鳴海唯/撮影:女鹿成二(提供写真)

「仮面ライダー滅亡迅雷」鳴海唯、撮影現場の様子は?最後は「皆さんが涙をこぼして…」<インタビュー>

2021.03.17 13:00

女優の鳴海唯が、3月26日公開のVシネクスト「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」に出演する。さらに、3月12日より恵比寿にて10日間開催される、今旬のフォトグラファー5名が撮りたい女優を指名し、作品を撮り下ろす企画展「私が撮りたかった女優展」にも参加。今注目の彼女に、インタビューを行った。

  

鳴海唯、Vシネクスト「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」に出演

鳴海唯(C)2021石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映(C)2019石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 配給・発売:東映ビデオ 販売:東映
中川大輔、砂川脩弥、山口大地、中山咲月、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、桜木那智ら面々が出演するVシネクスト「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」。

同作では、冬の劇場版で不破諫/仮面ライダーバルカン(岡田)や刃唯阿/仮面ライダーバルキリー(井桁)らと見事な連携をみせた滅亡迅雷.netの4人に新たな脅威が立ちはだかる。人類を敵視することをやめ、“悪意を見張り続ける”と宣言していた迅、滅、雷、亡の4人が選び取る未来とは何なのか。兵士型ヒューマギア・ソルド20役を、NHKの朝ドラ「なつぞら」(2019)での好演が話題の鳴海が演じる。

Vシネクスト「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」ビジュアル(C)2021石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映(C)2019石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 配給・発売:東映ビデオ 販売:東映

上白石萌音&池田エライザも参加、企画展「私が撮りたかった女優展」

鳴海唯/撮影:女鹿成二(提供写真)
もしも憧れの女優を撮ることができるなら。

第3弾を迎えるこの企画に参加が決まった5名のフォトグラファーが、思い思いの女優の名前を口に、誰もが知っている女優たちの、誰も見たことのない表情を探して撮り下ろされる企画展。

同企画展では、鳴海のほか、女優の上白石萌音、池田エライザ、山田杏奈など豪華が面々が名を連ねている。画面越しでは感じることのできない、大胆なプリントや5人5色の展示方法で、制約のない自由な発想で切り取った、ここでしか観られない写真たちが展示される。

鳴海唯「私が撮りたかった女優展」の撮影振り返る

鳴海唯/撮影:女鹿成二(提供写真)
― フォトグラファーの女鹿成二さんから“撮りたかった女優”として指名された際の心境は?

鳴海:私の撮りたかった女優展は、そのように思っていただけたことがとても光栄でしたし、女鹿さんの柔らかく透き通るような写真の空気感の中に、自分が入れると思うととてもワクワクして、撮影日が待ち遠しかったです。また、私が撮りたかった女優展には、いつか自分も出たいという気持ちがあったので、念願叶って、とても嬉しかったです。

― 雪の中でのお写真が印象的でした。撮影を振り返っていかがでしたか?

鳴海:一面雪景色の中で撮影をしたのは初めての体験だったので、とてもワクワクしましたし、空気がとても気持ちよく、撮影をしていく中で、心まで澄んでいくような、不思議な気持ちなりました。コテージの中や、カフェの中での撮影は、木の温もりに包まれながらとてもリラックスして撮影ができました。

衣装では、ゴルフウェアでスタイリングをしていただいたり、オレンジのニット帽を被ったり、普段なかなか着ることができない、可愛いお洋服をたくさん着せていただきたので、とっても楽しかったです。また、撮影をしている時にたまたま遭遇した、とっても可愛い大型犬のわんちゃんと、一緒に写真を撮らせてもらったことが、とても印象に残っています。

鳴海唯/撮影:女鹿成二(提供写真)
― 出来上がった作品を見ての感想はいかがですか?

鳴海:撮影時に肌で感じた、雪の澄んだ空気がそのまま伝わってくるような感覚になりました。また、心身ともにとてもナチュラルな状態を切り取っていただけたので、吐息や、雪が肌の温度で溶けていく様などが感じられてとても素敵でした。作品は1つの物語のようになっていて、その中に出てくる動物がとっても愛らしく、今回、生命力をテーマに撮っていただいたんですが、それらの写真からもまた、生命力を感じられました。

鳴海唯「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」出演についての心境

― 今回の役柄を教えてください。

鳴海:悪の組織ZAIAの元で製造された、自由・意思を持たない兵士として、悪の組織に従い、戦うことだけを目的として行動する兵士型ヒューマギア“ソルド20”という役を演じさせていただきました。

― 「仮面ライダー」シリーズへのご出演となりますが、「仮面ライダー」の印象や思い出などあれば教えてください。

とても長い歴史のある作品であり、世代を超えた沢山のファンの方々がご覧になる作品といった印象でした。また、小さい頃、兄が仮面ライダーのおもちゃを持っていて一緒に遊んでいた記憶があります。

― 役作りでこだわった点を教えてください。

鳴海:意思のないソルド20が、人と関わっていくにつれて、徐々に変わっていく感情の動きを丁寧に演じさせていただきました。動き方では、いつもより歩幅を広げて歩いたりして、強く大きく見えるように演じさせていただきました。

― 撮影現場での印象的だったエピソードを聞かせてください。

スーツアクターの方々のアクションシーンが本当にかっこよく、印象的でした。自分の出番でない時はずっと見入っていました。また、拳銃や戦闘服を着させていただいたんですが、本当に自分が強くなった気分になって、とてもワクワクしました。特殊メイクもしていただいたんですが、本当に自分でも誰だか分からないぐらいに変身したので記念に自撮りをして密かに楽しんでいました(笑)。

私は今回のスピンオフから参加させていただいたのですが、ゼロワンのレギュラーの方々は長い長い撮影期間を経て今回の作品が本当に最後の撮影だったようで、皆さんが涙をこぼしてクランクアップをされていたのは、とても印象的でした。一つの作品をここまで丁寧に作り上げていくというのは本当に素敵だなと改めて思いました。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

「Vシネクスト「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」ストーリー

ZAIAエンタープライズのCEOリオン=アークランドが、滅亡迅雷.netの迅を連れ去った。迅の救出に向かった滅、雷、亡が目にしたのは大量の“兵士型ヒューマギア”(=ソルド)たち。リオンの目的は、自ら意志を持つことのない“ソルド”を大量に生産し、兵器として世界中に売ることだった。迅は、ヒューマギアが兵器として利用されようとしていることに憤り、「“ソルド”たちを自由にしたい」と滅たちに告げる。

“ソルド”たちを解放するために、仮面ライダーへと変身して戦う4人。だがその時、迅に異変が。リオンに捕らえられていた迅に、何が起こったのか。リオンの「計画」通り、人類にとって「最大の脅威」となる存在が、意外な形で誕生しようとしていた。

鳴海唯(なるみ・ゆい)プロフィール

鳴海唯/撮影:女鹿成二(提供写真)
1995年5月16日生まれ。兵庫県出身。2018年に映画「P子の空」で女優デビュー。NHK朝ドラ「なつぞら」(2019年)での好演が話題となる。ドラマ「びしょ濡れ探偵」(テレビ東京)、ドラマ「バベル九朔」(日本テレビ)などドラマやCMに出演。
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