日本ドラマに初めて出演したテミン(SHINee)/ドラマ『ファイナルライフ -明日、君が消えても-』より(提供写真)

SHINeeテミン、松田翔太と共演した“正直な感想”語る 日本ドラマ初出演で新たな“素質”発見も モデルプレスインタビュー【後編】

2017.11.07 12:00

ボーイズグループ・SHINee(シャイニー)のメンバー、テミンのモデルプレスインタビュー。後編は、配信中のAmazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『ファイナルライフ -明日、君が消えても-』(毎週金曜更新)について。俳優としての演技経験はまだ少ない中、日本ドラマ初出演という大きな挑戦だったが、松田翔太ら豪華キャスト陣とも仲を深め、またひとつ成長を遂げたようだ。プライベートが垣間見えるQ&Aもお届けする。

  

あの松田翔太さんと知り合いに!?

― 2人の男が「過酷な運命」と「愛」に巻き込まれていくさまを描いた『ファイナルライフ -明日、君が消えても-』。壮大なスケールのアクションが繰り広げられる中で、テミンさん演じるシオンのミステリアスな美しさが際立ちます。

テミン:ありがとうございます。少し恥ずかしいですね(笑)。

― お芝居に対してはまだ照れがありますか?

テミン:はい。本当に今回が初めての演技と言ってもいいくらいです(笑)。

― 悲しい過去を背負う刑事の川久保稜(松田翔太)と、アメリカで極秘の実験台にされ記憶を失ったソン・シオンが出会い、警察の秘密組織「特殊班」で次々と起こる難事件を解決していく…という物語ですが、始めはどのような印象を抱きましたか?

テミン:最初に台本をいただいた時は、キャラクターが非現実的で、以前アニメで見た『デスノート』とイメージが被りました。僕にとってはそれがヒントになりましたね。表情がなく、言葉も少ないので、雰囲気というか、本当に繊細な演技で表現しようと意識しましたが、すごく難しかったです。

僕は昔からダンスと歌を練習してきましたが、演技は本当にまだ子供みたいに経験がなくて…。松田翔太さんや哀川翔さんなど、素晴らしい方々とご一緒できただけで光栄でした。

― 最初にシオンがヘリから降りてくるシーンがとても美しく、迫力もありました。

テミン:ありがとうございます。あのシーンはただ自然に歩いたという感じで、そこまで気にすることはなかったです。もしうまく映っていたのなら、運が良かったのかな(笑)。

― かっこよく仕上がっていました!アクションの練習もしたんですか?

テミン:はい。でも僕、アクションの素質があると思います!(笑)練習はしたんですけど、そこまで長い時間をかけずに結構色んなアクションが出来て。

― それは今までダンスやトレーニングで体を鍛えてきたからこそですね。

テミン:そうかもしれません(笑)。

― 他に撮影する前に準備していたことはありますか?

テミン:英語のセリフがあったので、発音は本当に頑張って練習しました。シオンはアメリカ育ちということで、表情やリアクションもアメリカっぽさを意識する必要があったんですけど、発音は特に難しかったので、レコーディングしてもらった音声を聞きながら練習しました。今もまだ心配です。僕はまだ映像を観られていなくて…。(※インタビューは9月中旬に実施)

― とてもかっこよかったです!実際に現場に入ってからはいかがでしたか?

テミン:楽しかったのは…ご飯がおいしかったこと(笑)。ケータリングや差し入れをたくさん用意していただいて。色々と味見をしました。

― 特においしかったものは?

テミン:冷やし中華という食べ物を知りました!

― 初めて食べたんですね!

テミン:はい。それと日本の友人が増えたことが嬉しかったです。僕が松田さんの連絡先を知っている…それが不思議な感じ(笑)。Instagramで松田さんが僕のことを書いてくださったのを見た時も、「本当に僕は松田さんと知り合いなんだ!」と思えて嬉しかったです(笑)。

― 今までスクリーン越しに観ていた有名人が…!という感覚でしょうか(笑)。

テミン:そうです。今もテレビをつけて松田さんが出ているのを見つけると、「この方が僕の知り合いだなんて」と思いながら、本当に楽しいです(笑)。

― そんな松田さんとの関係はどのように縮めていきましたか?

テミン:最初に自己紹介をするミーティングがあったんですけど、その後に松田さんが食事会を用意してくださって。そこで一緒にお酒を飲んだりしたことで、スムーズに撮影に入ることができました。松田さんのことをより身近に感じて、撮影が始まってからも本当にたわいもない話をすることができました。

― ヒロイン・綾辻佳菜役の瀧本美織さんとはいかがでしたか?

テミン:瀧本さんにはまず「SHINeeを知っていますか?」と聞きました(笑)。本当に優しくて、配慮がとても素晴らしい方です。一緒に撮影したシーンが少なかったので、たくさん話す機会はなかったんですけど、武道館公演を観に来てくださいました。

― 現場で特に苦労したことは?

テミン:セットの中が本当に暑かったので、汗がずっと出ていました。秋からの放送に合わせて、衣装も厚着だったので。演技の面では、バストアップのカットになると本当に小さい表情や動きが見えるじゃないですか。瞳の動きとか、細かい所まで気を配るのが僕にとっては難しかったです。

― カメラチェックをして、テイクを重ねることも多かった?

テミン:もちろんです。今回の作品は松田さんをはじめ、皆さんで一緒に色々なことを相談しながら撮影を進めていきました。

― テミンさんが一番アドバイスを求めたのは誰ですか?

テミン:松田さんです。僕が聞かなくても「これはもっとこうしたらいいかも」とヒントをくださることも多かったです。

ドラマをきっかけにテミンの音楽も聴いてほしい

― 今回の撮影を経て、新たに気づいたことや学んだことはありますか?

テミン:韓国と日本のドラマを比べて、演技をする時の感情の表現の違いがわかりました。文化の違いもあると思うんですけど、日本は発声の仕方も音が密に集まっているというか…そういう細かいところが本当に違うと思いました。

― 次はどんな役を演じてみたいですか?

テミン:松田さんが演じていた、稜の役をやってみたい(笑)。それとセリフが多い役もやってみたいですね。今はまだ日本語の発音が下手なので、もっと自然にできるように練習したいです。

― 作品のジャンルとして興味があるのは?

テミン:僕は明るい感じよりも、スリラーとか重い雰囲気が好きなので、そういう作品をやってみたいです。ありきたりなものではなくて、心の奥底に響くような物語に出会えたら嬉しいです。

― 主題歌「What’s This Feeling」も担当されましたが、ドラマとどのようにマッチしていると思いますか?

テミン:イントロがすごく重いんですけど、最後はハッキリとして涼しい感じ。ギャップの魅力が作品に合っていると思います。

― ドラマを楽しみにしている方々に伝えたいことはありますか?

テミン:今回のドラマを楽しんでいただくことはもちろん、これをきっかけに僕のことを知ってくれる方がもっと増えて、僕の音楽も聴いてくださったら本当に嬉しいです。

ファンに伝えたいこと “アーティスト・テミン”の魅力とは…

― ソロ活動の目標も含めて、ファンの方々にメッセージをお願いします。

テミン:自分がどうなっていくのかは僕自身もまだわかりませんが、色んなことにチャレンジしながら自分のアイデンティティを創り上げていきたいです。どんどん成長していく姿を見せますので、僕のことを信じて見ていてください。

― 最後になりますが、ずばり“アーティスト・テミン”の魅力とは。

テミン:ダンスと歌、どちらも極めたアーティストでありたいです。

― 今はそこに“演技”もプラスで。

テミン:それはまだまだ自信がないです…!僕は正直ですから(笑)。

プライベートQ&A

Q. 今、一番ホッとする瞬間は?

テミン:寝る前に映画を観ている時。心の余裕が生まれます。映画を観ながらうとうとして、一回目が覚めたらテレビを消して、また寝ます(笑)。

Q. 最近観て印象的だった作品は?

テミン:昨日観た『スパイダーマン:ホームカミング』。それを観るために、おとといから『スパイダーマン』1・2・3と『アメージングスパイダーマン』1・2を全部観て、昨日やっとたどり着きました(笑)。今回、最初からストーリーをおさらいしたことでマーベル作品の魅力に気づきました。子供の時に観た『スパイダーマン』とまた印象が違いましたね。

Q. 飛行機の中でも映画を観る?

テミン:飛行機の中では寝ます(笑)。

Q. 最近嬉しかった出来事は?

テミン:やっぱりSHINeeのメンバーに会った時はテンションが上がって嬉しくなります。5人で集まることが何よりも僕の力になります。

(modelpress編集部)

TAEMIN(テミン)プロフィール

5人組グループSHINee(シャイニー)のメンバー。2016年7月27日に1stミニアルバム『さよならひとり』でメンバー初の日本ソロデビューを果たす。リード曲「さよならひとり」の圧倒的なダンスパフォーマンスが話題に。2017年7月1日、2日には、自身の夢でもあった日本での初ソロステージを日本武道館で開催し、2017年7月18日に日本での2nd ミニアルバム『Flame of Love』をリリース。SHINeeとしては2017年、日本での5枚目のアルバム『FIVE』をリリースし、5度目の全国ツアー「SHINee WORLD 2017~FIVE~」を開催。9月には3年連続のドーム公演を開催した。現在、Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『ファイナルライフ -明日、君が消えても-』が配信中(毎週金曜更新)。

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2017年11月29日(水)発売
完全限定生産コンプリート盤(FC Limited Edition)/初回限定盤 Blu-ray/通常盤 DVD
3形態共通収録内容:ライブ本編&ドキュメンタリー映像収録

Amazonプライム・ビデオ・オリジナル・ドラマ「ファイナルライフ-明日、君が消えても-」オリジナルサウンドトラック(配信中)

【収録曲】
1.テミン「What’s This Feeling」
2.テヨン「Rescue Me」
3.EXO-CBX「Cry」
4.テミン「I’m Crying」

※最新情報はオフィシャルサイトでご確認ください。
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