飯豊まりえ「本当に裏話」撮影中の清水富美加に驚き “全員悪女”キャスト5人が素顔を暴露 モデルプレスインタビュー
2017.03.28 17:00
清水富美加と飯豊まりえがW主演する映画『暗黒女子』(4月1日公開)。モデルプレスは主要キャストの飯豊、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈らにインタビューを実施。後編では撮影の裏話からキャスト陣の素顔(!?)まで語ってくれた。
目次
同作は秋吉理香子氏の同名小説を映画化。セレブな名門女子高で、全校生徒の憧れの存在・白石いつみ(飯豊)が、謎の死を遂げる。いつみから文学サークルの会長を引き継いだ親友の澄川小百合(清水)は「白石いつみの死」をテーマに部員たちが書いた物語を朗読する定例会を開催し、部員たちはそれぞれ「犯人」を告発する作品を発表していく。――――あなたの予測をすべてブチ壊す驚愕のラスト24分!学園一の美少女を殺したのは誰?
“全員悪女”の素顔は?
劇中ではそれぞれ犯人を告発。作品にちなみ、その人に関して裏話・秘密などを聞いた。(平→清野、清野→玉城、玉城→小島、小島→平、飯豊は清水に関して)【二谷美礼(平祐奈)「犯人は志夜(清野菜名)」】
平:菜名ちゃんは結構ボーイッシュな感じもあるけど、かわいいよね。ツンデレなのかなーって。飯豊:しゃべり方も超かわいいよね。
平:役柄もあると思のですが、現場でも明るくて。頼っていましたね。すごくアドリブも面白くて、待ち時間の時にスタジオで即興演技をしたのですが、メガネをかけるといきなり変な人になったり…(笑)。すごく面白かったです。色んな顔を持っている、と思いました。
【高岡志夜(清野菜名)「犯人はディアナ(玉城ティナ)」】
清野:イメージは水素水、ボディクリーム…あと美容ドリンク!平:青汁!青汁!
清野:美容にすごく特化しているイメージですね。
平:撮影時期に皆で水素水飲んだよね(笑)
飯豊:楽屋の冷蔵庫に美容ドリンクが入っていて、皆が勝手にもらってましたね。
― そういうトレンドを発信していたのが玉城さんなのですか?
清野:そうですね。色々学ばせていただきました。(玉城に)比べて私は膝がカサカサで、焦って次の日に急いでコンビニに行ってボディクリームを買って、Amazonで教えてもらったコロコロローラーも買って…(笑)
【ディアナ・デチェヴァ(玉城ティナ)「犯人はあかね(小島梨里杏)」】
玉城:私は最初、あかねちゃんみたいな子なのかなって勝手に思っていました。“ザ・女の子!”みたいな。一同:思ったー!
玉城:メルヘンで、お菓子作りもすごく上手で。だからあかねちゃんははまり役だなと思っていたのですが、実は本人的には色々ギャップがあって、それが面白いなと思いました。ふざけているところが…
平:そう、私がふざけていると(小島は)結構乗っかってふざけてくれたの。
玉城:(小島とは)同じ人見知り同士、色々話が合いました。
小島:そうだね、2人でずっと変顔とかしていたよね。
玉城:なんだったんだろうね、あのテンションは…(笑)
【小南あかね(小島梨里杏)「犯人は美礼(平祐奈)」】
小島:裏っていうか…一番、最初に北海道のお土産でパックをくれました。しかも、ただお土産だけを渡すのではなくて、手書きのメッセージ付きだったんですよ。その時はまだ“りーちゃん”という呼び方じゃなくて“梨里杏さんへ”って。そのメッセージに「吸い込まれそうな目が綺麗ですね。これからよろしくお願いします!」って書いてあって。そういう一つ一つの心配り・心遣いがすごくて。LINEでも何かある時にくれる言葉が温かいし…。清野:本当に日本の旅館みたいな感じ!
小島:そうそう!年下だけど、包みこんでくれるような…旅館のね(笑)旅館の女将みたいな感じがありますね。
平:ありがとうございます(笑)恥ずかしい。
【白石いつみ(飯豊まりえ)は親友・澄川小百合(清水富美加)へ】
飯豊:皆、素顔は明るいし、役とは全然違うので、この現場ではカットがかかると一回一回素に戻っていました。そのようなオンオフの切り替えをする時に富美加ちゃんは「滝川クリステル、滝川クリステル…」ってたくさん言っていて(笑)。どうやら滝川クリステルさんの「(マネをしながら)みなさん、こんにちは」みたいな喋り方を意識して、小百合を演じていたみたいで。私は横で聞きながら「え、滝川クリステル…?」ってなっていました。― そう言われてみると確かに小百合の話し方って滝川クリステルさん風ですね。
飯豊:そうですよね。富美加ちゃんはそういう意識を持っていたみたいで、私は何回か耳を疑って「えっ!?」って聞き返しちゃいました。しかも出来上がった映像をそういう風に見ちゃうと、現場でも面白くなっちゃって…。実際、富美加ちゃんも「すごく意識しているんだ」って言っていましたし、これは本当に裏話だと思います!
― では、飯豊さんの裏話・秘密を持っている方はいらっしゃいますか?
小島:いつみさんとは全然違って(飯豊は)かわいいの。ワンちゃんみたいで、よく「いいこいいこ」ってしていました。
平:してたねー!その姿が微笑ましかった。
小島:映画の中では、私が後輩なのでいつみさんが私を抱きしめるようなシーンもありましたが、実際は(立場が)逆だったと思います。
飯豊:真逆ですね。抱きしめられたかった(笑)安心感のある…(小島は)歩く安眠スポットみたいな。
全員悪女…役作りのポイントは
― キラキラしたシーンとダークなシーンの2面性が面白かったです。真逆なことをやる上でのポイントや工夫、監督から受けたアドバイスはありましたか?小島:私が意識したのは、真逆をやるという意識よりも、あかねの野心を大切にしていました。あかねが本当にやりたいことを貫き通していたら、それが自然と熱に変わって、暗黒な部分につながっていく…その過程が表現できていたらいいなという感じでした。具体的にはっきり白黒みたいなことを意識したというよりは、あかねを自然にできたらいいなと思っていました。
平:多分全員言われていたと思いますが、監督が女子ならではの色気を大事にしてワンシーンワンシーン撮っていました。なので色気はすごく難しかったですが、こういうことなのかなって思いながら、距離感を大切にしていました。美礼としては、監督から「文学サロンで一番年下なので、皆の妹キャラとして、自分のありのままの明るさを出していいよ」と言われていましたね。途中、文学サロンに慣れていった美礼がテンション高く「マドレーヌ美味しい!」と言うシーンがあるのですが、そういうところなど普段の自分の素が出ていた部分もありました。
玉城:女子高生って複数人集まった時の“無敵感”ってあるじゃないですか。1人1人もそうなのですが、4人集まった時の連帯感でさらに怖くなっていく…そういう雰囲気が出せればいいなと思っていました。ディアナ自体は、いつみに対しての感情が1人だけ違うので、「裏切ってやろう」という感じではなく「裏切ってしまった」という気持ちを最後まで持つように心掛けました。
飯豊:監督から「飯豊まりえを全部忘れて、白石いつみという1人の、皆の動きをかき混ぜるような力強い女の子になってください」とずっと言われていました。それを意識して現場では自信を持った状態で立たないといけなかったですし、セリフもいつみちゃんの怖さを出すために1言1言にちゃんと抑揚をつけるようにしていました。セリフの言い回しも、これまではその時に生まれた感覚を大事にしようと自然にしていましたが、今回の役では、すごく考え抜くことを大事にしました。ちゃんと考えてから言葉に発しないとそのセリフが怖くならないので、太陽の部分とダークサイドの部分はしっかり差が出せるように、監督と一緒に計算して演じていました。
清野:最初から最後の話がひっくり返るところまでは常に明るく元気に…というのを意識してやっていました。志夜は文学サークルに入る時に自分の嘘をいつみに掴まれているので、楽しい雰囲気だけどその弱みを握られている、ということを常に意識しながらやっていましたね。笑っていてもちょっと苦しい、みたいな感じでした。1言1言が「あたしに言っているのかな?」って考えながら。そこを一番意識してやっていました。
―ありがとうございました。
外はキラキラと美しく、中は真っ黒な暗黒女子。“全員悪女×ダマし合い”を謳う同作を作り上げた彼女たちだが、撮影現場では意外にも全く雰囲気が違ったようで、普段の素の自分とは離れた役柄に苦戦した様子も語ってくれた。それぞれが演技と向き合って出来た“悪女”像を楽しみたい。(modelpress編集部)
飯豊まりえ(いいとよ・まりえ)プロフィール
生年月日:1998年1月5日出身地:千葉県
身長:167cm
血液型:B型
2008年「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」にてグランプリを受賞し、雑誌「ニコ☆プチ」でモデルデビュー。2011年、姉妹誌にあたる「nicola」に移籍し、瞬く間に看板モデルへと成長。2013年は同誌最多9回の表紙を飾り、2014年1月号では異例の単独表紙も務めた。同年8月より「Seventeen」に専属モデルとして加入。近年は女優としても活躍中。2017年は連続ドラマ「嫌われる勇気」(フジテレビ系)に出演のほか、映画『きょうのキラ君』が公開中。
清野菜名(せいの・なな)プロフィール
生年月日:1994年10月14日出身地:愛知県
身長:160cm
特技:アクション、アクロバット、殺陣、球技、ギター、ドラム、ベース、陸上
2007年に雑誌でモデルデビュー。モデルとして活躍後、舞台、映画、TVドラマで女優としても活動し、14年に映画『TOKYO TRIBE』のオーディションを経てヒロインに抜擢。ヨコハマ映画祭2015最優秀新人賞、ジャパンアクションアワード2015優秀女優賞を受賞。15年には『東京無国籍少女』で映画初主演を果たし、ジャパンアクションアワード2016最優秀女優賞を受賞。3月30日からは劇団☆新感線の舞台「髑髏城の七人」を控える。
玉城ティナ(たましろ・てぃな)プロフィール
生年月日:1997年10月8日出身地:沖縄県
身長:164cm
趣味:読書、ショッピング
特技:習字
アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれ、2012年、講談社主催の「ミスiD(アイドル)2013」初代グランプリを受賞後、雑誌「ViVi」の専属モデルとなり、同世代の女性から絶大な支持を集める。女優としての活動もスタートし、2014年にはドラマ「ダークシステム恋の王座決定戦」(TBS)でヒロイン役を好演。地元・沖縄を舞台にした『天の茶助』(15)で映画デビューも果たし、その後も『オオカミ少女と黒王子』(16)、『貞子vs伽椰子』(16)、『闇金ウシジマくん the Final』(16)に出演。2017年は『PとJK』(3月25日から)、『サクラダリセット』(前篇:3月25日、後篇:5月13日2部作連続公開)が公開中。
小島梨里杏(こじま・りりあ)プロフィール
生年月日:1993年12月18日出身地:東京都
身長:159cm
趣味:人間観察、音楽連想、映画・舞台鑑賞、旅行、写真
特技:作詞
子役としてデビュー。2011年に、第3回集英社「グラビアJAPAN2011」週刊プレイボーイグランプリ受賞。テレビ朝日系「烈車戦隊トッキュウジャー」、映画『絶狼-ZERO- -BLACK BLOOD-』、『先輩と彼女』、初主演映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』、連続ドラマ「表参道高校合唱部!」など、ドラマや映画に出演し女優としても活躍の幅を広げる。2017年4月にリニューアルするNHK・Eテレ「天才てれびくんYOU」女性MCとして大抜擢。
平祐奈(たいら・ゆうな)プロフィール
生年月日:1998年11月12日出身地:兵庫県
身長:155cm
趣味:映画鑑賞・着物の着付け・ヘアアレンジ・ピアノ
特技:琉球舞踊・クラシックバレエ・トランペット
2011年、映画「奇跡」で女優デビュー。2012~2013年度、テレビ東京の子供番組「おはスタ」のおはガールを務める。映画『青鬼 ver.2.0』でヒロインを演じたほか、ドラマ「JKは雪女」(毎日放送)では主演を務めるなど、着実にキャリアを重ねている。昨年は映画『ぼくが命をいただいた3日間』、『青空エール』に出演。2017年はすでに公開された『キセキ ―あの日のソビト―』、『きょうのキラ君』ほか『サクラダリセット』(前篇:3月25日、後篇:5月13日2部作連続公開)、『ReLIFE』(4月15日公開)、『忍びの国』(7月1日公開)と待機作が続々と控える。姉は女優の平愛梨。
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