永山絢斗「他の人に譲った方がいい枠なんじゃないか」場地役に挑むまでの葛藤と芝居に込めた愛<「東京リベンジャーズ2」インタビュー連載Vol.2>
モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」で2023年5月のカバーモデルを務め、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(前編:-運命-、4月21日より公開中/後編:-決戦-、6月30日公開)に出演している俳優の北村匠海・吉沢亮・山田裕貴・眞栄田郷敦・永山絢斗・高杉真宙のソロインタビュー連載。
Vol.2には、“東京卍會”結成メンバーで壱番隊隊長・場地圭介役の永山絢斗(34)が登場。
北村匠海主演「東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 -運命-/-決戦-」
原作は「週刊少年マガジン」で連載されたコミックス「東京卍リベンジャーズ」。2021年7月に劇場公開した映画『東京リベンジャーズ』は、花垣武道(タケミチ)を演じる北村をはじめ、山田・吉沢・眞栄田らが集結したことでも大きな話題に。タケミチが仲間のため、そして自分の人生のために命を懸けてリベンジしていく“胸アツ”ストーリーが人気を呼び、最終興行収入45億円、観客動員数335万人を記録した。永山は続編発表時からネット上でキャスト予想が盛り上がった人気キャラクター・場地役。羽宮一虎(村上虹郎)と起こした“ある事件”により運命が変わってしまう、「血のハロウィン編」のキーマンだ。
永山絢斗「最後の青春だと思って」場地役に挑んだ理由
― 続編決定時から場地のキャスト予想はかなり大きな話題になっていましたが、オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?永山:実はそれまで僕は原作も読んでいませんでしたし、前作も観ていなかったのですが、名前はもちろん耳に入っていました。ヤンキー映画は僕も20代でやったことがあったのですが、30を過ぎてやっていいものなのか、他の人に譲った方がいい枠なんじゃないかというのは正直すごく思っていて。
でもお話をいただいてから前作をまず観て、本当に悪いところが見つからないような作品だったんです。自分より下の世代の日本を引っ張っているスターの方が勢揃いしていて名前の並びだけでも観たくなりますが、観てみたら単純に感動しましたし、すごく面白い映画だなと思いました。
そこから今度は脚本を読みました。この作品は甥っ子が読んでいたので、それも含めて自分が演じられるのかちょっと怖かったところもあったのですが、実際に読んでみたらすごく重要な役であることがわかって。少しプレッシャーも感じましたが、こういった大きい規模で、お客さんもたくさん入るであろう映画に参加できるのはなかなかないことですし、めったに共演することのない方々ばかりだなと思ったので、「最後の青春だと思って頑張るか」と思って臨みました。
でも始まってみたら僕が1番喧嘩のシーンが多いという…(笑)。ぜえぜえ言いながら撮影した、すごい3ヶ月間でした。
永山絢斗から見た“場地圭介”
― プレッシャーもあったとのことですが、それをどう乗り越えていったのでしょうか?永山:あまり規模の大きさを考えないようにしていたくらいです。単純に場地というキャラクターを愛して、どう血を通わせるかということを意識して過ごしていました。
― 永山さんから見た場地はどのような人物ですか?
永山:結末がわかっている分すごく切ないところはありますが、仲間思いで、色々辛いことを知っている分、人に優しくできたんだろうなと思います。原作では中学生ですが、若いのにプライドのあるかっこいい男だなと感じました。
「東リベ2」キャストがぶつかった壁
― 撮影中にキャストの方と話し合ったことはありますか?永山:準備にすごく時間がかかる現場でもあったので、役について深く話し合うことはあまりしなかったかもしれないです。でも前作から続投されている方々も「今回は本が難しかった」「1の時はそのままストレートな本だったからその通りにやればよかったけど、今回はどう芝居したらいいのかわからない部分があって大変」と言っていました。
撮影の合間は和気あいあいというよりはそれぞれが普段通りのテンションで過ごされていて、撮影が始まると皆そのキャラクターになる。不思議な感覚でした。
東卍結成メンバーへの“愛”、マイキーが例外だった理由
― 場地は多くを語るタイプではないと思いますが、セリフ以外の部分でどのように感情を表現されましたか?永山:後半はネタバラシというか、それまでの流れを回収していく場面が多くありますが、東卍結成メンバーの2年前の回想シーンで、決別する前の彼等がいかに仲良いか、はしゃげるかというところが重要だと思っていました。無理にキャーキャーやっていても本当に仲が良いのかわからないですし、目が合う・合わないみたいなことも気にしないように自然な形でやろうと思ったのですが、やっぱり1人1人にちゃんと接点が欲しかったんです。
また最初に登場するシーンで三ツ谷(眞栄田)に止められて「放せや、三ツ谷。殺すぞ」というセリフがあって、場地は啖呵を切って出て行っちゃうのですが、実はあのセリフが自分の中では1番キーだなと思っています。三ツ谷は特攻服も作ってくれたキャラクターですし、セリフや顔には出さないように、裏腹ではありながらも場地の愛を乗っけられたらいいなと思ってあのシーンを演じました。三ツ谷だけではなく、ドラケンもパーちんも一虎も、喫茶店のシーンや皆でバイクで走っているシーンなど、それぞれ意識した場面があります。
だからこそ逆にマイキーはあまり意識しなかったです。助けてもらう側というのもありますし、幼馴染という関係性だったので、マイキーだけはちょっと違いました。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
永山絢斗(ながやま・けんと)プロフィール
1989年3月7日生まれ、東京都出身。2010年公開の初主演映画『ソフトボーイ』で、第34回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に『ふがいない僕は空を見た』(12)、『みなさん、さようなら』(13)、『藁の楯 わらのたて』(13)、『アンフェア the end』(15)、『エルネスト』(17)、『泣き虫しょったんの奇跡』(18)、『冬薔薇(ふゆそうび)』(22)、『峠 最後のサムライ』(22)、『LOVE LIFE』(22)などがある。もっと詳しくみる
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