やっぱり楽しんでいる人ってキラキラしているじゃないですか。就職活動や仕事は楽しいことばかりではなく大変なこともあると思いますが、それでも「何か楽しもう」と考えて楽しめている人は、どんなことも前向きに捉えられますし、輝いています。なのでそういったことが夢を叶える秘訣に繋がっていくんじゃないかなと思います。
― 実際は落ち込んでいる時でも、次の日には仕事に行かなければいけないという状況もありますよね。そういう時はどのように切り替えていますか?
三上:これは文字にするとちょっとネガティブに見えてしまうかもしれないのですが、落ち込んでいる時って自意識過剰になりすぎちゃっているなと思うことがあって。なので、「誰も私のことなんて気にしていない」と思うようにしています(笑)。「あの発言大丈夫だったかな…」などと思ってしまいますが、「いや、自意識過剰だ。誰も私のことなんて見ていないし気にしていない」と思って寝ます(笑)。ポジティブになる方法なのに、文字にするとネガティブっぽくなってしまいますが…(笑)。
― それでも結果的にポジティブに切り替えられるということなんですね!貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
三上真奈(みかみ・まな)プロフィール
生年月日:1989年4月7日出身地:東京都
出身校:早稲田大学商学部
入社年:2013年
担当番組:ノンストップ!、魔女に言われたい夜(ナレーション)
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