岡崎体育、17kg減量成功も10kgリバウンドで学んだこと「笑い事じゃない」横浜流星のストイックぶりも明かす<「DCU」インタビュー>
2022.01.30 12:00
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俳優の阿部寛が主演を務めるTBS系日曜劇場『DCU』(毎週日曜よる9時~)に出演するシンガーソングライターの岡崎体育(32)がモデルプレスのインタビューに応じ、撮影現場の様子や、阿部と横浜流星の印象、体重を17kg減量したことについて語った。
阿部寛主演「DCU」
本作は、水中事件や事故の捜査を行う架空のスペシャリスト集団「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマとなり、数々の難事件を解決していくウォーターミステリー。TBSとハリウッドが共同制作をし、海上保安庁の全面協力のもとで撮影が行われている。隊長・新名正義(にいな・まさよし)を阿部、バディを組む隊員ダイバー・瀬能陽生(せのう・はるき)を横浜が演じるほか、中村アン、山崎育三郎、趣里、高橋光臣、有輝(土佐兄弟)らも出演している。
岡崎が演じるのは、中堅隊員の森田七雄。お調子者で、冗談を言って場を和ませるDCUのムードメーカー的存在。潜水能力も高く、波や風への知識も豊富、水中ドローンなどメカの捜査にも長けている何でもできる男。
岡崎体育、撮影は「男子高校みたいな感じ」
― 撮影はいかがですか?岡崎:順調に進んでいます。厳しい状況ではありますけど、キャスト・スタッフ含め全員が一丸となっていい作品を作ろうという気持ちで頑張っています。作品自体が映像的にも脚本的にもかなり壮大で、ほかのドラマと比べるとタイトなスケジュールだと思うんですけど、それだけすごい中身の詰まった作品だと感じられると思います。
― ドラマを拝見していると、水中シーンは大変そうです。
岡崎:季節的なこともあるのですが、すごく寒いです。実際に演者が潜るシーンが多いので、みんなで寒いと言いながらも、男子高校みたいな感じですごく楽しくやっています。普通に生活していたら絶対にできない体験をこのドラマを通してすることができて、自分にとっても価値のある経験になっているなと思いました。そもそも日曜劇場という日本を代表するドラマに出演させていただいていることに驚いていますし、ありがたい気持ちです。
岡崎体育、阿部寛&横浜流星の印象を明かす
― 主演の阿部さんの印象を教えてください。岡崎:ドラマの世界についてめちゃくちゃ詳しいわけではないんですけど、主演クラスの方って楽屋が別々だったり、撮影の合間にご自身の車に戻られることが普通だと思っていたんですけど、阿部さんはずっと僕たちのそばにいてくれるんです。お疲れでしょうし、覚えるセリフも僕なんかと比べものにならないくらいあると思うので、ゆっくり休んでほしいという気持ちもあるんですけど、僕らのところに来て、一緒にお話をしてくれるんです。“阿部寛としゃべっているぞ”という気持ちになるんです(笑)。ほかの現場を経験していないので、僕にはわからないんですけど、こういうことって普通じゃないと思うんです。それが「DCU」の雰囲気の良さに繋がっているんじゃないのかなと、阿部さんがDCUチームの空気感を作ってくれています。
― 演技についてのお話もされるのでしょうか?
岡崎:基本的には日常会話なのですが、僕と有輝くんはお芝居の経験がそんなにないので、わからないことがあれば積極的に聞いています。阿部さんってなにを聞いても励ましてくれるんですよね。例えば、「DCU」って専門的な話なのでカタカナとか難しい漢字がある上に、長台詞だったりするので、スラスラ言えるようにするにはどうしたらいいんですか?と伺うと、実際のテクニックを教えてくれるというより、自分たちの自然な良さを引き出してくれるんです。経験が浅いことはしょうがないからって、カメラの見えないところにカンペを仕込んでもいいから、自然な演技をすることが一番って言ってくれたり、涙を流すシーンで感情が高まるけど、涙がなかなか流れないと悩んでいたら、涙を流すことだけが一流の俳優じゃないからって。阿部さんは、こうした方がいいよとか、俺を見習えという感じではなく、本当にメンタルケアもしてくれるので、主演兼メンタリストという感じなんです。
― 横浜さんの印象も教えてください。
岡崎:流星くんを見て盗んで学んでいます。すごくシリアスなシーンのとき、撮影に入る前からずっと気持ちを作っているのですが、役者として真っ向からドラマに立ち向かっているなと感じます。僕の6つぐらい年下なのですが、頭が上がらないですね。すごくストイックだし、何事にも本気で取り組んでいる。そう言いつつも、ずっと楽しくお話もしてくれるので、そのギャップが萌え要素です(笑)。めちゃくちゃ真剣なときもあるし、しょうもない話もしてくれるので、一緒にいて楽しいです!
岡崎体育、体重17kg減量した方法は?
― 役作りのため17kg減量したことが話題になりましたが、どのように減量したのでしょうか?岡崎:出演のお話をいただいた去年6月にプロデューサーの方と面談をして、実際そこで初めてお会いしたのですが、海上保安庁の隊員の役なので、さすがにこんなにぽっちゃりとした隊員はいないよねって。当時105kgあったので、ちょっと絞れるなら絞りましょうとなりまして、パーソナルトレーナーの方についてもらいました。ジムに行って有酸素運動と筋トレをやったり、糖質制限やタンパク質を多く摂るなど食事の管理もしてもらって、3ヶ月で17kg痩せることができました。
最初の落ち幅がすごくて、最初の1ヶ月で10kgぐらい落ちました。もともと体重があったので、どんどん落ちていくのが楽しくて、その気になれば痩せられるんだって思いました。それがドラマにとっても良いことなので、ポジティブな感情でダイエットができました。
― 減量したとき、どんな反響がありましたか?
岡崎:久しぶりに会った友達もですが、実家に帰ったとき親にビックリされました。そのとき自分がドラマに出ると言えなかったので、なんで痩せたのか言えず、もどかしかったです。でも1番ビックリしていたのは、レコード会社と事務所のスタッフさん。僕がデビューしてから徐々に太っていくところを見ていたので、痩せられないと思われていました。今回17kg落とせたことで頑張ったねって言ってもらえたし、ちょっと男らしいところが見せられたなと思いました。
― 今でもその体型をキープしているのでしょうか?
岡崎:それが全くキープできていないんですよね(笑)。クランクインする前から増えました(笑)。
― どれくらい戻ってしまったのでしょうか?
岡崎:17kg痩せたのに、10kgぐらい戻ってしまいました…。17kg痩せた時点でドライスーツの採寸をして、ここから痩せてもスーツがブカブカになってしまうので体重キープでと言われたので、今までの食事とまではいかないけど、炭水化物含め普通の食事を摂っていたら、見事にリバウンドしてしまいました。
― では、現在は再び減量しているのでしょうか?
岡崎:衣装部の方に注意されたので、今はベルトの穴が3つほど戻ったので痩せつつあるのですが、これって笑い事じゃないなって。撮影って1から順番に撮っているわけではないので、つながらなくなるんですよね。なので、体重の管理とかきちんとやらなくてはいけないんだと、いろんな責任があるんだなと思いました。
岡崎体育、夢を叶える秘訣を語る
― 最後に夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。岡崎:夢を叶えることで一番大事なことは、数値的な目標を立てること。自分だったら、27歳までにメジャーデビューするって決めて、それまでになにをしなくちゃいけないのか決めました。メジャーデビューした後は、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブを30歳までにやると決めたので、これだけリリースしてCDのセールスを何万枚にするって実際に目標を立てました。それをスタッフさんと共有していたので、サポートしてもらうことができました。自分だけで夢は叶えられないこともたくさんあるし、周りの力も必要なので、数値的な目標を立てることと、周りと共有することが、夢への近道になると思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「DCU」第3話あらすじ
隆子(中村アン)のミスにより、ロドリゴ・サンチェス(フェルナンデス直行)が被害者のスマホを盗んで失踪してしまった。しかも、サンチェスには治安を脅かすある重大な秘密が隠されていたことがわかった。サンチェスを逃したことで新名(阿部寛)は上から厳しく追及される。さらに、この一件が原因でロシア高官の来日が見送られることになり、隆子は重い責任を感じていた。そんな中、大友(有輝)と聞き込みに出た隆子は、サンチェスと同じ日本語学校に通うマリア・シルバ(エレナ アレジ 後藤)を見つけ、焦りのあまり彼女に怪我をさせかねない行動をとってしまう。やがて、新名はミスを重ねた隆子を捜査から外すと伝える。
しかし、自分の犯したミスを取り戻したい隆子は命令に背き、ひとり捜査に乗り出す。そして瀬能(横浜流星)をはじめDCUのメンバーたちも隆子を励まし密かに協力する。そんな中、事態はゆっくりと最悪の方向に進んでいく…。
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