<東方神起「XV」インタビュー>15年の活動で得た“財産”を語る
2019.11.12 18:00
views
東方神起が記念すべき10枚目のオリジナルアルバムとなる「XV」をリリースした。全15曲を収録した本作は、R&B、バラード、ロック、ポップスとあらゆるジャンルを飲み込み、東方神起流に昇華する彼らのスケールの大きさが改めて感じられる一大絵巻となっている。今年で日本デビュー15年目を迎えた彼らはどのような思いでアルバムを作りあげたのか。お気に入りの曲なども含めて語ってもらった。
― 日本デビュー15年目に突入した今の心境から教えてください。
ユンホ:正直言うと、そんなに経ったっけ?っていう感じです。その時々で今やるべき目の前にあることをずっと頑張ってきただけだから。15年というのは長い時間だし、スタッフさんたちやファンのみなさんにずっと支えてもらっているから今活動できてるんだって改めて思います。ありがたいですね。
チャンミン:東方神起を応援してくださっているファンのみなさんには感謝しかないです。誰かのことを長い間、変わらずにサポートしてくださっているというのは、本当に言い尽くせないくらい大きい愛をもらっていると思うから。謙虚な気持ちを忘れずに、これからも今まで通りに僕なりにやっていこうと思っています。
― 15年間の活動を通して宝物や財産になったモノは何ですか?
チャンミン:ライブ会場で見るお客さんの笑顔ですね。正直に言うと、体調が悪い日もあるけど、僕たちのステージを期待しているお客さんの笑顔を見ると、ガッカリさせちゃいけないって思うし、その気持ちが年々大きくなってきてるんです。僕は必要とされている人間なんだっていう喜びを感じさせてもらっています。
ユンホ:僕はそれに加えて周りの人々です。スタッフさんとか周りの人を見ると自分がどうやって成長してきたかがわかるから。昔は自分のスキルアップに意識が向いていたけど、今は周りを見て頑張れるようになったし、周りの人のいろんな思いを感じながら仕事をしてるから。特に僕は10年経ったあたりから、周りの人や人との出会いが重要だなっていう価値観になってきました。
― 今回のアルバム「XV」をつくるにあたって、どのような作品をめざしましたか?
チャンミン:今回は大きなテーマは特に考えずに作り始めました。それよりも1曲1曲に対して「この曲はこういうテイストの曲だからこういう風に歌おう、こういう気持ちを込めよう」って、ちゃんと向き合いたかったんです。ボーカルでこういうふうに成長したところを見せようとか、大人になった自分を見せようとか、そういうのもなかったですね。とにかく曲にいちばんマッチする、材料としての声になるよう歌ってました。かっこつける感じが一切ないし、逆にそうなったことで声が曲に馴染んでるんじゃないかなって思います。
ユンホ:今回のアルバムは東方神起の過去・現在・未来を全部感じられるアルバムになってると思います。15周年っていうありがたい気持ちをちゃんと込めたアルバムにしたくて。いつものように最近の洋楽テイストも入ってるんだけど、それをちゃんと東方神起らしく表現していくことが僕たちの大きなテーマだと思っていて。それは過去からずっと始まっていることだし、その結果の現在があって、さらに未来の東方神起をどのように見せられるかっていう宿題も課すような作品を今のタイミングで出したかったんです。
― チャンミンさんが今回のアルバム作りで感じたことは?
チャンミン:15年もやってくると新たな変化やチャレンジを見つけるのはなかなか難しくなってくると思うんです。それを探す気持ちは常に持っているけれど、今までいろいろやってきたと思うから。石って、最初は尖っていても長い時間をかけて風化して丸くなってくるじゃないですか。それも大きな変化だと思うんです。変化させるために石にわざと熱を加えたり、力を加えるんじゃなく、自然にどんどんきれいな石になっていく。僕たちもそうありたいと思いました。
― ユンホさんは今回の制作で新しく試してみたことはありますか?
ユンホ:歌い方です。昔は鼻を使っていろいろ声を変化させてたけど、今回は顎の使い方で変化を出したりしました。あと、個人的に印象深いのは「Pay it forward」と「目隠し」。これは倖田來未さんの旦那さんでもあるHi-yunkさんと初めて協力してレコーディングしたんです。リズムの取り方も難しい曲だから集中してレコーディングしたし、新たな東方神起の道が見えた曲でした。
― 今回のアルバムでお気に入りの曲を教えてください。
ユンホ:「Master」です。デモより上手く歌えたから(笑)。あと、「Master」は僕もチャンミンも一曲の中でいろんな歌い方をしていて、今回のアルバムでそれがいちばん多い曲。そういう意味で耳が楽しい曲だと思います。
チャンミン:僕は「Master」も好きだし、「Six in the morning」も好きです。「Six in the morning」は洋楽テイストの曲調も好きだし、曲のタイトルからはまだみんな起きてない静かな世界というイメージが浮かんでくる。そういう二人きりの時間の中で、愛しい彼女に対する好きで好きでたまらないっていう気持ちがあふれている曲で素敵だなって思います。
― 「Crimson Saga」はクラシックとロックとオペラを融合させた曲で、展開も激しく、東方神起にしか表現できない曲だと思いました。
チャンミン:壮大なステージを連想させる曲で、僕もレコーディングしながら、ひとつのミュージカルのようなイメージでレコーディングしました。
ユンホ:これはデモを聞いたときから、ツアーでの演出が楽しみな曲でした。ぜひライブで見て感じて欲しい曲ですね。
― 今回の5大ドームツアーは来年1月まで続きます。どのようなステージを見せていきたいですか?
チャンミン:15周年という記念すべき節目を迎えたライブだから1秒たりとも無駄にできない時間にしたいなと思ってます。1曲1曲、1場面1場面が充実したライブにしたいです。
ユンホ:東方神起の15年分のエキスが詰まったライブにしたいです。その上で、東方神起はこれもできるんだ。じゃあ、次のステップは?っていうクエスチョンマークも浮かぶようなライブにしたい。僕たちの未来に向けた楽しみもステージから感じ取ってもらえればうれしいです。
インタビュー・文/猪又 孝
(modelpress編集部)
ユンホ:正直言うと、そんなに経ったっけ?っていう感じです。その時々で今やるべき目の前にあることをずっと頑張ってきただけだから。15年というのは長い時間だし、スタッフさんたちやファンのみなさんにずっと支えてもらっているから今活動できてるんだって改めて思います。ありがたいですね。
チャンミン:東方神起を応援してくださっているファンのみなさんには感謝しかないです。誰かのことを長い間、変わらずにサポートしてくださっているというのは、本当に言い尽くせないくらい大きい愛をもらっていると思うから。謙虚な気持ちを忘れずに、これからも今まで通りに僕なりにやっていこうと思っています。
― 15年間の活動を通して宝物や財産になったモノは何ですか?
チャンミン:ライブ会場で見るお客さんの笑顔ですね。正直に言うと、体調が悪い日もあるけど、僕たちのステージを期待しているお客さんの笑顔を見ると、ガッカリさせちゃいけないって思うし、その気持ちが年々大きくなってきてるんです。僕は必要とされている人間なんだっていう喜びを感じさせてもらっています。
ユンホ:僕はそれに加えて周りの人々です。スタッフさんとか周りの人を見ると自分がどうやって成長してきたかがわかるから。昔は自分のスキルアップに意識が向いていたけど、今は周りを見て頑張れるようになったし、周りの人のいろんな思いを感じながら仕事をしてるから。特に僕は10年経ったあたりから、周りの人や人との出会いが重要だなっていう価値観になってきました。
― 今回のアルバム「XV」をつくるにあたって、どのような作品をめざしましたか?
チャンミン:今回は大きなテーマは特に考えずに作り始めました。それよりも1曲1曲に対して「この曲はこういうテイストの曲だからこういう風に歌おう、こういう気持ちを込めよう」って、ちゃんと向き合いたかったんです。ボーカルでこういうふうに成長したところを見せようとか、大人になった自分を見せようとか、そういうのもなかったですね。とにかく曲にいちばんマッチする、材料としての声になるよう歌ってました。かっこつける感じが一切ないし、逆にそうなったことで声が曲に馴染んでるんじゃないかなって思います。
ユンホ:今回のアルバムは東方神起の過去・現在・未来を全部感じられるアルバムになってると思います。15周年っていうありがたい気持ちをちゃんと込めたアルバムにしたくて。いつものように最近の洋楽テイストも入ってるんだけど、それをちゃんと東方神起らしく表現していくことが僕たちの大きなテーマだと思っていて。それは過去からずっと始まっていることだし、その結果の現在があって、さらに未来の東方神起をどのように見せられるかっていう宿題も課すような作品を今のタイミングで出したかったんです。
― チャンミンさんが今回のアルバム作りで感じたことは?
チャンミン:15年もやってくると新たな変化やチャレンジを見つけるのはなかなか難しくなってくると思うんです。それを探す気持ちは常に持っているけれど、今までいろいろやってきたと思うから。石って、最初は尖っていても長い時間をかけて風化して丸くなってくるじゃないですか。それも大きな変化だと思うんです。変化させるために石にわざと熱を加えたり、力を加えるんじゃなく、自然にどんどんきれいな石になっていく。僕たちもそうありたいと思いました。
― ユンホさんは今回の制作で新しく試してみたことはありますか?
ユンホ:歌い方です。昔は鼻を使っていろいろ声を変化させてたけど、今回は顎の使い方で変化を出したりしました。あと、個人的に印象深いのは「Pay it forward」と「目隠し」。これは倖田來未さんの旦那さんでもあるHi-yunkさんと初めて協力してレコーディングしたんです。リズムの取り方も難しい曲だから集中してレコーディングしたし、新たな東方神起の道が見えた曲でした。
― 今回のアルバムでお気に入りの曲を教えてください。
ユンホ:「Master」です。デモより上手く歌えたから(笑)。あと、「Master」は僕もチャンミンも一曲の中でいろんな歌い方をしていて、今回のアルバムでそれがいちばん多い曲。そういう意味で耳が楽しい曲だと思います。
チャンミン:僕は「Master」も好きだし、「Six in the morning」も好きです。「Six in the morning」は洋楽テイストの曲調も好きだし、曲のタイトルからはまだみんな起きてない静かな世界というイメージが浮かんでくる。そういう二人きりの時間の中で、愛しい彼女に対する好きで好きでたまらないっていう気持ちがあふれている曲で素敵だなって思います。
― 「Crimson Saga」はクラシックとロックとオペラを融合させた曲で、展開も激しく、東方神起にしか表現できない曲だと思いました。
チャンミン:壮大なステージを連想させる曲で、僕もレコーディングしながら、ひとつのミュージカルのようなイメージでレコーディングしました。
ユンホ:これはデモを聞いたときから、ツアーでの演出が楽しみな曲でした。ぜひライブで見て感じて欲しい曲ですね。
― 今回の5大ドームツアーは来年1月まで続きます。どのようなステージを見せていきたいですか?
チャンミン:15周年という記念すべき節目を迎えたライブだから1秒たりとも無駄にできない時間にしたいなと思ってます。1曲1曲、1場面1場面が充実したライブにしたいです。
ユンホ:東方神起の15年分のエキスが詰まったライブにしたいです。その上で、東方神起はこれもできるんだ。じゃあ、次のステップは?っていうクエスチョンマークも浮かぶようなライブにしたい。僕たちの未来に向けた楽しみもステージから感じ取ってもらえればうれしいです。
インタビュー・文/猪又 孝
(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】