「いつ恋」森川葵に視聴者から絶賛の嵐「プレッシャーは大きかった」(C)モデルプレス

「いつ恋」森川葵に視聴者から絶賛の嵐「プレッシャーは大きかった」モデルプレスインタビュー

2016.02.22 16:50

フジテレビ系ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(毎週月曜 後9:00)に出演中の女優、森川葵(もりかわあおい・20)。第一章が完結した第5話(15日放送)ではまさに物語のキーパーソンとなった。

  
同作は東京を舞台に、辛い過去を背負いながらも、明るく前向きに生きようとする杉原音(有村架純)と曽田練(高良健吾)の2人を中心としながら、彼らを取り巻く日向木穂子(高畑充希)、井吹朝陽(西島隆弘/AAA)、市村小夏(森川葵)、中條晴太(坂口健太郎)の4人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいくラブストーリー。

第一章クライマックスで“事件”

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第5話より(左から)高良健吾、高畑充希、有村架純、西島隆弘/画像提供:フジテレビ
音への好意を押し殺して木穂子と付き合う練、練への片思いを止めない音、その音に恋した朝陽、そして小夏は晴太から「好き」と告白されながらも、幼馴染みの練に想いを寄せる。小夏のセリフで「好きになってくれる人を好きになれたらいいのに」というのがあったが、今のところ一つも成就していない。第一章のクライマックスでは、この6人が初めて一つのシーンに揃い“事件”が起きた。

口火を切ったのは小夏。「みんな嘘ついでる。練が好きなのは木穂子さんじゃねえべ。(音を指さして)この人だべ」「上辺ばっか楽しそうな顔して、嘘ばっか。(練を見て)他に好きな人いんのに、嘘ついで隠して付ぎ合って」などと泣きながらまくしたてた。その後、6人には重苦しい空気が流れ、次第にバラバラになっていった。

森川葵「プレッシャーは大きかったです」撮影を回顧

モデルプレスのインタビューに応じた森川葵(C)モデルプレス
この事件をきっかけに彼らの人生は大きく動き出す。その重要な役割を担った森川は「プレッシャーは大きかったです。普通にお芝居をするだけではなくて、会津弁で喋らなくてはいけない、やっぱり会津弁はイントネーションがすごく難しいんです。自分の感情は高ぶっているのに、イントネーション的には下げなくてはいけない、そこに演技も加わってゴチャゴチャになりました」と回顧。「周りの方からはアドバイスではなく『期待しているね』ってとにかく言われて…(苦笑い)もう絶対に頑張らなきゃっていう感じでした。でも方言で感情を爆発させるのは初めてだったので、上手くできた自信ないです…。もっと何かできたんじゃないかと…」と悔しさをにじませた。

視聴者から絶賛の嵐…小夏を演じて得た“成長”

しかし視聴者からは「彼女の演技に引きこまれてしまった」「森川葵の演技の幅がすごい!」「地元の私が聞いても方言のなまりに全然違和感がない」など絶賛の声が相次いだ。それでも常にさらに上を目指す姿勢が、わずか数年で彼女の演技力が急成長する一つの理由なのだろう。

『いつ恋』は6人の成長の物語でもある。森川は自らに“活”を入れる一方で「小夏は大人になりたいのになれない、大人になっているのになっていないように振る舞っている子。自分の中でうまくいってないって気付いていても、それに気付かないようにしていたり。私はこれまでは自分の気持ちが落ちていたら、お芝居にもそれが出ちゃっていたんですけど、今は自分の気持ちが暗くても、明るく話すことができるようになりました。小夏を演じてそうなったので小夏のおかげなのかな」と小夏を通して自らの“成長”も実感していた。

物語は5年後、第二章へ

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第5話より(左から)坂口健太郎、森川葵/画像提供:フジテレビ
第6話(22日放送)から物語は一気に5年後の“現在”となる。第5話のラストでは練の風貌が大きく変わり、この先の波乱を予感させた。練と小夏、小夏と晴太、それぞれの関係がどうなっていくのか、見逃せない展開が続きそうだ。(modelpress編集部)

森川葵(もりかわ・あおい)プロフィール

生年月日/1995年6月17日/出身地:愛知県/趣味:睡眠

2010年、女性ファッション誌『Seventeen』専属モデルとしてデビュー。2012年に女優デビュー、『スプラウト』(日本テレビ系)でドラマ初出演。主な出演作に映画『スクールガール・コンプレックス‐放送部編‐』(13年)、映画『渇き。』(14年)、映画『チョコリエッタ』(15年)、映画『おんなのこきらい』(15年)、ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系/14年10月)、ドラマ『監獄学園‐プリズンスクール‐』(MBS・TBS系/15年10月)など。『テディ・ゴー!』で連ドラ初主演を飾る。

第6話あらすじ

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第6話より(左から)高畑充希、有村架純/画像提供:フジテレビ
27歳になった音(有村架純)は、介護福祉士の資格を取り、いまも『春寿の杜』で働いている。元同僚の朋子(桜井ユキ)、今月で契約が切れる美織(林田岬優)と食事に出かけた帰り、静恵(八千草薫)の家に立ち寄った音は、そこで木穂子(高畑充希)と再会する。木穂子は、3年前に会社を辞めて今はデザイン系の事務所で働いているのだという。木穂子は、音が練(高良健吾)ではなく、朝陽(西島隆弘)と付き合っていることを知って驚く。実は音も木穂子も、小夏(森川葵)や晴太(坂口健太郎)らと共にこの家で練と会ったのが最後だった。木穂子は、練の携帯電話に電話をしてみた。しかし、その番号はもう別の持ち主に変わっていた。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第6話より(左から)有村架純、西島隆弘/画像提供:フジテレビ
朝陽と食事に出かけた音は、派遣先でトラブルに巻き込まれた玲美(永野芽郁)の相談に乗ってやってほしい、と彼に頼む。朝陽は、困惑しながらもそれに応じ、その代わりと言って音をパーティーに誘う。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第6話より、高良健吾/画像提供:フジテレビ
そんな折、仕事帰りの音は、柿谷運送のトラックを見かける。作業中の加持(森岡龍)に声をかけ、練のことを尋ねる音。加持は、音を社長の嘉美(松田美由紀)のもとへ連れていった。嘉美は、練が5年前に辞めたことを告げると、佐引(高橋一生)なら何か知っているかもしれない、と言って彼を紹介する。そこで佐引は、練が東京にいることを音に告げ、1枚の名刺を差し出す…。

森川葵(C)モデルプレス
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