中川翔子(C)モデルプレス

中川翔子、手ブラ・シースルーランジェリー…10年ぶり写真集が「NGなし」になった理由 マイナス8キロの運動と食事も語る<モデルプレスインタビュー>

2022.06.16 17:00

デビュー20周年を記念写真集『ミラクルミライ』(講談社)を刊行した歌手・タレントの中川翔子(なかがわ・しょうこ/37)にモデルプレスがインタビュー。「手ブラ」や「シースルーランジェリー」など、自ら「今まで以上に攻めた」と公言する写真も収録される同作にNGなしで挑むことを決めた理由とは。ボディメイク・美容法もたっぷり聞いた。

  

中川翔子、感謝と恩返しの「NGなし」

中川翔子(C)中村和孝/講談社
― 10年ぶりの写真集、きっかけはYouTubeで公開した水着動画なんですよね?

中川:全てはあの1200万再生を超えるほどバズった水着動画がきっかけです。

― ではその水着動画のきっかけは?


中川:マネージャーさんです。軽いノリというか、私のマネージャーさんが陽キャで「中川さん、水着やりましょうよ」って。最初は嫌で、押し問答というか喧嘩になるぐらいだったんですけど(笑)、その帰り道にふと「この先の長い人生を思うと、今が1番若いんだよな」って思って、「じゃあ記念にやるか、夏の思い出に!」となりました。

YouTubeは、私が2004年にブログを始めた時のキラキラ感、ワクワク感がまた来たっていう感じで、お仕事というよりプライベート。最近は、やり残したこと、やれてないこと、陰キャが陽キャなことをする、みたいなテーマでやってるんです。なので、水着の動画もノリでやったんですけど、いざ公開したら観る度に1万回ずつ再生数が増えていくぐらいバズっていて、今こうやって写真集が出せたのはあの動画のおかげです。

10年前に出した写真集『ギザ10』を見返すと、20代でいっぱいいっぱい、闇を抱えつつも“しょこたん”として全力で弾けたような、まだ未来を考えるのが怖かったので冗談で「『ギザ20』で会いましょう」みたいなことが書いてあったんですけど、本当に言霊というか実現して感動とビックリ。

これまで何度もやめなきゃいけないのかなっていうピンチがあったけど、ギリギリのところで助かって、そしてYouTubeで人生が変わったなって思います。

中川翔子(C)モデルプレス
― 写真集のお話を聞いた時の気持ちは?

中川:ビックリが1番大きかったです。今年がデビュー20周年ということをスタッフさんも忘れていたぐらい、その都度、今を生きるのに精一杯だったんですが、動画をきっかけに写真集発売を決めることができ、その中で「私のすべての始まりはミスマガジンからだったな」と思い、『ヤングマガジン』に20年ぶりに帰ってこられたのは本当にミラクル。

いつ辞めてもおかしくないようなピンチもたくさんあったし、女性として年齢的にも色々言われがちな中で、こうやって帰ってこられたことに感謝を込めて、そして恩返しできますようにということで、NGなしで挑もうと決めました。

中川翔子、8キロ減の食事術

中川翔子(C)中村和孝/講談社
中川翔子(C)中村和孝/講談社
― NGなしということでたくさんの衣装・シーンが詰まっていますが、久々のグラビアということで準備段階での緊張や不安はありましたか?

中川:近年「もう何歳なんだし…」って言われることが増えて、そうやって年齢でどうこう決めるのは意味ないよなって思ったので、そう言われる感じをぶっ飛ばす写真集にしてやろうとメラメラ感もありました。

髪をバッサリ切ったタイミングだったんですけど水着で身体をキレイに見せるためにロングヘアに戻そうかなとか色々考えました。

― 体重もマイナス8キロ。デビュー当時の数字まで戻したということはかなりの苦労があったのでは?

中川:デビュー当時の体重まで絞ろうと決めてから、今まであらゆる運動が苦手で全然続かなかったんですけど腹筋ローラーを毎日。ほかにも、足上げしたりプランクしたりして、撮影の直前までパンプアップしていたら、最終日の赤いランジェリーの撮影の時には1番くびれてました。

中川翔子(C)モデルプレス
― 運動以外に気をつけたことはありますか?

中川:私の体質的に糖質制限はむしろ増えちゃって、マンナンごはんが痩せました。夜どうしても食べたくなっちゃう時に我慢し過ぎるのもストレスになってしまうので、マンナンごはんで卵かけごはん。あとは鶏胸肉とかもダメだったのでお刺身、マンナンごはんの海鮮丼や、スムージーも。

― 自分の体質にあったものを探しながら?

中川:そうですね、増減ありながら結果的にデビュー当時まで落とせました。

やっぱり好きな物で「美味しい」って1日1回は思いたいんですよね。「美味しい」がないと続かないし、私には運動でバリバリ痩せるのは出来なかったので、如何にモチベーションを途切らせずに続けるかが大事だなと思ってました、

中川翔子(C)中村和孝/講談社
― ということは8キロ落とすにもあまりストレスはなかった?

中川:そうですね、たまに焼肉とかご褒美も入れてましたし(笑)。美味しいものを食べる時が1番幸せだし、そのために生きてるぐらいなので、ご褒美のあと調整するようにしてました。

美容系のYouTuberさんがやってることも真似してましたし、美人ってアボカドめっちゃ食べるんでそれも真似してましたし、ミツカンの「カンタン酢」がすごく役に立って、マンナンごはんにかければ酢飯になるし、オリーブオイルと合わせればカルパッチョにもなりますし、すごく助かりました。

中川翔子(C)モデルプレス

中川翔子「宝物の1冊ができました」

中川翔子(C)モデルプレス
中川翔子(C)モデルプレス
― 運動・食事で準備した後、撮影は沖縄。久々のグラビア撮影はいかがでしたか?

中川:衣装選びの段階で「布の面積がほぼないやん」とか、裏表紙に使われている謎のボディスーツを見た時に「私にこれは装備出来ない。もう背中はほぼ糸、Tバックを超え倒してる!」とか思っていて、撮影初日のバスローブ脱ぐ瞬間まではすごく恥ずかしかったけど、いざ撮影では「この方々だったら大丈夫」「このプロフェッショナルの皆様の前では恥ずかしいとか言ってられないな」と思いましたし、「こんな風に撮ってもらえるんだ」「こんなところにホクロあったんだ」とか楽しくなってました。

特にお尻は重力に負けちゃうから出すのは怖いなって思ってたんですけど、すごく丸くきゅっと上がってるように撮ってもらえました。

― チームの支えもあったからこそ楽しめたんですね。

中川:デビュー当時からお世話になっているメイクさんも今回の写真集に燃えてくれて。私物のリップを使っているんですが「このリップ全部使おう」って何十本も私が持ってきたのを使ってくれたり、スタイリストさんが撮影後に感極まって泣いてしまうぐらい親身になってくれたり…。

素晴らしい写真を中村和孝さんが撮ってくださったので悔いのない、今後の人生においてもこれを見てまたダイエットとか美容を頑張ろうってモチベになるような宝物の1冊ができました。

中川翔子(C)中村和孝/講談社

これが“中川翔子の結論”

中川翔子(C)中村和孝/講談社
― 写真集の素っぴんの美しさにも衝撃を受けました。普段の肌ケアについても教えて頂きたいです。

中川:昔はオールインワンのゲルだけでいいやって感じでした。でも、ある時ガクッと肌疲れが出てきてショックを受けたので、そこから色々試して、今は毎日シカパック、その前に美容液。

美容液ってちょっとだけ使うイメージだったんですけど、家に使い切れずに溜まっちゃっていたので“美容液ビュッフェ”みたいに、Amazonで買った謎ブランドのも、DIORやCHANELも勿体ないと思いつつ消費期限もあるし…と思って一気に使うようになりました。

それでパックした後にパナソニックの「マスク型イオン美顔器」。スケキヨみたいな形に一目惚れして買ったんですけど(笑)、ハンズフリーなので使いながらYouTubeみたり、プランクしたり。終わると、肌も20代の頃の手触りより柔らかくなるんです。あとは、どんなに疲れても湯船で半身浴することと電気バリブラシです。

中川翔子(C)モデルプレス
― ケアだけでなくメイクする時もこだわりもお聞きしたいです。

中川:最近はマスクするので鼻のところが崩れたり跡がついちゃったりするのに悩んでいたんですけど、やっと結論が出て、クレ・ド・ポー ボーテのクッションファンデが神。リキッドファンデだと濃厚なつき方をするので使い方が難しかったんですけど、クッションはめちゃめちゃ薄付きで、お肌の保湿も。美容液作戦でちゃんとしてふっくらしてる状態であれば、あの薄好きにコスメデコルテのパウダー。それで、直す時はミラノコレクション。 これで結論出ましたね。

とはいえ、たまに浮気するとそれが良かったりもして(笑)。YouTubeの撮影が週3回ぐらい更新しているので自分でメイクすることも多くて、そうなると崩れにくくて分厚くならないように。そういう悩みも動画にしながら探しているのが楽しいですね。

中川翔子(C)中村和孝/講談社

中川翔子インタビューは後編へ

中川翔子(C)モデルプレス
インタビュー前編はここまで。

後編は「自己肯定感」にフィーチャー。写真集の中で「“私なんて”の地層がとにかく深い」と話す川が、「コンプレックスがどこかいっちゃいました」と晴れやかな表情をみせるまでに“気づいたこと”とは。(modelpress編集部)

中川翔子(なかがわ・しょうこ)プロフィール

モデルプレスのインタビューに応じた中川翔子(C)モデルプレス
1985年生まれ、東京都出身。2002年に「ミスマガジン2002」ミス週刊少年マガジンに選ばれ芸能界デビュー。歌手・タレント・声優・イラストレーターなど、活動は多岐に渡り、多数のバラエティ番組にも出演中。

近年では女優としても活動の幅を広げており、多くのドラマ・舞台にも出演。歌手としての活動も精力的に行い、2022年3月9日には映画しまじろう『しまじろうとキラキラおうこくのおうじさま』の主題歌『君のまんまがいんだよ』をリリース。

2020年より開設した YouTubeチャンネル「中川翔子の『ヲ』」は登録者88万人超え。2021年8月に投稿した「100億年ぶりの水着…。恥ずかし過ぎて泣きそう…。」の動画は再生回数1200万回を超え、2021年に最もバズった女性タレント動画にも選ばれた。

中川翔子写真集『ミラクルミライ』(講談社)

発売日:6月8日(水)
判型:AB判
内容:144ページ
特典:ポストカード1枚(全3種)
【Not Sponsored 記事】

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