モデルプレスのインタビューに応じた高杉真宙(C)モデルプレス

高杉真宙が永山絢斗に抱いた安心感「場地さん、カッケーだろ?」をまっすぐ言えた理由<「東京リベンジャーズ2」インタビュー連載Vol.1>

2023.05.15 18:00

モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」で2023年5月のカバーモデルを務め、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(前編:-運命-、4月21日より公開中/後編:-決戦-、6月30日公開)に出演している俳優の北村匠海・吉沢亮・山田裕貴・眞栄田郷敦・永山絢斗・高杉真宙のソロインタビュー連載。

Vol.1には、“東京卍會”壱番隊副隊長・松野千冬役の高杉真宙(26)が登場。

  

北村匠海主演「東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 -運命-/-決戦-」

「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」(C)和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
原作は「週刊少年マガジン」で連載されたコミックス「東京卍リベンジャーズ」。2021年7月に劇場公開した映画『東京リベンジャーズ』は、花垣武道(タケミチ)を演じる北村をはじめ、山田・吉沢・眞栄田らが集結したことでも大きな話題に。タケミチが仲間のため、そして自分の人生のために命を懸けてリベンジしていく“胸アツ”ストーリーが人気を呼び、最終興行収入45億円、観客動員数335万人を記録した。

高杉は続編発表時からネット上でキャスト予想が盛り上がった人気キャラクター・千冬役。場地圭介(永山絢斗)へ強い憧れを抱き、新たな相棒・タケミチと“芭流覇羅”に寝返った場地を奪還しようとする。

高杉真宙が実感した千冬の人気ぶり

高杉真宙(C)和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
― 続編決定時から千冬のキャスト予想はかなり大きな話題になっていましたが、オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

高杉:1作目のキャスト発表を見た時に「出たかったな」と思ったのを覚えていたので、今回2で松野千冬をやらせていただけると聞いた時は嬉しかったです。ただそれを知った周りの人たちから「千冬は人気のキャラクターだよ」と言われることが本当に多くて。原作は読んでいたのですが、改めてキャラクター人気というものがすごくあるんだなと思いました。登場人物それぞれにファンの方の好きな想いがあると思いますが、千冬もそう言ってもらえるキャラクターなんだなと知って、やっぱり緊張感はありました。

― そのプレッシャーはどう乗り越えられていったのでしょうか?

高杉:周りから言われすぎて、逆に冷静になっていきました(笑)。本当にめちゃくちゃ色々な方から言われたので、勝手に落ち着いていったというか。緊張する分、僕自身は台本に沿って楽しく千冬を演じられたらいいなと思ってやっていました。

高杉真宙(C)モデルプレス
― 原作も読まれていたとのことですが、高杉さんから見た千冬はどういう人物ですか?

高杉:すごく男気があって、(恰好を)決めようと思っていないけど決められる子。セリフもタイミングもそうですが、バカだけど助けをくれる子というイメージがあります。

― そういう部分を役作りでも意識されたんですか?

高杉:そうですね。監督からはずっと「1カット1カット、セリフを言う度に決まっている感じで」という指示を受けていました。それは結構意識して演じていた気がします。

高杉真宙、“場地”永山絢斗へ抱いた安心感

北村匠海、永山絢斗、村上虹郎ら(C)和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
― 千冬同様に今回から登場する場地を演じる永山絢斗さん、一虎を演じる村上虹郎さんを初めて現場で見た時はどのような印象でしたか?

高杉:本当にマンガと遜色なく、場地と一虎がちゃんと生きている人間として成立してそこにいると思いました。ビジュアルだけでなく気持ちや行動的な部分もすごく重要で、僕もその意識を持っていましたが、皆さんそれぞれが本当にかっこよく、その場に役としていらっしゃる印象がありました。

― 千冬と場地の強固な絆も描かれていますが、永山さんとはどのようなお話をされましたか?

高杉:最初の方は何気ない話をたくさんした気がします。今回初めて共演させていただいたので色々とお話させていただいたのですが、緊張することはあまりなかったです。永山さん自身がとても男気があってお茶目な部分もある人だったので、安心感がすごかったです。

― 男気があってお茶目…場地とも通ずる部分があるように感じます。

高杉:そうなんです!「場地さん、カッケーだろ?」というセリフがあるんですけど、そのセリフを何も考えずに言わせてくれるというか。永山さん自身がかっこよかったからこそ、千冬の場地さんに対する気持ちをそこまで深く考えずにまっすぐ演じられました。

永山絢斗(C)和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
北村匠海、高杉真宙(C)和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
― 初めて場地である永山さんと対面したのはいつだったんでしょうか?

高杉:北村くんと3人で本読みをして、その時に初めてお会いしました。

― 1から出演していたメンバーはどのように迎え入れてくれましたか?

高杉:僕は全然違和感なく入っていけた気がします。キャストもスタッフさんも知っている方が多かったですし、監督も何度かご一緒させていただいているので、気兼ねなくというか、安心して現場に入れました。でも千冬だからこその緊張はあったと思います。

高杉真宙の夢を叶える秘訣

高杉真宙(C)モデルプレス
― 東卍メンバーはお互い“命を張ってでも守る存在”ですが、高杉さんが“絶対に守りたいもの”はありますか?

高杉:自由時間ですね!自分の時間を確保することにすごく命を懸けている気がします(笑)。本当に部屋にいることが好きなので、どうやったら長い時間部屋にいられるか試行錯誤しながら生きています(笑)。

― 今夢を追いかけている読者へ向けて、高杉さんの“夢を叶える秘訣”を教えてください。

高杉:向き合うことじゃないでしょうか。それからどうやったら夢が現実的になるのかを逆算していくこと。どの職業でも、学生のテスト勉強とかでも多分そうだと思うんですが、効率が良いことって絶対に重要だと思うんです。時間はやっぱり限られているので、そこまでに仕上げるためにはどう準備したら足りるか、24時間の中で何を削っていくか、自分の時間の中でどうやってその時間を割いていくか、逆算して考えて、努力していくことが重要だと思います。

自由時間を作りたくても上手くいかないこともあると思うので、そういうこととも向き合っていかないといけないし、最終的に起きたことに対する向き合い方も重要なのかなと感じています。

高杉真宙(C)モデルプレス
― 最後に映画を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

高杉:この作品自体を好きな方がすごく多いので、1作目から数年経って2作目が出来上がって、楽しみにされている方も多いと思います。そんな作品を僕らが映画として演じられて、実際に出来上がったものを観て、皆も僕も素敵な作品が出来上がったと感じています。作品というのはたくさんの方に観ていただかないと意味がないと僕は思っているのですが、多くの方に楽しんでいただけるようなエンターテインメント作品になりました。本当に爽快感があり、熱く、「明日も頑張ろう」と思えるものになっているので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。

― 貴重なお話をありがとうございました。

(modelpress編集部)

高杉真宙(C)モデルプレス

高杉真宙(たかすぎ・まひろ)プロフィール

高杉真宙(C)モデルプレス
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。映画『ぼんとリンちゃん』(14)でヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞、『散歩する侵略者』(17)では毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞受賞。主な映画出演作に『十二人の死にたい子どもたち』(19)、『前田建設ファンタジー営業部』(20)、『糸』(20)、『異動辞令は音楽隊!』(22)、主演作『いつか、いつも……いつまでも。』(22)、『ナニワ金融道』シリーズ(22)など。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(22~23)でも注目を浴び、現在フジテレビ系水曜ドラマ『わたしのお嫁くん』(毎週水曜よる10時~)にも出演中。

モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」2023年5月表紙/(左上から時計回りに)高杉真宙、眞栄田郷敦、永山絢斗、吉沢亮、北村匠海、山田裕貴(C)モデルプレス

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