賀喜遥香、ドラマ「最初はパー」台本で感じた秋元康氏の期待/乃木坂46神宮ラスト公演“涙のスピーチ”裏話も<モデルプレスインタビュー>
【乃木坂46賀喜遥香・テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「最初はパー」(10月28日スタート/毎週金曜 後11:15~※一部地域を除く)モデルプレスインタビュー】
国民的アイドルグループ・乃木坂46の直近シングル3作品中、2作品でセンターに起用されるなど、めきめきと頭角を現してきた賀喜遥香さん(21)。彼女の笑顔に日々、元気や勇気をもらう人も多いのでは。飛躍の一年となった2022年、その締めくくりにふさわしく初の地上波連ドラレギュラー出演も決まりました。演じる役はなんと“ピン芸人”。「人を笑顔にする、笑わせられる人になりたくて乃木坂46に加入した」という賀喜さんを直撃しました。
賀喜遥香は女芸人・雨宮すみれ役
放送作家・秋元康氏が企画・原作・脚本を手がけ、佐久間宣行氏が総合監修を担当する同作は、SixTONESのジェシーが地上波連続ドラマ単独初主演を飾り、お笑い養成所で巻き起こる悲喜こもごもを描く物語。ジェシー演じる利根川豪太は、市川猿之助演じる澤村銀平とコンビを組んで、プロのお笑い芸人を目指す。賀喜が演じる女芸人・雨宮すみれは、アイドル並みのルックスながらもコミュ障。暗い過去を持ち、今までの自分とはまったく違う人間になりたいという理由で養成所に入学し、お笑いに対して高い志を抱いている、という役どころ。
先輩・山下美月に「芸人役」と伝えたら…
― 初めて地上波の連続ドラマにレギュラー出演です。賀喜:初めての経験ですし、メンバーがいろんな現場で活躍しているのを見ていたので、素直に嬉しかったです。同時に頑張らなきゃと思いつつ、どんな役なんだろうなと思って聞いてみたら、「ピン芸人です」って言われて(笑)。
― はい(笑)。
賀喜:ピ、ピン芸人…ピン芸人!?と思って、ちょっとびっくりしちゃったんですけど、でもたぶん、乃木坂46グループの活動だけではできない経験がたくさんできるんだろうな、と思って嬉しかったです。
― メンバーの反応は?
賀喜:メンバーから「どんな役?」って聞かれたとき、「なんだと思う?」って。「芸人なんだ」って答えたら、「かっきー芸人になるの!?」ってみんなびっくりしてくれて(笑)。でもそのあとみんなが「かっきーなら大丈夫だよ」って背中を押してくれました。
― 大好きな先輩であり、お芝居の経験も多い山下美月さんには話しましたか?
賀喜:話しました。「ドラマやるんですよ、しかも芸人さん役なんですよ」って。そしたら「芸人さん役か~、どんな感じになるんだろうね、でも大丈夫、頑張ってね。なにかあったら全然いつでも言ってね」と言ってくださって感激でした。
― 優しい…!なにかアドバイスを求めましたか?
賀喜:あまり頼りすぎも良くないのかなって。美月さん今とても忙しいので。まずは自分で頑張ってみようと思っています。
賀喜遥香“水をかけられて一言”に驚くも「私の殻を破るチャンスだ」
― すみれちゃん、どことなくアイドルを目指す前の賀喜さんのような。賀喜:そうなんです、ちょっとコミュ障なところもだし、違う人間になりたいとお笑いを頑張ろうとしているところとか。私も変わりたくて、先輩方に憧れてオーディションを受けたので、志など似ている部分が多いと思いました。
― アイドルではなく、お笑い芸人を目指した賀喜さん。
賀喜:今生きている私は、乃木坂46を見てアイドルに憧れた私だけど、もしお笑い番組を観て芸人さんに憧れていたら、お笑い芸人になろうと頑張っていたかもしれないです。すみれちゃんは、違う世界線の私。だからとても共感できるんだと思います。
― なるほど、作品を観るのが楽しみです。とはいえ初っ端から“水をかけられる”シーンは驚いたのでは?(笑)
賀喜:そうなんです(笑)。一話の台本を読んだら、いきなり「水をかけられて一言」というシーンで。しかも私の第一声が韓国語(笑)。あー秋元先生に求められているのはこういうことかって妙に納得して(笑)。
― はい(笑)。
賀喜:でもこれは私の殻を破るチャンスだ、すみれちゃんと一緒に殻を破っていこうって台本を見て思いました。
― 秋元先生もそれを期待しているかもですね。「エセ関西弁を使う栃木生まれ」など、賀喜さんをイジるようなセリフも出てくる(笑)。
賀喜:そのたびにドキッとしちゃいます(笑)。あ、私のことかな?いや、思い上がりかな?って(笑)。でもそれはドラマに面白みを足せているのかな?って嬉しくもあって。秋元先生の愛も感じますしね。「頑張れ!」ってことなのかなって。
賀喜遥香「いつかは自分も…」刺激を受ける撮影現場
― 撮影現場の雰囲気はいかがですか?賀喜:すごく明るくて温かい、みんながずっと笑顔です。一人ひとり水を掛けられるシーンも、かけられるたびに現場で拍手が起きるんです(笑)。「最高!」「いいよいいよ!」みたいに。最初は緊張していたんですけど、安心して頑張れています。
― みんなが芸人さん役ということもあって、アドリブが飛び交うこともあるのでは?
賀喜:そうですね、小籔(千豊)さんとか。「アドリブは入れないタイプなんだけど…」って言いつつアドリブを入れます(笑)。それが本当に面白くて。いつもカッコいいなって思いながら見ていて、いつかは自分もできるようになりたいです。
― 演技のお仕事は今後もしていきたい?
賀喜:私が出演した作品をきっかけに、乃木坂46のことを知ってくださる方が増えたらいいなって思うので、今後も挑戦できる機会があれば挑戦したいですし、頑張りたいなって思います。
乃木坂46神宮ラスト公演、涙のスピーチ裏話
― 期待しています。今年は飛躍の一年だったように思います。写真集もですし、なにより夏の神宮ライブは、セットリストの構成をはじめ、賀喜さんセンターを印象づけるものでした。賀喜:ファンの方に「乃木坂46に加入してくれてありがとう」という言葉をいただくことの多い一年でした。実際に成長できたのか自分ではわからないですし、なにが正解かは今でもわからないです。でも頑張って活動してきて良かった、とすごく思える一年だったように思います。
― とても良い表情をされていますね。
賀喜:そうですか?(笑)自分の自信がないところとか、自己肯定感の低さをずっと良くないなと思ってきました。でも今年、写真集を出させていただいたり、センターに立たせていただいたりしたとき、ファンの方や家族、友だちの反応を見て、少しずつ恩返しできているのかなと思えるようになって。でもまだまだです。
― 神宮でのスピーチにも、そういった想いが溢れ出ていました。私も思わず涙が出て…
賀喜:本当ですか!?
― はい、作られた言葉ではなくて、賀喜さんの真っ直ぐな気持ちに心を打たれました。
賀喜:でも正直、なにを喋ったのか思い出せなくて…(苦笑い)
― あの大観衆の前でスピーチするというのは並大抵のことではないですから。
賀喜:私、しゃべるのがもともと上手ではなくて…。事前に考えて、それを覚えて臨みはしたんですけど、やっぱりいざステージに立ってしゃべるときになったら、考えた言葉がどこかに飛んでいってしまって…なので考えていたことと、その場で溢れ出てきた言葉が混ざっていたと思います。
― なるほど、感極まって溢れ出た言葉だからこそ、多くのファンの心に響いたんでしょうね。
(modelpress編集部)
ヘアメイク:稲葉紀和
スタイリスト:菅野悠
賀喜遥香(かき・はるか)プロフィール
2001年8月8日生まれ、栃木県出身。身長は166cm、血液型はA型、星座はしし座。好きな食べ物は海老。2018年に乃木坂46・4期生として加入。昨年28thシングル「君に叱られた」で初センター、今年30thシングル「好きというのはロックだぜ!」で2度目のセンターを務めるなどグループの中心メンバーとして活躍。ドラマへの出演は「猿に会う」(2020年/dTV)、「閻魔堂沙羅の推理奇譚」(2020年/NHK)など。1st写真集「まっさら」(新潮社)が発売中。もっと詳しくみる
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