山本美月、“バッサリ35cmカット”念願のショートヘアは「中身に合っている」“男性のつい見てしまうポイント”とは?<「ランチ合コン探偵」インタビュー>
2020.01.09 17:00
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2020年1月9日スタートの読売テレビ・日本テレビ系・プラチナイト木曜ドラマF「ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~」(毎週木曜よる11時59分~)で主演を務める女優の山本美月(やまもと・みづき/28)。モデルプレスのインタビューでは、念願のショートヘアの心境や恋愛観、2019年の変化などを語った。
山本美月、バッサリ35cmカットのショートヘアで挑む
今作は、ランチタイムを利用して恋人を見つけることを目的とする“ランチ合コン”を舞台に、謎解きが大好きなヒロインが、合コン相手にまつわる謎を解き明かす1話完結の新感覚ミステリードラマ。原作は、水生大海の『ランチ探偵』シリーズ(実業之日本社文庫)。今作が地上波の連続ドラマ初主演となる山本は、人付き合いが苦手で変わり者だが観察力に優れ、謎を前にすると豹変するミステリーマニアの天野ゆい役。今回の役作りでロングヘアをバッサリと35cmもカットし、ショートヘアで今作に臨む。
2019年、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で初大河を経験し、「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」(フジテレビ系)や「孤高のメス」(WOWOW)、「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系)、映画「ザ・ファブル」など話題作に出演。女優としての存在感が増した“山本美月”の変化とは――。
山本美月、連ドラ初主演抜てきの心境「少しずつ階段を上ってきた感覚」
― 連ドラ初主演ということで、特に2019年話題作に出演し実力を見せてきた山本さんにとってついに!という感じですが、主演に抜擢したことについていかがですか?山本:主演抜擢!という感じがあまり自分の中ではなくて…。昔は「地上波で早く初主演をやりたい!」とすごく思っていたのですが、今は気持ちが落ち着いています。映画や、地上波ではありませんが連続ドラマでも主演をさせていただいたりして、少しずつ階段を上ってきた感覚です。
― そうなのですね。心境の変化があった理由はなんですか?
山本:大人になったんですかね(笑)。吉田羊さんからも「おめでとう!昔から主演をやりたいと言っていたもんね」と連絡をいただいたのですが、私そういうことを言っていたなぁ…という感じです。
― では、主演だからといって気負いせずにいられているんですね。
山本:「頑張るぞー!」という気持ちはもちろんあるんですけど、無理して頑張るのはすごく疲れちゃうので、自分らしく楽しむ気持ちで、そんなにプレッシャーとかは感じていないです。
― すごく大人な考えですよね。では、これまでと今回主演に抜擢されてから、現場での過ごし方や意識も特に変化はないですか?
山本:主演だから特に…というようには考えていないです。でも、ゲストの方が毎話出演されるので、緊張してる人がいたら話しかけるかも!
― 優しいですね。今回演じる役は、謎を前にすると豹変するミステリーマニアの女性ということで、山本さんにとってまた新たな役どころになると思いますが、役作りで苦労した点はありますか?
山本:1番苦労したのはセリフを覚えることです。話すことが多い役なので、少し不安ですね…。
― いつもどうやってセリフを覚えていますか?
山本:いつもは台本を読んで、何回か口に出して覚えて、お風呂に入って台本を見ないで言えたら覚えてるなという感じです。「なんだっけ?」と考えても思い出せなかったら、もう1回お風呂から出て覚えるまで繰り返します。お風呂がテストです。
山本美月、念願のショートヘアは「中身に合っている」挑戦したいコスプレは?
― 以前「刑事ゆがみ」でインタビューをさせていただいた時に、当時からショートヘアにしたくて「いつか役で切ることができたら良いな」とおっしゃっていました。山本:そうです!「刑事ゆがみ」の時は切れなかったんですけど、多分“山本美月”という人間が世の中に浸透してきてくれたのか、事務所からも「切っていいよ」と許可が出て、今回やっと切れました!
― ショートヘアにするのは小学校2年生ぶりくらいなんですよね!念願のショートヘアはいかがですか?
山本:ショートの方が中身に合っているような気がします。
― ショートヘアにしてから、ファッションにも変化はありましたか?
山本:私服も割とメンズライクなものが多かったので、変化は特にないです。でも逆に、ショートヘアにしてからバランスが取れるかなと思って、少しガーリーな服を着たくなりました。
― ファッションの幅も広がりそうですね!山本さんといえばアニメ好き、コスプレも似合う印象ですが、今挑戦したいコスプレはありますか?
山本:髪を切ってからやりたいキャラクター…。なにも考えてなかったです(苦笑い)。でも男のキャラをやりたいですね!「コードギアス」のルルーシュ・ランペルージとか、「HUNTER×HUNTER」のクラピカとか…。あと、「美少女戦士セーラームーン」のセーラーウラヌスがやりたいです!
― 良いですね!SNSなどで披露されるのを楽しみにしています!
山本美月の恋愛観
― プライベートでも仲の良いトリンドル玲奈さんとも共演しますが、劇中でも2人は“相棒的存在”のようですね。山本:(トリンドル)玲奈はすごくふわふわしていて、いつも「可愛いな」と思って見ているので、劇中での関係性は、普段と逆かもしれないですね。
― もし山本さんとトリンドルさんが合コンをしたらどうなると思いますか?
山本:私は、玲奈に合う素敵な男性を探すために頑張ると思います。自分のことだけを考えて恋愛にがむしゃらに向かうことができないと思うので、まずは盛り上げたいです。
― 山本さんはサポートに徹するんですね。男性のつい見てしまうポイントなどはありますか?
山本:店員さんへの話し方や態度とか。どんな方に対しても、敬語で話して欲しいです。あとは、前にお付き合いされてた方との別れ方が少し気になります。例えば、いつもフラれると言う人は、きっと自分はフラないというアピールをしたいんだろうけど、フラれる原因が何かしらあるんだろうなと思って…。そういう言葉の裏を気にしちゃいますね。
― 付き合う前にしっかりと見極めるんですね。
山本:悪いやつには絶対に騙されたくないので(笑)。
― (笑)。現代では合コンは出会いの場として主流となっていますが、作品を通して初めて知ったことや、合コンに対する考えが変わったことなどはありましたか?
山本:まず合コン自体経験がないので、「合コンしよう!」で人が集まることに驚きました。なんか「合コンしませんか?」という前提で集まるのはドキドキしませんか?「私のこと恋愛対象として見てね!」と言っているみたいな感じで…。私そんなに自信ないです…。でもランチ合コンは、お酒が入っていない時のその人の本質を見られると思うので、効率が良いと思います。
山本美月、2019年は心境に変化
― 山本さんの2019年の活躍ぶりから、モデルプレスの毎年恒例の企画「今年の顔」に選出させていただきました。1年を振り返っていかがでしたか?山本:ありがとうございます。いろいろな雑誌の撮影ができたのは楽しかったです。モードやストリートな感じとか、専属モデルの時はできなかったファッションの撮影も増えてきたので。それと2019年は、人間としていろいろなことが起こったような気がします。成長したというか、大人になる準備のような。
― それはどのタイミングで感じたんですか?
山本:どのタイミングだろう…。最近かな?10代から仕事をしていたので、これまで親に任せてきたお金の管理なども、30歳になるまでに全部できるようになりたいなとか、そういうところから自立したいという気持ちが出てきました。
― 山本さんが今考える、夢を叶える秘訣を教えていただきたいです。
山本:可能性を広げておくことです。「パーフェクトワールド」の時に、松坂桃李さんやみなさんと話していて、力の抜き方が上手いなと思ったんです。最初は何でもがむしゃらに頑張るべきだと思うんですけど、ある程度のキャリアを積んだら、今度は力を抜いて本当にやりたいことが何かを考えて良いと思います。なので、夢を叶える秘訣というか、夢を見つけるために最初は何でもやってみて、考えるのはそのあとでも良いのかなと思いますね。
― まずは可能性を広げて、そこから夢を見つけることが大事なのですね。ありがとうございました。
(modelpress編集部)
山本美月(やまもと・みづき)プロフィール
1991年7月18日生まれ、福岡県出身。20009年、女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルとしてデビュー。2011年より女優としても活動を開始。2017年、8年間在籍した「CanCam」の専属モデルを卒業し、一層女優として活躍を広げた。2019年は、初のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、ドラマ「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」(フジテレビ系)、「孤高のメス」(WOWOW)、「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系)、映画「ザ・ファブル」など話題作に出演。2020年は、プラチナイト木曜ドラマF「ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~」(読売テレビ・日本テレビ系)のほか、「そろばん侍 風の市兵衛SP~天空の鷹~」(NHK)、映画「糸」(4月24日公開)を控える。「ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~」第1話あらすじ
住宅会社・大仏ホームの経理部に、中途採用のゆいか(山本美月)が入ることになった。彼女は、経理の経験はないと言いながら、すぐに圧倒的な事務処理能力を発揮する。彼女の経歴は謎で、経理部長の亀田(木村祐一)も知らなかった。営業部のエース社員・桜井(瀬戸利樹)は、一風変わった雰囲気を漂わせるゆいかが気になり始める。経理部の麗子(トリンドル玲奈)は、恋人から”好きな人ができたから別れてほしい”というメッセージを送りつけられ、一方的にフラれてしまう。その日の夕方、麗子は、ゆいかは「その男性とは別れた方がいいです」と言われる。フラれたことは誰にも言っていないはずなのになぜ、ゆいかが知っているのかと、不審に思う麗子。
麗子は新しい恋を見つけるため、ランチタイムを出会いの場にする“ランチ合コン”を計画。彼女は、周りの女性社員にも参加してほしいと頼むが、断られてしまう。そんな麗子に、ゆいかが「私が行ってもいいですよ」と声をかけてくる。他に行ってくれそうな人も見つからないため、麗子は仕方なく、ゆいかとランチ合コンをすることに。
数日後のランチタイム。麗子はゆいかを連れて、合コン場所のレストランへ向かった。合コン相手は、麗子がSNSでつながっている商社マン・築山(佐野和真)と、彼の後輩・早坂(太田基裕)。2人ともイケメンで、麗子のテンションは上昇。一方、ゆいかは、黙々と食事に集中する。
築山と早坂は、会社が借り上げた同じマンションに住んでいた。しかし、早坂は、あるトラブルが原因で引っ越しを考えていると語る。その話を聞いたゆいかは身を乗り出し、詳しい事情を聞き出そうとする。
帰宅すると、誰もいないはずの部屋に妙な気配を感じる。家にいると、女性の声で「ごめんなさい、ごめんなさい」とひたすら謝る電話がかかってくる。早坂は、そうした不気味な出来事に悩まされていた。
早坂が体験した謎を解き明かそうと、のめり込むゆいか。麗子は、すっかり取り残されてしまう。合コンの席はいつの間にか、事件の捜査本部に!? ゆいかは、さらに推理を深め…。
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