生田絵梨花に2022年を総括してもらった結果、数々の金言が飛び出した<モデルプレスインタビュー>
【生田絵梨花・映画「Dr.コトー診療所」(12月16日公開/主演:吉岡秀隆 監督:中江功)モデルプレスインタビュー】
昨年末に乃木坂46を卒業し、今年から新たなスタートを切った生田絵梨花さん(25)。「ロミオ&ジュリエット」「レ・ミゼラブル」など、数々の名作ミュージカルに出演し、アイドル時代から類まれな才能の片鱗を見せていたのは多くの人が知るところ。
今年は映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」やドラマ「オールドルーキー」、「PICU 小児集中治療室」でも確かな演技力で存在感を発揮。活躍の幅が広がった彼女に今年を振り返ってもらうと、「決めつけない方がいい」「何周もしたい」…数々の金言を聞くことができました。
生田絵梨花「決めつけない方がいい」2022年を総括
― 今年あらゆるフィールドで生田さんを見ました。手応えはいかがでしょうか?生田:正直、こんなにいろんなことを経験できるとは思っていなかったので、本当になんだろうな、たくさん挑戦させてもらって充実した日々を送ることができました。
― 年明けに今後の展望についてお聞きした際、「いろんなことにチャレンジしていきたい。自分にどんなことができるのか、自分はなにが好きと思えるのか、今年はそれを知るための1年にしたい」とおっしゃっていました。
生田:私、カッコいいですね(笑)。
― はい(笑)。とてもカッコよくて、しかも今年1年の活躍を見ていたら、行動がともなっていてなおさら。新たに気づくことも多かったのでは?
生田:自分の時間ができたので、忙しいだけではない自分もたくさん知りました。それをみんなが好きと言ってくれるかどうかの不安はずっとありますが(苦笑い)。ただそういうダラダラしちゃったな、というのも含めて、人間らしい自分をたくさん知ることができました。
― 生田さんのこれからに活きそうですか?
生田:はい。こうじゃないといけない、みたいな感覚をもともと持ってしまっていて、それがだいぶ緩んだので。これまでは自分で決めつけてしまって、違う発見の可能性を自らなくしていたんだと思います。
― 自分では良くないと思っても、他の人はそれが良いと言うことって、意外とよくありますよね。
生田:そうなんです。大きく変わりました!とは、まだ1年しか経っていないので言えないなと思いつつ、その兆しが見えただけでも、今年はとても良い1年でした。
―グループ時代があって今の生田さんが形作られたのは間違いないですが、大人数での活動はやはりどこか役割みたいなものができてしまうのかなと。
生田:そうですね、私はどちらかというと元気で笑顔のイメージ。写真も歯を出した写真が選ばれるみたいな(笑)。
― (笑)。
生田:仕事も私は舞台担当のイメージを持っている方が多いんじゃないかな。卒業して一人になって、メンバー全員でやっていたものを、今は全部一人でやれる。選択肢は広がったと思います。
― モデルの仕事も増えましたね。
生田:やってみたらすごく楽しくて、洋服が好きになったし、普段からおしゃれもしたくなりました。モデルをすることによって表情のボキャブラリーも増えました。
― そういう実体験もあって「決めつけない方がいい」と。
生田:はい、発見が積み重なっていくのが楽しくて嬉しくて。いろんな可能性に対してアプローチできたので、すごく幸せな1年だったなと思います。
生田絵梨花「何周もしたい」素敵な先輩たちから感じたこと
― これまで“目標を決めたら一直線”のタイプだった生田さん。同じく年明けのインタビューでは「提示されたこと以上に、自分でも可能性を探りたい」という想いから「たくさん寄り道をしたい。一見無駄に思えるかもしれない出来事もいつか繋がるかもしれない。点をいっぱい作っておいて、あとから線を結ぶ。しばらくはそういうスタンスでいきたい」と話していて。生田:またもカッコいいこと言ってますね(笑)。
― (笑)。1年を経てどうですか?
生田:今のところは一直線じゃなくていいと思いました。
― 先ほどのお話とも繋がりますね。
生田:はい、でもまだ点をつなぎ切っていない線がいっぱいあるので、それは今後に乞うご期待ということで(笑)。
― どんな線になっていくのか楽しみです!
生田:最近すごく思っているのが「何周もしたい」ということなんです。
― 何周もしたい…?
生田:はい、これまで前に進めている感じがしているときでも「あれ、あんなに前向きだったのに結局今できてない」とか「あれ、目標を掲げて意気込んでいたのに停滞してるぞ」と思ってしまうことが何度もあって。そうなるとそれがすごく自分の不安やストレスになる。でも私が素敵だなって思う先輩たちは、そういう感情もひっくるめて何周もしている感じがするんです。調子が良いときだけではなくて、悪いときもどうしようもないときも経ているからこそ、良い意味で力が抜けて臨めているというか、弱さも受け入れているからこその強さが見えるというか。
― どんな経験も無駄にならない、ということでしょうか。
生田:そうなんだと思います。いろんな感情を何周もした先には「今まであんなに頑張ってきたのに」とか「なんか後戻りしちゃってる…?」というネガティブモードになったときも、前を向くにはそういうときってあるよね、それでも今は進むしかないよね、っていう風に自分の気持ちを持っていけるような気がしています。でもまだこれは、そうかも…と思っているだけで、オススメできる方法です、とは言い切れないですけどね(笑)。
― (笑)。でも私は何周もしたくなってきました…!
生田:それくらい停滞しちゃうときがあるってことなんです。意気込んだどおりにいかないというか。
― なんだか生田さんが天才肌と言われるゆえんが垣間見えた気がします。
生田:ちょっと!天才じゃありません(笑)。
― すみません(笑)。ぜひ来年の抱負も教えてください。
生田:少し似たようなことになってしまうのですが、自分のペースを掴めるようになりたい、とは思います。今は本当にまだ探り探り。例えばなにかに集中する必要があるときってあるじゃないですか。そうすると集中しすぎて続かなかったり、力が入りすぎちゃったりして思いどおりにならないことがある。それがわかってるのに、今の私だと、それを緩めることが怖いと思ってしまいます。緩めたらもうギアが入らないんじゃないか、感覚が鈍ってしまうんじゃないかって。でもきっと、自分のペースを理解してコントロールできるようになれば、いろんな切り替えがもっと上手くなると思うんです。そうしたらもっともっと良い方向に向かっていくんじゃないかなって。
― 来年、生田さんがどんな飛躍を遂げるのか、楽しみでしかたなくなりました…貴重なお話、ありがとうございました!
生田絵梨花「Dr.コトー診療所」シリーズに参加
東京から僻地の離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描いた山田貴敏氏の同名漫画をもとに、2003年と2006年に連続ドラマ、2004年にスペシャルドラマが放送。いずれもヒットを記録し、今なお国民的ドラマとして語り継がれている「Dr.コトー診療所」。シリーズ16年ぶりの続編は、変わらない診療所スタッフと島民、さらに新顔も加わって、志木那島の“今”が描かれる。生田は柴咲コウ演じる島の看護師・彩佳の後輩・西野那美として物語に新たに参加する。
生田絵梨花「奇跡のように感じていました」想いを語る
生田が演じる那美は、コトーと共に診療所を長年支えてきた看護師の彩佳に憧れ、数年前から診療所の看護師を務めている。志木那島で生まれ、幼い頃から島に住む祖母・西野美登里(藤田弓子)と暮らしていたこともあり、島民とも顔なじみ。しっかり者で男勝りな性格の役どころが、生田自身のはつらつとした雰囲気と相まって、魅力的なキャラクターになっている。今回の抜てきに、以前からドラマを観ていたという生田は「実際に島の景色を目の当たりにしたときとても綺麗で感動し、『Dr.コトー診療所』という作品の世界観に参加している喜びを噛みしめていました。今まで皆さんが育んできた世界の中に馴染めるか不安でしたが、温かく仲間として迎えてくださり…皆さんとお話できている時間がとても感慨深く、今回出演させていただいていることが奇跡のように感じていました」と想いを語っている。
(modelpress編集部)
ヘアメイク:富永智子
スタイリスト:有本祐輔
生田絵梨花(いくた・えりか)プロフィール
生年月日:1997年1月22日/出身:東京都(ドイツ・デュッセルドルフ生まれ)/血液型:A型/星座:みずがめ座/身長:160cm/乃木坂46 の1期生として活動し、2021年末に卒業。在籍時から「ロミオ&ジュリエット」(17年、19年)「レ・ミゼラブル」(17年、19年)、「モーツァルト!」(18年)などミュージカルでも活躍する。映像における主な出演作品は「残念な夫。」(15年/フジテレビ)、「賭ケグルイ双」(21年/Amazon Prime Video)、「コンフィデンスマンJP 英雄編」(22年)、「オールドルーキー」(22年/TBS)、「PICU 小児集中治療室」(22年/フジテレビ)など。もっと詳しくみる
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