乃木坂46田村真佑、秋元真夏・久保史緒里ら先輩がもたらした変化・刺激…4期生の関係値も語る<「好きというのはロックだぜ!」インタビュー後編>
2022.09.02 20:01
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乃木坂46の最新シングル「好きというのはロックだぜ!」(8月31日発売)で初の福神(選抜メンバーの中でフロントや2列目を担うメンバーのこと)入りを果たした、4期生の田村真佑(たむら・まゆ/23)がモデルプレスのインタビューに応じた。後編では、先輩からの言葉がもたらした変化、同期への思いに迫る。プライベートから仕事論まで、グループ愛に溢れた思いを余すことなく語ってくれた。
田村真佑、4期生の深まった絆を語る
― 以前のインタビューでは、新4期生の加入時には「悩んだときもあった」とお話されていましたが、5期生の加入で4期生の結束力に変化はありましたか?田村:第一に「新4期生」という括りがなくなり、「4期生」という1つのグループになっているので、そこの絆は強いです。新4期生として入ってきたばかりのときは、お互いに「あ…」みたいな(笑)。同じポジションで受かったはずなのに、お互いよそよそしかったのですが、今では弓木奈於と「まゆぞう」「ゆみきち」と変なあだ名で呼び合ったりよく分からないメッセージが送られてきます(笑)。この間も私が体調崩してしまい、ライブをお休みさせていただいたのですが、弓木奈於からいきなりMr.マリックさんの「パワーを送ります」という写真が送られてきたんですよ。それで私も「なんだ、この子は」と思って、Mr.マリックさんの写真を送り返したのですが、そういった変なことをやり合っています(笑)。こういうやりとりが自然にできるようになったのも、4期生の関係値の変化を感じます。また、4期生皆で先輩という立場にもなったこともあり、メンバーが5期生の子と話している姿を見ると、「ああ、先輩になったんだな」と実感します。先輩としての意識は一人一人が自然と芽生えていると思います。
― 憧れの先輩はいらっしゃいますか?
田村:ずっと松村沙友理さんが憧れです。お仕事も一緒にやらせていただく機会が多く、とてもお世話になりましたし、自然と「こういう人になれたらいいな」と思っていました。後輩に対してもすごく優しかったですし、相談をするとちゃんと返してくれたり、卒業された後にもライブ終了後には「可愛かったよ」と連絡が来たこともあって。卒業後も気にかけてくださることがすごく嬉しかったです。私は、まだ卒業を考えることはないですけど、そういう風に周りを見て行動できる人になりたいと思っていたので、松村沙友理さんみたいな先輩になれたらいいなと思います。でも、まだまだ自分のことでいっぱいになってしまうところがあります。
田村真佑が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、田村さんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」もしくは「怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。田村:もちろん理不尽なことがあったらムッとしますけど、あまり沸点が高くない方だと思うので「まあまあまあ、大丈夫」と、良くも悪くも自分のことなのに自分のことではないように思うといいますか、楽観的に周りを見ていることがあります。多少失敗しても「まあ大丈夫か」みたいに思っているのであまり怒ることや悲しむことはないかもしれません(笑)。けれど、最初の頃は全部「あーっ」となっていた時期もありました。それこそ加入したばかりの頃は何も知らないので、一つ一つに落ち込んで一喜一憂していたのですが、全部に思い詰めすぎてしまうと、こういったお仕事をしているので疲れてしまうかもと思い、今は割と全てのことに関してあまり思い詰めないようになりました。
― そのようにポジティブに考えられるようになったきっかけが何かあったのですか?
田村:「乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2019」で先輩方とご一緒させていただいたことです。海外公演など長期間のお稽古や練習で、先輩方と過ごさせていただいて、伊藤純奈さんや久保史緒里さん、向井葉月さんら先輩方から「思い詰めない方がいいよ」とお話していただいたことがあります。「確かに考えることは大事だけど、あまり考えすぎても自分が辛くなっちゃうから、ある程度楽な気持ちで舞台とかは挑みなさい」と声をかけていただいてから、気を楽にして挑もうと思うようになれました。ライブでも先輩方からそういう言葉をかけていただくので、その都度色々と考えながらではありますが、楽しく活動ができるように成長しているのだと思います。私達4期生がまだ加入したばかりの頃はライブでも知らないことが多く何も分からない状態だったのですが、キャプテンの秋元真夏さんや齋藤飛鳥さんら先輩方が来てくださって「もう少しちゃんと見せるパフォーマンスとして練習しなきゃだめだね」とか「ここはこうした方が絶対よく見えるからこの方が良いよ」と全体や個々に言ってくださり、発見がたくさんあったので本当に感謝しかありません。自分たちの練習だけでも大変なのに、私たち後輩のことも一人一人をちゃんと見てくださっていたのですごく嬉しかったですし、そんな先輩たちを失望させないためにもっと頑張らないといけないという思いはありました。
田村真佑の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、田村さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。田村:やりたいことをずっと口に出していると良いと思います。それこそ私はずっと「声のお仕事をしてみたいです」と言っていたら、今年の初めに朗読劇をやらせていただくことができました。そういうのも色んな所で、自分が「やってみたいです」と言っていたから、どこかから話が回り回って届いたのだと思います。言わないと何がしたいのか分からないですし、ちゃんと声に出して言ってみると、意外と誰かがどこかで聞いていたりするので、大事だとすごく思いました。
― これから挑戦したいことはありますか?
田村:やったことのないお仕事がまだいっぱいあるのですが、ドラマや雑誌に出たいと思います。声のお仕事も引き続き何かやりたいと思っています。そのためにも、今、絶賛ダイエット中です(笑)。痩せるという意味ではなくて、もう少し筋肉をつけたいと思っています。ジムに通ったりはしていないのですが、家でヨガマットを敷いて筋トレをしたり、自分に無理のない、続けられる範囲の運動をしています。あと、本を読むときに、吹き出しでは役っぽい声で喋るなど声に出して読むようにしています。そこまで役になりきるわけではないですが、「この主人公こういう声なのかな」と軽く自分の頭の中で本を読むときに想像しているので「多分こういう喋り方なんだろうな」と考えて読んでいます。私は滑舌があまり良くないので、それもいつか改善できたら良いなという思いも兼ねています(笑)。
― 最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
田村:今回30枚目のシングルとして、「好きというのはロックだぜ!」という素敵な楽曲をまた頂いたので、これを機に乃木坂を好きになってもらえたら嬉しいですし、今までずっと好きだった方にはもっともっと新しい乃木坂というのを知ってもらって、もっともっと乃木坂を好きになってもらえたらいいなと思います。よろしくお願いします。
― ありがとうございました。
田村真佑が語る美容法&コミュニケーション術
― 最近では、グループのTikTokなどで披露していた人気漫画「SPY×FAMILY」のアーニャのコスプレに大きな反響がありましたが、ご自身ではいかがでしたか?田村:私、TikTokをインストールしていなくて、人づてに「すごく再生されているみたいだよ」と聞いて驚きつつ見せていただきました。
― TikTokをご自身の携帯にインストールする予定はないのですか?
田村:入れたいと思っているのですが、流行を近くにいる筒井あやめちゃんが教えてくれて流行りを運んでくれるんです。だから私は、TikTokは筒井あやめだと思っています(笑)。
― おすすめの美容法や普段意識していることがあれば教えてください。
田村:最近はお水をたくさん飲むようになりました。今まであまり水分を摂らなかったのですが、今は1日に2リットル飲み切ることを目標に毎日飲んでいます。でもコップに入れてしまうと中々飲めないので、大きいペットボトルで飲むようにしています。その方が飲んだ量が目に見えて分かるので。
― メイクのポイントはありますか?
田村:私はまつ毛をしっかり上げたいので、まつ毛パーマに行っています。まつ毛パーマが落ちてきたときは、しっかりとビューラーをするようにしています。ホットビューラーは絶対必須ですね。
― 田村さん流のコミュニケーションの秘訣を教えてください。
田村:もちろん先輩なので敬語を使ったり、敬う気持ちは絶対忘れないのですが、ある程度はフランクにいきます。例えば、真夏さんのこと「まなちゃん」と呼ばせていただいたり、まなちゃんがちょっかいを出してきたら「(呆れ気味に)なんですか」とツッコミを入れるとか(笑)。あまりにもかしこまってしまうと、先輩から「まだそこまで距離詰められていないのかな」と思われてしまいそうで嫌なので、「私はもうオープンなので来てください!」というオーラを前面に出していると良いのかもしれないです。
田村真佑、インタビューこぼれ話
アーニャのコスプレ時は自身でメイクをしていたという驚きの告白も。さらに、久保らとのメッセージを見せてくれたときは、セーラームーンのスタンプに記者が反応すると「課金して買っちゃいました」と愛嬌たっぷりに答えてくれた。可愛らしい笑顔と柔らかい雰囲気を纏いながらも、記者の発言や質問に対し、一つ一つ丁寧に、そして正面から向き合う姿から彼女の芯の強さやグループへの愛がひしひしと伝わってきた。(modelpress編集部)PHOTO:矢沢隆則
乃木坂46「好きというのはロックだぜ!」
乃木坂46にとって通算30枚目のシングル。4期生・賀喜遥香が自身2回目のセンターを担う今年の夏を彩る乃木坂46らしいアッパーチューンだ。田村真佑(たむら・まゆ/23)プロフィール
1999年1月12日生まれ。埼玉県出身。身長は158cm、星座はやぎ座。2019年「乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2019」にてセーラーヴィーナス役で出演。2020年4月から、ラジオ番組「レコメン!」(文化放送)の水曜レギュラーを担当。2021年6月発売の27枚目収録の4期生楽曲「猫舌カモミールティー」ではセンターを務めた。また、2022年には朗読劇「『女優探偵』~ロミオとジュリエット殺人事件~」に田代真奈役として出演するなど、多方面で活躍を広げている。
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