モデルプレスのインタビューに応じた桜田通(C)モデルプレス

“全世界デビュー決定”桜田通の夢を叶える秘訣「他人の人生を生きないほうがいい」<モデルプレスインタビュー>

2022.12.09 11:01

俳優の桜田通が7日、31歳の誕生日を迎え、都内でバースデー記念イベント『Sakura da Festa 2022 31st birthday anniversary ~疑心暗鬼~』を開催。モデルプレスでは、終演後に桜田へインタビューを実施し、イベントの感想や、音楽メジャーデビューへの思い、夢を叶える秘訣を聞いた。

  

「Sakura da Festa 2022 31st birthday anniversary ~疑心暗鬼~」

桜田通(C)モデルプレス
桜田のオフィシャルファンクラブ「Sakura da Space Society」内で先駆けてアンケートを実施し、ファンから「誕生日は一緒に過ごしたい!」「イベントを実施してほしい!」との熱い要望を受け、今年も開催されたバースデーイベント。桜田がパジャマ姿でベッドでくつろいだり、31歳にちなんでサーティワンアイスクリームを食べたり、身体測定をしたり、ゲーム実況をしたり、ツンデレカルタでビンゴゲームをしたりと、ファンの意見をもとに企画を構成。桜田らしさ溢れるゆったりとした空間で、2日間全6公演にわたってファンとの交流を楽しんだ。

桜田通、31歳バースデー ファンの要望通じて「新しい発見」

桜田通(C)モデルプレス
― イベントお疲れ様でした。そして31歳のお誕生日おめでとうございます!まだ31歳になったばかりですが、心境はいかがですか?

桜田:ありがとうございます!正直まだ実感が湧いていないんですけど、誕生日のおかげでファンの皆さんと会うことができたのでとても嬉しかったです。

― イベント内容がとてもゆるくて、桜田さんらしくて良いなと思ったのですが、イベントを終えての感想をお聞かせください。

桜田:あれを許していただけるのはありがたいです(笑)。これまでバースデーイベントを結構やってきたのもあって、31歳を迎える今年は本当にもうやることが浮かばなかったんです。今までと似た感じになっちゃうだろうから、もう無理かなと思っていたんですけど、ファンの皆さんにまずイベントをやるかやらないかを聞いたら、やるが圧倒的に多くて、その中でどういうことをやってほしいかというアンケートをしたところ、皆さんがたくさん面白いご要望を送って来てくださいました。そこから実現可能なものを全部混ぜて作ったのが今回のイベントです。

不思議なのが、やってる内容の中身はぐちゃぐちゃなのに、テーマに沿って意外とまとまっていくという、ファンの皆さんのおかげで僕も新しい発見ができました。これまでどういうものが見たいのか、配信などを通じてリサーチしたことはあったんですけど、イベント自体をやるかやらないかを聞いて、アンケートをとって、ここまでファンの皆さんの具体的な意見を反映したイベントはあまりなかったので、すごく新鮮でした。皆さん本当に面白いしエンタメにも詳しいので、非常に楽しい時間を過ごすことができました。

桜田通(C)モデルプレス
― ツンデレカルタが面白くて笑いました(笑)。

桜田:あれ面白いですよね(笑)。ギャグですよ。

― 桜田さんはやはりツンデレだと思われているのでしょうか?

桜田:どうなんでしょう?イメージはそうなのかもしれないですけど、全然そんなことないですけどね(笑)。

― ツンデレセリフに対して「ひどいな」ともコメントしていましたが…(笑)。

桜田:ツンデレのツンが結構ひどいので、読んでいてビックリしました(笑)。

― 身体測定では、身長が縮むというまさかの結果でしたね(笑)。

桜田:ファンの方が持ってくれていたスケッチブックに「朝が一番身長が高い」と書いてありました。1公演目からどんどん下がっていってたので、それを見て安心しました(笑)。

― 身長は縮んだのに、体重は増えるという…。

桜田:そうそう(笑)。身長は下がってるのに、体重は増えてるという、一番地獄でした(笑)。去年30歳を迎えた時、何か30項目をやるという中のひとつに身体測定があって、その時に初めて皆さんの前で身体測定をしたんですけど、1年越しで2回目の身体測定ができて良かったです。

「可愛いポーズを!」とリクエストするとWピースをしてくれた桜田通(C)モデルプレス
― ファンの皆さんの意見をもとに作られたイベントでしたが、ファンの方の感想などは桜田さんに届いていますか?

桜田:今日の皆さんの感想はまだあまり見れていないんですけど、イベント後のお見送りの時にスケッチブックで「楽しかったよ」と書いてくださったメッセージを見たり、昨日のイベント後のメッセージは読んだりしました。具体的にどうだったのかという感想については、今後のファンクラブコンテンツ内の配信などで聞いてみたいなと思っています。これが楽しくて受け入れてくださるのなら、今後またイベントをやるにあたっての幅が広がってくると思います。僕は今までゲーム実況をやったこともなかったので、新しいジャンルにいろいろ挑戦できたのかなと思います。

僕のちょっとふざけたところも受け入れてくださるファンの皆さんが本当に優しいなと思うのですが、いつまでもファンの皆さんが出してくれた案をやるだけというのも良くないので、皆さんからアドバイスをもらいつつも、今回僕を含めチーム一同勉強になったことを次回のイベントで活かして、ファンの皆さんと楽しめる時間を過ごせたらなと思っています。

桜田通、メジャーデビュー決定 音楽活動を本格化

桜田通(C)モデルプレス
― 最終公演では、音楽メジャーデビューも発表されました。おめでとうございます!発表する前はドキドキだったと思うのですが、発表していかがですか?

桜田:ありがとうございます!僕を応援してくださっている方だったら、喜んでくださるんじゃないかと思えてしまうくらい、絆がある関係なので、発表することに不安はありませんでした。とはいえ、皆さんがどんなリアクションをするのかは予想の中でしかなかったので、どうなるんだろうと思っていたら、ご時世柄、声は出せないけど思わず嬉しさが溢れ出てしまった空気を舞台袖で感じたり、ステージに戻った時に涙ぐんでいる方もいらっしゃったりして、予想以上の反応で驚きました。自分の嬉しいことや喜びを、僕と同じように、なんなら僕よりも喜んでくださる方たちがこんなにいるんだ、という幸せを感じて、本当に嬉しかったです。

― 桜田さんが作る音楽はとても素敵なので、今後も楽しみです。

桜田:今までももちろん本気でやっていたんですけど、よりクリエイティブな方たちと一緒に音楽をやれるので、ジャンルや垣根も越えて新しい音楽を追求して、僕なりに表現することで良い音楽をもっと作っていけるのかなと思うとすごく楽しみです。

Wピースをかかげながらくるくる回り始めた桜田通(C)モデルプレス
― これまでは「Sakura da Festa」の開催にあたって楽曲を制作していたと思うのですが、今後はもっと聴ける機会が増えるのでしょうか?

桜田:今後はもっと外に向けた楽曲や、タイアップがあるのかないのかはわかりませんが、そういったものにも興味があるので、ここで音楽が聴けたらいいなとか、こういうふうに僕の音楽も参加できたらなとか、いろいろ夢を膨らませながらやっている最中です。今までよりも確実に広がることは間違いないと思います。デジタルに強いというところで、僕のマインドにすごく合っている方たちとご一緒できるのがありがたいです。

桜田通、2023年の抱負を語る「中身を作って頑張っていきたい」

愉快な桜田通(C)モデルプレス
― 新たなチャレンジも発表されましたが、2023年の抱負を改めてお聞かせください。

桜田:音楽のことを発表したので、もちろんそこに期待もあると思うし僕もしっかりやっていきたいですが、だからと言って今までやってきたベースを落としたいわけではなく、プラスアルファで音楽という柱を立たせていきたいと思っています。

今までは「役者が音楽をやっている」というところの延長があったと思うんですけど、「音楽もマジでやる」「役者もマジでやる」「ファッションなど好きなものもどんどんやっていく」というところによりギアを入れてやっていきたいと思っているので、今までの僕よりもいろいろなものを皆さんに届けられたり、聴いてもらえたり、見てもらえたりする機会が増える1年になるかなと思っています。その1年に恥のないよう、僕もしっかり中身を作って頑張っていきたいです。

桜田通の夢を叶える秘訣

桜田通(C)モデルプレス
― 音楽メジャーデビューを果たす桜田さんから、モデルプレスの読者へ向けて“夢を叶える秘訣”のアドバイスをお願いします。

桜田:“夢を叶える秘訣”と聞くとすごく素敵だなと思うんですけど、僕は夢を叶えている実感がない人間なんです。夢を持ったこともあまりなく、やりたいことをやっているだけで、でもそれが周りから見たら夢が叶っているように見えていると感じています。「夢」と聞くと、いつまでも届かず、大きなものになっていくような気がするんですけど、僕は身近でやりたいことや自分にできそうなものをとにかくやり続けていたら、どんどんそれが膨らんでいきました。

昔は家でただ音楽を作って、自分でライブをやってみたいというだけで、仲の良い友達と渋谷のライブハウスでお客さんが5人しかいないステージで音楽をやっていたんです。それをやったおかげで、音楽関係の方たちと出会い、アミューズでもイベントで音楽をやるようになり、ファンイベントという形で音楽を披露したいと勇気を持って挑戦したらそれが叶い、どんどん階段式に繋がっていって、今やっとこうしてポニーキャニオンさん、アミューズの皆さんのおかげでデビューさせていただくことが決まりました。

「夢が叶ったね」と言ってくれる人もいると思います。でも僕はやりたいことをただ諦めず、ある意味好き勝手にやっていただけなんです。誰に止められようが、それを叶えるのは難しいんじゃないかと言われようが、自分がやりたいことを本当にわがままにやり続けただけなんです。それが結果的に「夢が叶った」に繋がるので、まだまだたくさんの夢があると思うんですけど、夢を大きくとらえずに、小さいことからでも自分がやりたいことを誰の指図も受けずにとにかく愚直にやり続けることが、夢を叶える秘訣なのかなと思います。

もはやカメラを見ていない桜田通(C)モデルプレス
― やりたいことも特にない、という方もいると思うのですが、そういった方たちに向けてのアドバイスはありますか?

桜田:好きなものを追求することがいいと思います。人間何かしら好きなものがあると思うので、たとえば洋服が好きだったら、スタイリスト、デザイナー、ショップ店員、ファッション雑誌の編集者など、わかりやすくいろいろな方向があります。お水が好きなら、ミネラルウォーターの開発をしていけばいいし、芸能界が好きならマネジメントやタレント、いろいろな形があると思います。両親に大切に育てられ、自分もその愛情や優しさを誰かに捧げてみたいということであれば、子どもたちと関わるお仕事や支援に携わってみるとか、自分が受けてきた思いや思い出、幸せな感情を紐解いていけば、僕は何かそれに繋がる職業が世の中に絶対にあると思っています。

でも、やりたいことをやって生活に繋がらないこともあると思うんです。そこの線引きがまた難しいんですけど、折り合いをつけてやりたくないことをやって生きていくより、やりたいことをやって生きるべきだと僕は思っているので、なるべくそれを見つける努力は必要だと思います。あまり悲観せずに、自分の身の回りにある楽しいもの、好きなもの、好きな人、いろいろなところからヒントをもらって、何か関われるものはないかと探していけばやりたいことに繋がっていくはずです。

― イベントでも「無理をしないこと」を大切にしているというお話をされていたので、とても沁みました。

桜田:自分で「ここは無理をするポイントだ」とわかっていればいいですけど、誰かや何かに動かされて無理をすることは良くないです。そこに愛があればいいですけど、やっぱり自分らしくいることが大切だと思います。自分として生まれてきているのは世の中に自分しかいないので、それを大切にするべきです。他人の人生を生きないほうがいいです。

― 最後まで熱いお話をありがとうございました!

インタビューこぼれ話

桜田通(C)モデルプレス
「こんな偉そうに言える立場ではないんですけど」「こんなぺーぺーが大それたことをすみません」と謙虚に恐縮しながらも、真っ直ぐな目で力強いアドバイスをくれる姿が印象的だった。撮影時には衣装のパジャマ姿で決めていたため、スタッフからは「パジャマでかっこつけてる…(笑)」との声も。その後、可愛いポーズもお願いすると、瞬時にハートポーズやピースを繰り広げ、その場でくるくると回り出す愉快な桜田に現場は笑いで包まれた。

動画を撮る際は、パジャマにちなみおやすみポーズ。最後のジェスチャーは「夢を見ている」とのことで、シュールな決め顔動画に「地獄みたいでいい(笑)」とパワーワードで評価していた桜田。イベントで「自分が人間をやっているなと思う瞬間」について、「取材を受けている時はちゃんとしているなと思う」と話していた通り、真面目とおふざけの緩急が絶妙で、とても人間味に溢れていた。

パジャマ姿で全世界デビューを発表する人はいまだかつて存在しただろうか。“桜田通”の斬新さに、またひとつ胸を打たれた瞬間だった。

(modelpress編集部)

桜田通(さくらだ・どおり)プロフィール

1991年12月7日、東京都生まれ。ミュージカル「テニスの王子様」にて主役を務め、映画「劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン」(2008)野上幸太郎役で映画初主演。以降、映画「人狼ゲーム ビーストサイド」(2014)、「orange-オレンジ-」(2015)、「君の膵臓をたべたい」(2017)など話題作に出演し、「クズの本懐」(フジテレビ系、2017)で連続ドラマ初主演。映画「EVEN~君に贈る歌~」(2018)では、主演バンドのメインボーカルを務め、その劇中バンドにてメジャーデビューを果たす。

その後も映画「ラ」(2019)、「わたし達はおとな」(2022)、ドラマ「パーフェクトクライム」(2019、ABCテレビ・テレビ朝日系)、「わたし、定時で帰ります。」(2019、TBS系)、「コーヒー&バニラ」(2019、MBS系)、「今際の国のアリス」(2020、Netflix)、「3Bの恋人」(2021、ABCテレビ・テレビ朝日系)、「全裸監督2」(2021、Netflix)、「覆面D」(2022、AbemaTV)、「今際の国のアリス シーズン2」(2022年12月22日より全世界配信、Netflix)など多岐にわたり活躍中。2020年9月にオフィシャルファンクラブ「Sakura da Space Society」を開設した。

ポニーキャニオンのデジタルディストリビューションサービス「early Reflection」が新たに立ち上げるレーベル「Pandrec」の第1弾アーティストとして、2023年春に全世界デビューが決定。
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