宮沢氷魚、オーディション“30回落ち”の過去「心もかなり折れかけていた」夢を諦めなかった理由とは<「パラサイト」インタビュー>
<宮沢氷魚・舞台「パラサイト」(6月5日~上演)インタビュー後編>
数々の話題作に出演し、破竹の快進撃を続ける俳優・宮沢氷魚(みやざわ・ひお/29)にインタビューを実施。悲しみを乗り越えた方法を問うと、意外な過去を語ってくれた。
宮沢氷魚が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、宮沢さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。宮沢:僕は「MEN'S NON-NO」という雑誌のオーディションで、初めてオーディションに合格して本格的に仕事ができるようになったのですが、それまでは事務所に入っていても30個くらい連続で落ちてしまって、何も決まらない時期がありました。芸能界に入ればすぐに仕事が決まって、いい作品や撮影に参加できると思っていたら、全くそんなことはなくてショックでしたし、心もかなり折れかけていました。
ですが、30個以上落ちた先に「MEN'S NON-NO」があって、それが受かったから今の自分がいます。30個落ちたことは今となってはよかったと思うし、その間で何か決まっていたら「MEN'S NON-NO」が落ちていたり、途中で僕のキャリアが終わっていたりしたかもしれない。
いつかどこかで来る、報われるタイミングやチャンスを掴めるかどうか。タイミングや運は実力の内だと思うし、頑張っていれば必ずチャンスは来るので、それをしっかりと掴んでいただきたいです。
― 30個落ち続けていた中で、途中で諦めなかった理由は何ですか?
宮沢:僕は結構負けず嫌いなので、もちろん落ちた時はショックで悔しくて悲しいですけど、「なんで落ちたんだろう、おかしいな、次は絶対受かる!」と、落ちた理由を自分の中で整理して、細かい軌道修正をして改善策を立てた結果、受かったのだと思います。
― 「負けず嫌いな性格」と「分析する力」が今につながっているのかもしれないですね。支えてくれた人はいましたか?
宮沢:当時は悔しいことを誰にも言ってなかったので、支えてもらったということは正直ありません。ですが、同じ事務所の先輩方の現場に何度か行かせてもらって、現場での振る舞い方やポージングなど学んだことはたくさんあるので、そういう意味では先輩方に支えられていました。
宮沢氷魚の“夢を叶える秘訣”
― この春同誌の専属モデルを卒業して若手実力派俳優として目覚ましい活躍をしている宮沢さんの夢を叶える秘訣を教えてください。宮沢:「夢を持てる」ということ自体がすごいことで、夢のためには多少辛くても頑張れる。だから、確かに全ての夢が叶うわけではないですが、その叶えたいという願いや時間というのは無駄じゃないと絶対に思うので、もし叶わなかったとしても後悔がないような行動をして過ごしてほしいです。何かを追いかける時間というのはすごく幸せだし、自分の中でも驚くくらいのエネルギーが湧いてくるものなんです。
― 宮沢さんもそういった経験があったのですか?
宮沢:元々役者になりたい夢があったので、そのために自分で行動して、事務所に入って、オーディションに受かって…自分から動いた結果、叶ったというところがあります。ですがいつか海外で仕事がしたいという新しい夢ができたので、それを追いかけている最中です。まだ実現途中ですが、この夢をこの追いかけている時間と夢のことを考える時間というのはとても楽しいので、すごく充実した日々を送っています。
― 今後は、海外での活動も視野に入れているのでしょうか?
宮沢:そうですね。いつかできたらいいなって思っています!
― 貴重なお話ありがとうございました!
(modelpress編集部)
舞台「パラサイト」
社会問題化している「格差社会」というテーマを描きながらも、所々に散りばめられた緻密な「伏線」や「テーマ性」が話題を呼び、“ジャンルを超えた傑作”として世界の映画賞を席巻した映画「パラサイト 半地下の家族」。日本版「パラサイト」では90年代の関西を舞台に、舞台ならではの衝撃のラストをお届けする。物語の中心となる、裕福な家庭に次第に寄生していく金田一家のキャストには古田新太、宮沢、伊藤沙莉、江口のりこが肩を並べ、台本・演出は脚本・演出家の鄭義信が担当する。
宮沢は、文平(古田)の息子で、身分を偽造し高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める純平を演じる。(modelpress編集部)
宮沢氷魚(みやざわ・ひお)プロフィール
生年月日:1994年4月24日/出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州/身長 184cm2015年、第30回「MEN'S NON-NO」専属モデルオーディションでグランプリを受賞しモデルデビュー。2017年、TBS系ドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビュー以後、数々の話題作に出演。2020年公開の初主演映画「his」では、第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞など多数受賞し、2022年前期NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」レギュラー出演で知名度を獲得した。近年の活躍もめざましく、2023年は初写真集「Next Journey」を出版、WOWOWドラマ「ドラフトキング」や映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」などに出演したほか、映画「エゴイスト」ではアジア全域版アカデミー賞「第16回アジア・フィルム・アワード」(AFA)“助演男優賞”を受賞。主演映画「はざまに生きる、春」(5月26日公開)が待機している。
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