(左から時計回りに)似鳥沙也加、えなこ、篠崎こころ、宮本彩希、つんこ、吉田早希 (C)モデルプレス

引きこもり・アイドル活動の過去…えなこ・似鳥沙也加・篠崎こころらの“夢を叶える秘訣”<モデルプレスインタビュー>

2020.10.31 19:00

“日本一のコスプレイヤー”と称されるまで地位を確立したえなこ。最近は“コスプレイヤー”の枠を飛び出し、ドラマ出演や声優・歌手など多岐にわたり活動を広げているが、華々しい活躍の裏には、様々な葛藤や努力があった。モデルプレスはえなこのほか、彼女が所属する株式会社PPエンタープライズの注目株である似鳥沙也加篠崎こころ吉田早希つんこ宮本彩希にインタビューを実施し、夢を叶える秘訣を聞いた。

  

えなこ:「まずはどんなに小さなことでもやってみる」

えなこ (C)モデルプレス
― えなこさんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

えなこ:まずは、どんなに小さなことでもやってみることです。コスプレイヤーのお仕事にも共通して言えることなのですが、まずは始めてみないと何も進まないので、100%のものができなくても、とりあえず作業にかかる。例えば、メイクが上手くなくても、毎日少しずつやっていけば必ず上達するので、いきなり高いクオリティを目指すのではなく、小さなことから始めて、継続することが大事だと思います。

― えなこさんが今続けていることはありますか?

えなこ:その時のコスプレのキャラクターに合うものを見つけ出すために、化粧品やコスメなどは、とにかく全部自分の顔で試すことをすごく大事にしています。情報サイトやSNSをチェックしたり、同じ業界の仲間からの口コミなどを聞いたりしたら、とりあえず全部買って、試して…を繰り返しているんです。

あとは、最近はTwitterだけではなく、Instagramの投稿にも力を入れていて、SNSの更新を欠かさないようにしています。

― えなこさんは、自撮りの仕方が特徴的ですよね。

えなこ:そうですね。1年前から実践している自撮りの方法なのですが、まずカメラをインカメラにして、普段自撮りをする時のように角度や光を決めて、そのままの状態でカメラをほかの人に渡して「シャッターを押してください」とお願いして撮ってもらっています。

― そのテクニックを実践しようと思ったきっかけは何だったのですか?

えなこ:最初はマネージャーさんに教えてもらって始めたのですが、それから写真の反響も良くなって!自撮りだと、腕を伸ばしている代わり映えしない写真ばかりになってしまいがちですが、他撮りのような自撮りだと、ポーズなども自由にできるので、すごく活用できるテクニックです。

えなこ (C)モデルプレス
― 独自の方法を切り開いてきたのですね!そんなえなこさんの今の夢は何ですか?

えなこ:私は、元々コスプレ自体は12年前くらいからやっていたのですが、コスプレを仕事にしようとは思ったことがなくて…。事務所入って、メディアにどんどん出るようになってから、「もっとコスプレイヤーの地位をあげよう」「私を育ててくださった方に恩返ししよう」とコスプレイヤーとしての立ち振舞立ち振舞や、仕事に対する意識が変わってきたんです。なので今の夢は、周りに恩返しをしていくことと、大好きなコスプレの仕事を続けていくことですね。

元々マルチに活動していたのですが、最近はありがたいことに声の仕事をいただくことも増えたので、ボイストレーニングにも通って、歌にも本格的に力を入れていこうと思います!演技も苦手なのですが、ドラマにも出させていただく機会があって、苦手なことにも少しずつ挑戦して頑張っているので、私が挑戦している姿を見て、皆さんも一緒に夢に向かって頑張って欲しいです。

似鳥沙也加:「一歩を踏み出す勇気を持つこと」

似鳥沙也加 (C)モデルプレス
― 似鳥さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

似鳥:一歩を踏み出す勇気を持つことです。私は小学校4年生の時から学校の教室に入っていなくて、本当に人が怖くて引きこもりだったんです…。グラビアは元々大好きだったのですが、まさか自分が人前に立つグラビアの仕事をするとは思っていないし、憧れでした。

グラビアを始めたきっかけは、Instagramに写真を投稿したことがきっかけだったのですが、まずSNSに顔を載せるのも私にとってすごく勇気のいる行動でした。でも「このままじゃいけないよな」と思う瞬間がすごく辛くて…。一歩を踏み出さないと、楽しい思い出も辛い思い出も何もできなくなってしまうので、すごく怖いけど、勇気を出して頑張ってきました。

― きっとすごい勇気ですよね…。その一歩を踏み出したからこそ、今の似鳥さんの活躍があるのですね。今の夢は何ですか?

似鳥:今はInstagramでグラビア写真を投稿していますが、私服はメンズものなどが好きなんです!服がすごく好きなので、服の魅力を伝える仕事をやってみたいなと思います。私は、生まれた時に顔の大きさがお姉ちゃんの2倍あったくらい顔が大きくて…。私と同じようなコンプレックスを持っていて、「この服が似合わない、着こなせない」と思っている人がたくさんいると思うので、コンプレックスをカバーする着こなしや、コーディネートのテクニックなどを伝えたいです!

篠崎こころ:「何でも挑戦してみること」

篠崎こころ (C)モデルプレス
― 篠崎さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

篠崎:何でも挑戦してみることです。私は、20代前半の頃、何も目標がなくて…。看護学校に通っていたのですが、AKB48さんに憧れて、学校に通いながらAKB48さんのオーディションを受けたり、オーディションに落ちてしまったので、AKB48さんの劇場が見えるメイドカフェで働いて、そのメイドカフェでのアイドル活動をやったりしていました。でも、オーディションを受けたのも、メイドカフェで働いていたのも、何か目標があったわけではなく、ただぼんやりとした憧れだけで動いていたのですが、そこからモデルの仕事をいただいたり、映画や舞台の仕事にも挑戦したりと、どんどん仕事に繋がっていったんです。

私の場合は、明確な目標がなかったからこそ、何でもとにかく挑戦できたのかもしれないなと思うので、今目標がない方は、焦らずに目の前のことをがむしゃらに続けていくことで、きっかけを掴めると思います。何でも挑戦して、自分に合うものがあればその道に突き進めんで行けば良いと思いますね。

― 篠崎さんは自分に合うなと思うことに出会えましたか?

篠崎:そうですね。今の活動を通して、写真を撮ってもらうことがすごく好きだなと思うので、コスプレやモデル、グラビアなどの仕事で「こういう風に写ったらこう見えるんだ」ということを学べたのがすごく良かったなと思います。

― 今後の目標はありますか?

篠崎:最近は演技の仕事にも挑戦しているので、まだまだ勉強中ですが、自分が思った通りに表現できるように頑張りたいです。映像と舞台でも演技の仕方が全く違うので、そういう部分を学んでいきたいなと思います。

吉田早希:「諦めなければいつか夢は叶う」

吉田早希 (C)モデルプレス
― 吉田さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

吉田:本当に好きなことなのであれば、諦めなければいつか夢は叶うと思います。私は15歳の頃から15年以上グラビアをやっているのですが、今仕事をいただいたり、良い事務所に所属できていたりするのは、夢を諦めなかったからだと思うので、本当に好きだったら諦めないで続ければ、いつかチャンスが来るということを、身をもって伝えたいです!

ほかの「株式会社PPエンタープライズ」の子たちは、夢を叶える秘訣について、若い目線でエッジィな意見を言えると思うのですが、そのアドバイスを聞いても自分では上手くいかなくて悩んでしまったら、私のアドバイスを聞いて、長いスパンで見て考えていただけたらなと思います。行動したことに無駄なことは1つもないし、ずっと続けていれば「続けていて良かった」と思えるようなチャンスが絶対に来ると思うので、その時の自分を思い描いて頑張って欲しいです。

― 15年以上続けられるのはすごいです。夢を諦めそうになったことはありますか?

吉田:あります。大学への入学と卒業のタイミングで将来について悩みました。でも、両親から「大学に行ったら芸能活動を続けても良い」と言われて、大学で文学部に通っていたのですが、そこで興味がなかったことも広く学んで、「こんなに面白いことがあったんだ」という学びがあったので、大学に行かせてくれた両親にはありがたい気持ちです。なので、「嫌だな」と思っていたことも、やってみれば夢を叶える一歩になるかもしれないと思います。

太宰治の「カルチベート」の一節で「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ」という言葉があるのですが、私も大学で学んだことが今の自分の礎になっている部分もあるので、大人になるとよりこの言葉がしみます。頑張っている人はそれだけで武器なんだということを伝えたいです。

つんこ:「好きなことをいろんなアプローチの仕方で頑張る」

つんこ (C)モデルプレス
― つんこさんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

つんこ:好きなことをいろんなアプローチの仕方で頑張ることが大事だと思います。私は普通の大学に通っていて、就職活動もしていたのですが、行きたかったところに行けなかったんです。そこで1度夢が破れてしまったのですが、妥協してやりたくない仕事をしたくなかったので、就職はせずに、親の反対を押しきって自分のバイト代だけで声優の専門学校に入学しました。

専門学校を卒業してから事務所に入ったのですが、そこでも自分のやりたい仕事ができなくて悩みました。その時に、趣味のコスプレやDJを始めたら、DJコンテンツのゲームで声優としてキャスティングされたり、グラビアの仕事が来たり、好きな仕事に繋がっていったんです。なので、人生は何が起きるかわからないので、「こうじゃないと好きなことはできない」と考えすぎずに、自分の楽しめることを一生懸命、柔軟にやっていけば、夢に繋がることもあると思います。

― 最初から自分の意志を貫いて、結果に繋げたのですね!諦めそうになったことはありましたか?

つんこ:あります。大学にきちんと通わせてくれた両親に申し訳ないという気持ちが大きかったので、就職活動も「頑張らなきゃ」と思っていたのですが、自分が行きたいところ以外の会社の面接で志望動機を聞かれても、行きたい理由がなくて涙が出てしまうくらい精神的に追い詰められてしまったんです…。でも、両親への思いと葛藤しながらも「私は本当にやりたくないことはできないんだ」ということがわかったので、意志を強く持って、好きなことを続ける決断をしました。その結果、今は「自分の人生にこんなことが起きていいの?」と思うようなことができているので、自分の意志を貫いて良かったです!

宮本彩希:「やりたいことを声に出して発信する」

宮本彩希 (C)モデルプレス
― 宮本さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

宮本:自分がやりたいことを声に出して発信することです。私もSNSや、ふとした会話の中で「こういうことがやりたい」と声に出して言うことが多いのですが、そこから実際に、仕事に繋がったこともあるので、自分の中で思うだけではなく、声に出して伝えて、周りの人にも知ってもらうことがすごく大事だと思います。

― 今、宮本さんが声に出してアピールしていることはありますか?

宮本:私はお酒が大好きなのですが、SNSで「今日も飲んでいます」という発信をしていたら、「日本酒文化大使」に任命していただいたんです!元々はえなこさんに来た仕事だったのですが、私が日本酒好きということで一緒に任命していただきました。お酒が好きなことをアピールしていて良かったなと思ったし、もっともっとその分野で頑張りたいと思うようになりましたね。周りの人は知っているけど、ファンの方にはまだ知られていないということもたくさんあると思うので、これからももっと自分のことをアピールしていきます!

― お酒は何でも飲めるのですか?

宮本:そうですね。特に日本酒、ビール、ワインが好きです!この3つはお料理との相性も良いものなので、自分なりにマリアージュを考えたり、おすすめのお酒を紹介したりできるように、今ソムリエの資格を取得するために勉強しています。お酒は本当に好きなので、いつかCMをやりたいです。

(modelpress編集部)

☆株式会社PPエンタープライズは今年9月より、サブスク型プレミアムファンコミュニティプラットフォーム「ミーグラム(Mi-glamu)」でファンクラブを開設。インタビューのオフショットも掲載中。

えなこプロフィール

えなこ (C)モデルプレス
誕生日:1月22日

コスプレイヤーとして、TV・web・ラジオ・雑誌など幅広く活動。雑誌表紙や人気バラエティ番組、ドラマにもゲスト出演するなど、人気マルチタレントとして活躍し“日本一のコスプレイヤー”と称される。

似鳥沙也加(にとり・さやか)プロフィール

似鳥沙也加 (C)モデルプレス
誕生日:1993年9月28日

Instagramで自撮りのグラビアを掲載する「#インスタグラビア」で人気に火がつき、コスプレグラビアでも存在感を発揮している。

篠崎こころ(しのざき・こころ)プロフィール

篠崎こころ (C)モデルプレス
誕生日:7月7日

コスプレイヤーのほか女優、モデル、DJ、プロデューサーとしても活動。アイドルグループ楽曲の作詞も手掛けるなど多彩に活躍中。

吉田早希(よしだ・さき)プロフィール

吉田早希 (C)モデルプレス
誕生日:1988年6月7日

ゲーム好きグラビアアイドル。標高90センチのHカップを誇るバストは“吉田山”と呼ばれている。

つんこプロフィール

つんこ (C)モデルプレス
誕生日:1月9日

「人生詰んだ」が名前の由来。コスプレイヤー、グラビア、DJ、声優としてマルチに活躍中。

宮本彩希(みやもと・さき)プロフィール

宮本彩希 (C)モデルプレス
誕生日:1989年7月6日

コスプレイヤー、グラビアアイドルとして活動。過去にはファッション誌の読者モデルも努めていたほか、地元の歯医者で受付としても働いていた経歴を持つ。
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