ゆりやんレトリィバァ、夢叶った吉本坂46 今より-40キロだったダンス部時代も明かす<モデルプレスインタビュー>
2018.12.26 07:00
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秋元康氏プロデュースにより、乃木坂46・欅坂46に続く坂道シリーズ第3弾として結成された吉本坂46が、シングル「泣かせてくれよ」(12月26日発売)でデビュー。選抜メンバーの1人であるお笑いタレント・ゆりやんレトリィバァ(28)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
吉本坂46「泣かせてくれよ」でデビュー
同グループは吉本興業に所属する6000人に及ぶ、全ての芸人、俳優、文化人などを対象とし、応募者総数1,747名から6次の審査を経て、選ばれた46名により構成されるグループ。
選抜メンバーは、Wセンターの斎藤司(トレンディエンジェル)、小川暖奈(スパイク)をはじめとして、遠藤章造(ココリコ)、河本準一(次長課長)、村上ショージといった16人で、同曲は欅坂46の楽曲を多く手がけるTAKAHIRO氏が振付を担当。大阪弁で切ない想いを歌う楽曲で、同じ坂でも上り坂も下り坂も経験した年齢を重ねてきた大人の“渋さ”がにじみ出ている。
今回、撮影を実施した場所は乃木坂46、欅坂46といった坂道シリーズメンバーもこれまで多数モデルプレスのインタビューで使用した場所。そのことを伝え、“アイドルっぽい“表情やポーズを多数繰り出してもらったので、“アイドル・ゆりやんレトリィバァ”の姿も楽しみながらインタビューを読んで頂きたい。
「泣かせてくれよ」哀愁ソングは吉本坂だからこそ「説得力がある」
― デビューおめでとうございます!「泣かせてくれよ」はどんな曲になっていますか?ゆりやん:吉本坂は色んなチームがあるんですけど、今回選抜メンバーはすごく男性の方が多くて、平均年齢も結構高くて、アイドルの曲というよりは本当に哀愁ある大人の渋い曲になっています。吉本だからだと思うんですけど、大阪が舞台になった話で、恋愛のストーリーが歌われていて、若い方も年齢層問わずに気に入って頂ける曲だと思います。
― このメンバーだからこその哀愁が出ていますよね。
ゆりやん:それはめっちゃ思います。メンバーで言うと、一番先輩の村上ショージ師匠がおられるからすごい説得力がある歌やし、他の男性陣も先輩なんですけど、普段の知っている先輩方とは違う渋い魅力が出ていて。女性も、よっちゃん(ガンバレルーヤよしこ)とか哀愁あって(笑)、良い感じです。
― 曲がすごく皆さんの雰囲気と合っていますよね。
ゆりやん:そうそう、合っているんですよ(笑)。やから、吉本の普段お笑いやっているときとはまた違う一面も見て頂けるかもしれません。
― MVの中で、一番観てほしい部分はどこですか?
ゆりやん:お酒を飲んでいるシーンはそれぞれ皆ドラマがあって、私も一瞬なんですけど、おばたのお兄さんと2人で実際に焼酎を頂いているんです。設定では、失恋した私が「何で振られないといけないんだ!」という気持ちで「なんでやねん」って気持ちを出して、おばたくんが「まあまあそう言わんといてお前も飲めよ」となだめるという親友同士のやり取りなんです。最後は「もう2人で何やってるんやろ?私たち」みたいな感じで楽しく飲む、というところまでの流れを演技したので、それぞれのシーンで皆物語があるんだなと思って観てもらえたら楽しいかもしれません。
ゆりやんレトリィバァ、TAKAHIROの振付は「意味ない動きが1個もない」
― MVの撮影の様子は「吉本坂46が売れるまでの全記録」でも観させて頂きました。撮影は大変でしたか?ゆりやん:夜中スタートで朝5時ぐらいまで撮影していました。振り付けは結構何週間か前から頂いて、皆練習していたんですけど、前日に振りが全部変わっちゃって、そこでまた「どうする?」と。だから撮影もそんな気持ちに余裕を持てずに皆振りをちょっとの時間に練習して、本当にいっぱいいっぱいの感じでした。
― 振りは結構全部修正するレベルで違ったんですか?
ゆりやん:それが私スケジュールの都合でレッスンに行けたのが最後の日だったんです。だから教えてもらったのが最新のやつだったんで私は大丈夫だったんですけど、他の方に聞いたら、「前の振りが頭から離れなくて全然違う踊りになってしまう」と言ってはったんで、やっぱりやってみたら全然違うんかもしれません。
― TAKAHIROさんの振り付けは難しかったですか?
ゆりやん:めっちゃ難しかったです。ぱっと見、結構ゆったりで簡単そうに思えるんですけど、1個1個実は複雑やったり、意味ない動きが1個もなくて、ストーリーに合わせて「今こういう感情でこれをイメージしている」とか全部教えてくれるんですよ。だから感情を入れるのが結構難しいけど、覚えたことをやるだけじゃなくて感情を込めることでより曲に入り込めました。
― ゆりやんさんは元々ダンスをやられていたんですよね?
ゆりやん:そうなんです。中学テニス部で、高校水泳部で、大学ダンス部で、今はデブなんですけど(笑)。
― (笑)。大学時代の写真を見たんですけど、そのときはだいぶ痩せられていたんですか?
ゆりやん:あ、そうなんです。30キロか40キロくらい体重増えちゃって。でも、そのときも私大学に片道3時間かけて通っていて、往復6時間かけていたんですけど(笑)、ダンスサークルが部室じゃなくて体育館の前のガラスの前で夜反射してきた自分たちを見て練習することになっていて。反射する前に帰らないと私終電間に合わなかったので、だからほとんど行ってないんです。
― そうなんですか(笑)!でも本当にダンスお上手ですよね。
ゆりやん:ダンスサークルの友達とかと適当にお昼踊ったりはしていて、好きは好きなんですけど、皆で揃えてとかはしてなかったので、やっぱり今回はちょっと違いましたね。
ゆりやんレトリィバァ、モー娘。に入りたかった過去「加護ちゃんが好きすぎて憎しみに変わってた」
― 改めてになるんですけど、吉本坂46に応募しようと思った動機は何でしたか?ゆりやん:私は子供の頃、モーニング娘。に入りたかったんです。(同世代の記者に)入りたくなかったですか?
― 私も好きだったんですけど、入りたいとは思わなかったです(笑)。誰が好きだったんですか?
ゆりやん:私は加護(亜依)ちゃんが好きやったんですけど、好きすぎて言いたくなくて、矢口(真里)さんと言っていました。
― (笑)。
ゆりやん:好きすぎて腹立ってた。憎しみに変わってたんですよ(笑)。だから、歌詞カードの写真とか見て加護ちゃん好きやのに睨んだりしてました(笑)。
― すごい愛憎が(笑)。
ゆりやん:そう、愛憎。愛憎劇やったんです(笑)。入りたかったんですけど、叶わなかったので。
― 応募したことは?
ゆりやん:応募はしてないんです。入りたかった頃はもう年齢的に無理で。年齢制限かからんかったとてなんですけど(笑)。それから吉本に入らせてもらって、劇場に吉本坂46募集の張り出しがあって、「これやったら2つ夢叶う!」と思って応募させてもらいました。
― 確かに、お笑いとアイドルの夢がどっちも叶うと。じゃあアイドルに対する憧れはあったんですね。合格したときはどういう心境でしたか?
ゆりやん:発表のときはお仕事で現場に行けなくて。大阪にいて受かっていたらテレビ電話がかかってくるという流れだったんですけど、明らかに「この時間にここにとりあえず携帯置いて下さい!」と言われて、発表前に「絶対に受かってるってことや」と思っちゃったんですけど(笑)。でも映像で千原(ジュニア)さんから発表して頂いたとき、「あ、ホンマに受かった」と思ってそれはめちゃくちゃ嬉しかったです。
ゆりやんレトリィバァ、衝撃水着ショットも話題に
― ゆりやんさんと言えば、4次オーディションの水着審査の写真が衝撃的でした。あれはどういう経緯であの水着に?ゆりやん:記事にもして下さって、ありがとうございました。水着やったので、水着といえばあれしかない、と思って。
― 普段からネタで使っている水着なんですよね。
ゆりやん:そうなんです。最初はよもやこうなるとは思ってなくて、買ったんですけど。アイドル向けやなと思って。「このときのために買ってたんや」という思いです。
吉本坂46、グループ内恋愛も「浮上してくるかも」
― 改めて楽曲作りを通して、吉本坂に対するイメージは変わりましたか?ゆりやん:そうですね。正直選ばれるまでは勝手にイメージしていたのが、乃木坂さんとか欅坂さんのイメージで、女性だけとか、あとはフレッシュな感じとか、あとは吉本やから「完全にお笑いお笑いしているのかな?」とか思ったんですけど、集まってみたらそうでもないというか、年齢層も男女比もバラバラやし、元アイドルの方とかおられたり、作家さんの方がおられたりとか色々なメンバーやったんで、「どういう風になんねやろ?」と思いました。さらに選抜メンバーとかグループ分けのときに「一体どういう方向に進んでいくんや」と思ったんですけど、やっぱり曲頂いてから、「あ、こういうことやったんか」と。「こういうメンバーでやるための曲やったんや」とか分かってすごいなと思いました。
― まだ吉本坂がどういうグループなのか知られていない部分があると思うんですけど、どういうところが魅力だと思いますか?
ゆりやん:やっぱり吉本と言っているので、”ちょけてる“ってまあ思われるとは思うし、ちょけてはいると思うんですけど(笑)、歌とかダンスとかは本当に真剣にやらせてもらっていて、アイドルというフィールドに別の枠から入らせてもらっているので、そこは真面目に真剣に取り組ませて頂いているし、吉本の良いところでマイナス部分もポジティブに笑いに変えたりとか、お笑いの人間が普段と違う一面を見せることが良いところだと思います。あとは普通アイドルはね、恋愛禁止とかありますけど、異例のこのグループ内で恋愛模様があったりするかもしれませんね、いつか。
― 一応グループ内恋愛禁止ではない?
ゆりやん:特に何も言われてないんですけど、誰も何も行動していません(笑)。
― (笑)。今の所はなさそう?
ゆりやん:はい。でもこうやって動いていくと、もしかしたらグループ内でもそういう話も浮上してくるかもしれませんね、はい。
ゆりやんレトリィバァ、握手会は「ストレスのはけ口に」
― 今後はアイドルとして握手会とかもやりますよね。ゆりやん:申し訳ないんですけど、私自身はスケジュール的に今回出席できないんです。でもさっき(はんにゃの)金田(哲)さんと言っていたんですけど、露骨に並ぶ、並ばない人がいると思うんです(笑)。アイドルやったら皆ある程度並んでいると思うんですけど、吉本坂だったら「何で俺んところ並んでへんねん」とかそういう面白いのもあるんちゃうかなとか。
― 確かに、それも笑いにできますもんね。
ゆりやん:それも1個普段見ることができない姿なので、楽しいと思うんですよ(笑)
― 「記録的なファン0」みたいな(笑)。
ゆりやん:そうそう(笑)。それもあって面白いと思いますし。アイドルの方って普段から握手会をされているから、普段道とかでファンの方とプライベートで会っても「お金払って握手会来てくれている方のために普段握手できない」ということがあると思うんですけど、私たちなんてそこらへん歩いていていつでも握手できるので、なんかわざわざ申し訳ないなって思いはあります。
― いやいや、そんなことないですよ。
ゆりやん:ほんまですか?でもなんなら別に握手目的じゃなくても、近くに来てもらって普段腹立つこととか言ってくれてストレスのはけ口みたいな感じで来てくれてもいいですし(笑)。他のアイドルの方とはちょっと違うかもしれないですけど、そこは逆に楽しんでもらえたら嬉しいです。
ゆりやんレトリィバァ、ライバル視しているアイドルは?
― アイドルとしてライバル視している方はいらっしゃいますか?ゆりやん:(神妙な面持ちで)そうですね。うーん、他のアイドルの方でライバル視しているって言ったら…やっぱり、秋元康さんプロデュースなんで、まあ工藤静香さんとかですか。
― だいぶ大御所の名前を(笑)。
ゆりやん:はい。やっぱりそれぐらい上を見とかないと。まあ全員上なんですけど。乃木坂さん欅坂さんとかいてはるんですけど、やっぱり秋元先生の系列でアイドルの本当にトップで、卒業されてからもずっと活躍されているという方といえば。そうなっていかないとダメですね。ライバル視っていうのはちょっとおこがましいんですけど。
― トップアイドルと結婚して。
ゆりやん:そうですよね。やっぱり目指さなダメですよね。
― (笑)。先輩にあたる乃木坂さん、欅坂さんの活躍はどう見ていますか?
ゆりやん:いや恐れ多いです。本当にアイドルってぱっと聞いたら可愛くて歌も可愛くて”皆のアイドル”という感じのイメージを持っているんですけど、乃木坂さん欅坂さんはパフォーマンスがすごくかっこいいから、ずっと見ていたいし、男女問わずかっこいいと思える存在なので、吉本坂もまあ恐れ多くも同じ坂道シリーズに入れてもらったので、そういう風になりたいなというのはおこがましいんですけど、頑張らなあかんなと思います。
ゆりやんレトリィバァ、霜降り明星せいやへの「好きという気持ちは変わらない」
― 今年1年は大活躍の1年だったと思うんですけど、この間以前番組で共演されていた霜降り明星さんがM-1グランプリで優勝されたじゃないですか。ご連絡はされましたか?(※ゆりやんは霜降り明星のせいやに以前から片思いしていることで知られている)ゆりやん:(神妙な面持ちで)そうですね。「おめでとうございます」と伝えました。せいやさんがM-1取られたんで、せいやさんがMで、私今度W(取材は10日に決勝戦が開催された「女芸人No.1決定戦 THE W」前)があるんで、(『M』と『W』の形を作った右手と左手の指を絡ませて)あの、こうなることになります(笑)。
― なるほど(笑)。
ゆりやん:すみません、記事にしにくいコメント言って(笑)。
― せいやさんも「ゆりやんさんから連絡きた」と話されていたんですよね。
ゆりやん:はい。でもなんか彼女居るって。まあいいんです、私彼女居ても。
― いいんですか(笑)?
ゆりやん:もう私が好きという気持ちは変わらないんで。
― 最近は新しい恋は無いんですか?
ゆりやん:いや、もうずっとせいやさん。
― そうなんですね、一途。平成生まれの若手の時代が来ているともよく言われているんですけど、自分たちの代でやっぱり実感はありますか?
ゆりやん:そうですね、霜降りさんもそうですけどすごいじゃないですか、M-1優勝って。ガンバレルーヤもよっちゃんが同い年で、おばたのお兄さん、あ、おばたくんはちょっと上ですけど(笑)、横澤(夏子)さんもブルゾンちえみちゃんも同い年やし。身近な方が活躍されていると若手も頑張っていこうという気持ちがちょっと熱くなりますね。
― 以前テレビ番組「梅沢富美男のズバッと聞きます!」でダイエットの企画やられていたじゃないですか?(番組では10日間で8.3kgの減量に成功)最近はやられていますか?
ゆりやん:そうですね。(神妙な面持ちで)あそこで教えてもらって普段どんなに自分が糖質を摂っていたかということが恐ろしく分かりましたので…気をつけるという気持ちを持っています(笑)。
― (笑)。気をつけてはいる?
ゆりやん:気をつけるという気持ちを、気をつけないといけないという気持ちを持ってはいます(笑)。
― 収録以降はキープしていますか?
ゆりやん:あ、えっと、キープしたいという気持ちは持ってはいます。
― 確認はされてないんですか(笑)?
ゆりやん:あ、はい(笑)。でも感覚でキープできているんやろうなとは思います。
吉本坂46、2019年の目標は紅白出場
― 最後に吉本坂46としての2019年の目標というか、意気込みを教えて下さい。ゆりやん:そうですね。やっぱり吉本坂のメンバー皆で言っていたんですけど、皆でというか全員ではないんですけど何人かで。まあ金田さんとさっき言っていたんですけど(笑)。(このインタビュー前に金田と2ショットインタビューに応じていた)
― (笑)。
ゆりやん:結局(笑)。すみません、全員とか言っちゃって(笑)。まあ今年はね、ちょっと紅白はあれでしたけど、来年は目指して皆で一致団結で頑張れたらいいですね。あの、初代内閣総理大臣の伊藤博文さんは、友人と食事をした後にこんな事を言ったとも言われています、「ばいばーい」。
― (笑)。
ゆりやん:これもう使わなくて大丈夫です(笑)。
― 使いますよ(笑)。
ゆりやん:まあどうなるかはわかんないですけど、やっぱり1人でも多くの方に聴いて頂きたい、落ち着いて聴いて下さい!
― レコード大賞新人賞とかもありますね。
ゆりやん:そうですね。それも狙いたいです。落ち着いて狙ってやー!まあ狙うのはこっちなんですけど。狙わせてもらうのはこっちなんで(笑)。
― ありがとうございました!
ゆりやんレトリィバァの素顔は?インタビューこぼれ話
質問によってスイッチが入ると、真剣な表情でジョークを飛ばし、何度も笑わせてくれてくれたゆりやん。面白さが記事だけでは伝えきれないのが残念。同世代の活躍の話題で、記者が同い年のことを伝えると「雰囲気で同い年の感じがしました。何月生まれですか?」とフランクに聞いてくれたり、撮影の移動中には「ごめんなさい、歩くのが異常に遅いんです」と和ませてくれたりと、気さくな人柄にすっかり癒やされた。(modelpress編集部)
ゆりやんレトリィバァプロフィール
生年月日:1990年11月01日身長:159cm
血液型:B型
出身地:奈良県 吉野郡
趣味:映画鑑賞(大学で映画研究をしていた)、書道、ダンス、水泳、ピアノ、似顔絵を描く
特技:英語、ダンス
出身/入社/入門:2013年NSC大阪校35期生首席卒業。
2015年より3年連続「R-1グランプリ」決勝進出。2017年第47回NHK上方漫才コンテスト優勝。2017年、「女芸人No.1決定戦 THE W」初代王者。
「泣かせてくれよ」
46人のメンバーそれぞれの顔写真がジャケットとなり、同一音源では世界最多(発売元調べ)の46品番でリリース。(収録曲違い、ミュージックビデオ収録の映像盤と合わせて47品番)また、メンバーへのご褒美企画「行かせてくれよ!キャンペーン」を実施しており、個別でのCDセールスが1位のメンバーにはハワイ旅行がプレゼント。各メンバーがSNSを中心に積極的にPRを行っている。
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