ホラン千秋は「可愛さ以外で」大東駿介、千葉雄大が語る“印象”と“意識”していること<インタビュー>(C)Johney!TERASAKA【モデルプレス】

ホラン千秋は「可愛さ以外で」大東駿介、千葉雄大が語る“印象”と“意識”していること<インタビュー>

2015.12.21 17:00

国内最大の年越しロック・フェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 15/16」が12月28日(月)・29日(火)・30日(水)・31日(木)の4日間、千葉県・幕張メッセにて開催される。今年もその模様をお届けする番組「現地より生放送!COUNTDOWN JAPAN 15/16」がWOWOWにて放送されることが決定。女優・タレントのホラン千秋がMCを、俳優の大東駿介千葉雄大がゲストMCをつとめる。そこでインタビューではMCの3人が集まり、意気込みや互いの印象、注目しているアーティストなどについて語ってもらった。

  
― 去年に引き続き、ホラン千秋さんは4日間MCをつとめられますが、ホランさんから見た“COUNTDOWN JAPAN”の魅力は?

ホラン:その年の邦楽で一番熱かったバンド、アーティスト、グループが全部集まっているのがCOUNTDOWN JAPANだと思うんです。なので、今回も「COUNTDOWN JAPAN 15/16」を観れば、今年の音楽シーンがどう変化したのかがわかるんじゃないかなって思いますし、集大成的なイベントですので“夏フェスは予定が合わなくて観に行けなかった”という人も、これを観ればアップデートされるのかなって。それと、“これから来る!”っていうバンドやアーティストもたくさん出演するので、観ておくと「俺、昔から観てたんだよ」ってブレイクした時に自慢できますから(笑)、自分のお気に入りを見つけるという楽しみもあります。若手から大御所まで、本当に幅が広いので音楽が好きな人は見逃せないフェスだと思っています。

― 大東駿介さんと千葉雄大さんも2年連続でゲストMCを担当されますが、意気込みなどを聞かせてください。

大東:去年、始まる前に「ちゃんとMCしないと」とか「こんなことを伝えたい」とかいろいろ言っていたんですが、実際にやってみたら思っていたのと全然違ったんですよね。フェスとしてのCOUNTDOWN JAPANとWOWOWで放送するCOUNTDOWN JAPANは、同じものでありながら別物でもあるんだなって思いました。フェスの会場でしか味わえない雰囲気はもちろんあります。でも、この番組だからできる楽しいこともいっぱいあるんです。迫力のあるライブ映像もそうですし、特設スタジオに来てくれるアーティストの人たちとのトークもそうです。ホランさんがアーティストとの距離をうまく縮めてくれるので、ここでしか聞けない話も聞けますし、自宅にいる人たちはリアルタイムで、会場に来てる人たちにも録画して後で観てもらいたいなって思います。

千葉:夏フェスは夏ならではの楽しみ方がありましたけど、COUNTDOWN JAPANは年末ならではの雰囲気がありますし、今年2015年の垢落としじゃないですけど、汗をかいて、みんなで楽しみたいなって思いますね。去年、MCとしてはホランさんに助けてもらうことが多くて、自分としては課題ばかりが残った感じでした。生放送だから時間がどんどん過ぎていく中で「何を言ったらいいんだろう?」とか考えてる時間もないですし、食らいついていかないといけないので、今回は2回目なので自分が言いたいことが湧き出てきたらいいなと思っています。

大東:生放送っていうのが、いい緊張感もあっていいんですよ。僕らの近くにたくさんのスタッフさんがいて、同時進行で番組を作っている姿がよく見えるんです。フェスが行われてると実感する瞬間と番組が生まれている瞬間の狭間にいるっていう、なんとも痛快な時間を過ごさせてもらったなって。

ホラン:年末というのも独特の高揚感がありますからね。

大東:そうそう。ゲストに来られるアーティストの皆さんも何かいいことを言おうとか飾ったりせず、“今年最後のライブを楽しもうぜ!”とか“今年最後のライブ、楽しかった!”っていうテンションで来てくれるんです。

ホラン:お酒を飲んでるのが隠せないぐらい真っ赤になってる方もいますからね(笑)。本当に、“今、この瞬間、この場所で起こっているんだな”っていう生感はすごくあります。

― ゲストMCのお二人から見た、MCとしてのホランさんはどんな感じですか?

大東:可愛いのはわかってるから、可愛さ以外で(笑)。

千葉:可愛さ以外だと、僕が何を言っても大丈夫っていう安心感があって、ちょっと調子に乗ってふざけた時は一緒に乗ってくれる時もあるし、戻してくれる時もあります(笑)。

大東:自由にさせてくれる感じ?

千葉:そうですね。あと、さっき大東さんも言ってましたけど、ゲストのミュージシャンの方がスタジオに来られた時に、いい距離感を作って、話したくなるような空気感を出してくれるので、すごく話しやすいんだと思います。頭の回転も速いですし。

大東:コメントも完璧だし、職人というか精密機械みたいというか。

ホラン:そんなに持ち上げても何も出ないですよ(笑)。

大東:あと、ホランさんの顔を見ると「あ、フェスの時期が来た!」って思うようになりました(笑)。それは僕だけじゃなくて、ミュージシャンの方もそう思ってるみたいなんです。ホランさんに会うのを楽しみにしてるって言ってる方がたくさんいますから。

ホラン:恐縮です。もし本当にそう思っていただけてたら、光栄です(笑)。

― 逆に、ホランさんから見たMCとしてのお二人は?

ホラン:千葉くんがさっき言った「食らいついていかなければいけない」という言葉を借りるとすると、大東さんは勢いでどんどん食らいついてくるタイプなんですよ。熱量もハンパないですし、今年も前のめりにアーティストの方に食らいついて行って欲しいなって思います。千葉くんは後からじわじわ湧き上がってくるタイプだと思っていて。アーティストの言葉を受け止めて、熟考して消化して、それを千葉くんならではの視点で返していく。その「千葉君ペース」がとても素敵だと思うので、変に焦らなくてもいいんじゃないかなって。決して上から目線で言ってるわけじゃないんですよ(笑)。それがいいところだと思っていますし、せっかちな私を「そんなに急いで走らなくてもいいよ」って今年も引き止めてもらいたいですね。二人ともタイプが違うので、そこが面白いところだなって思います。

大東駿介、ホラン千秋(C)Johney!TERASAKA
ホラン千秋、千葉雄大(C)Johney!TERASAKA
― 大東さんと千葉さんは、MCとしてお互いを意識したりしますか?

大東:千葉ちゃんのMCは観てないつもりだったんですけど、さっき取材の前に話をしてたら思い出したんです。観てました。

ホラン:(笑)

大東:千葉ちゃんはその場の切り取り方が面白いんです。僕は気持ちのままバーっと喋ってしまいますが、千葉ちゃんは考えて考えてポロっと言う言葉が面白いんですよ。

ホラン:大東さんは瞬発型、千葉くんは熟考型って感じ。

千葉:ドラマで共演させてもらった時から思ってたんですけど、大東さんの言葉ってすごく響くんです。僕は言葉がまとまらないまま話してしまったりするけど、大東さんは熱い想いを端的に伝えるのが上手なのですごいなって。ホランさんが“タイプが違う”って言ってましたけど、僕は無い物ねだりで「そうなりたい」願望があります。

大東:僕も同じ。千葉ちゃんみたいにゆっくりやりたいと思うんですけど、止まった瞬間に冷や汗が(笑)。ちょっとでも沈黙があると不安になるんです。

ホラン:関西のノリなんだよね。

大東:千葉ちゃんがショットガンだとすると、僕はマシンガンかな。数撃って当てるタイプ(笑)。去年の『COUNTDOWN JAPAN 14/15』は僕が後半(30日と31日)で、ホランさんと千葉ちゃんが温めてくれてたから行きやすかった。なので、今年は僕がホランさんと一緒に前半を盛り上げて、いい感じで千葉ちゃんにバトンタッチしたいですね。

千葉:今年は後半の担当なので年越しもあるのが楽しみです。お客さんとして観に行った時、年越しの瞬間に「イェー!」って周りの知らない人たちとも乾杯して楽しんだ思い出があります。それを今年はMC席から見られるのも楽しみですね。

大東:去年は番組の生放送後も、全アーティストのライブが終わる朝5時まで会場にいて、最後に「あけましておめでとうCOUNTDOWN JAPAN 14/15」っていう文字が出たんですけど、それを見た時に「あぁ、これでMCの仕事をやり終えた」って泣きそうになりました。

― 今年もたくさんのアーティストやバンドが出演しますが、中でも特に注目しているのは?

大東:僕がMCを担当するDAY-1(28日)とDAY-2(29日)の中だと、くるりさんです。トークゲストにも来てもらいたいですね。あと、黒猫チェルシーさん。ボーカルの渡辺さんは今年、俳優さんとしても活躍されてましたけど、そんな年の最後に黒猫チェルシーとして観られるっていうのが嬉しいです。あとはマキタスポーツさん。今年の夏にも「スタジオトークに来る機会があれば、よろしくお願いします」って言ったら、「キャラがまだ固まってないから絡みづらいと思うよ」って言ってましたけど(笑)、来てもらいたいなぁ。

千葉:僕は、大森靖子さんのライブが観たいです。あと、サカナクションさんは幕張でのワンマンライブを観させてもらって、すごく楽しかったのでまた観てみたいです。それと、back numberさん。今年カラオケでいっぱい歌ったので(笑)。

― ホランさんの注目アーティストは?

ホラン:赤い公園さんもすごく好きですし、空想委員会さんとか、THE BAWDIESさん、ウルフルズさん、エレファントカシマシさんとか、挙げたらキリがないですね。それと、RO69JACK出身のバンドにも注目してます。ベテラン勢にも負けないぐらいの熱いライブを見せてくれますからね。

― 年末ということで、今年を振り返ってもらうと2015年はどんな年でしたか?

大東:去年の年末に『COUNTDOWN JAPAN 14/15』のゲストMCをやらせてもらったり、今年の夏にも『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』のゲストMCをやらせてもらったこともあって、音楽に触れる機会が格段に増えました。ライブに行く回数も去年の2倍、3倍ぐらいになったんじゃないかな。夏と冬のフェスを観させてもらって、その間を埋めるように個々のライブも観に行きましたし、年がら年中音楽を聴いてた印象がありますね。それと、ドラマの撮影とかで若い共演者と話す時に「最近、何を聴いてるの?」って訊いたり、年配の方にも「昔、何を聴いてました?」とか、音楽を中心に会話を広げるようになりました。それは無意識のうちにしてました。

ホラン:私は、音楽に限らずですけど、お仕事でもプライベートでも楽しめることが増えたなって思います。これまでは遠慮して行かなかった場面でも、“失うものはない”ってどこかで思ったのか(笑)、とにかく楽しんで、ぶつかって、それで失敗したらしょうがないっていう前向きさが増えた1年でしたね。

千葉:『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』だったり『COUNTDOWN JAPAN 15/16』だったり、自分が好きだったことに多く携わることができた一年でした。他にも、ストレイテナーさんのミュージックビデオにも出演させてもらったんですけど、そういうことって突然やってきたりするんだなって思ったので、いつどんなお話をいただいてもいいように自分なりに準備しておこうと思いました。

― 最後に、『COUNTDOWN JAPAN 15/16』を生放送で楽しむ方たちにメッセージをお願いします。

大東:COUNTDOWN JAPANはフェスとしてもそうですけど、WOWOWの立派な番組でもあるので、それを楽しんでもらいたいと思います。生で観るライブの良さはもちろんありますが、映像を通して観るライブの良さもこの番組を見てもらえればわかると思うので、ぜひ参加される方も自宅で見られる方も楽しんでもらいたいと思います。見所はこの番組全部です!

千葉:今日こうやってCOUNTDOWN JAPANっていう文字を目にして、今年が終わるんだなって年末感が出てきました。今年を振り返ると楽しかったこともたくさんあったし、やり残したこともまだまだあるなって思います。そういうのを全部カラッポにするお祭りだと思うので、お客さんに負けないぐらい僕たちも楽しみたいですね。そして、テレビで観られる人たちにもそのお祭り感をお届けできたらいいなと思っています。

ホラン:もしかしたらクリスマスに寂しい思いをしたという人も出てくるかもしれません。実家に帰れないんですっていう人もいるかもしれません。一人でご覧になる方も、家族でご覧になる方も4日間丸ごと楽しめる番組になると思いますので、今年何かやり残したことがあったら、この4日間で発散するぐらいの気持ちで一緒に楽しんでいただけたらなって思います。良い2016年を迎えられるように私たちも全力でお届けいたします!

― ありがとうございました。

ホラン千秋(C)Johney!TERASAKA
大東駿介(C)Johney!TERASAKA
千葉雄大(C)Johney!TERASAKA
12月28日~31日に千葉・幕張メッセにて今年で13回目を迎える、国内最大の年越しロック・フェスティバル『COUNTDOWN JAPAN』。昨年は、180組を超えるアーティストが出演し、過去最大規模となる18万人の観客で会場内は熱気と興奮に包まれた。今年は、のべ181組の豪華なアーティストが出演する。

『現地より生放送!COUNTDOWN JAPAN 15/16』は、12月28日~30日は午後4時から、31日は午後5時からWOWOWライブにて、現地より生放送。出演アーティストによる熱いライブステージのほか、MCのホラン千秋、ゲストMCの大東駿介(DAY-1、DAY-2)・千葉雄大(DAY-3、DAY-4)が迎える特設スタジオでのゲストトークなどが展開される。(modelpress編集部)
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