Dream Ami、ソロデビューは「無理って思っていた」E-girlsの“顔”が語る苦節13年の軌跡 モデルプレスインタビュー
2015.07.22 16:00
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E-girlsのメンバーとして活躍するDreamのAmi(27)が、モデルプレスのインタビューに応じた。7月29日、シングル「ドレスを脱いだシンデレラ」でグループから初のソロデビューを果たす彼女は、2002年、オーディションを経てDream(当時はdream表記)に加入。そこから13年、満を持してのソロデビュー。しかし、「本当に『私には無理』って思いました」――これが、EXILE HIROからソロデビューの相談を受けたAmiの中に、最初に浮かんだ感情だったという。
「びっくりしました。結構ネガティブな方なので、HIROさんに『ソロデビューしてみないか』って言われたときは、『私には無理です』って言いましたから。その後、何度かお話をさせていただく中で、ソロデビューの意味を深く考えるようになりました。E-girlsやDreamにどういう影響を与えるかっていうこと、ひとりで全て責任をもってやることで自分自身もアーティストとして成長できるということ…。そういうことを考えているうちに、『やらせてください!』って自然と言っていました」。
それでも、本人が振り返ってみれば「私は『楽しかったんだよなぁ』って思うんです。活字にしたら相当な苦労人生なのかなと思われることは多いんですけどね」。そして、それは「メンバーがいたから」。「当時は本当に悩んだり苦しんだりしていたときもありましたけど、メンバーと辛いことも励まし合って、ここまで来ることができました」と、充実した笑顔を浮かべた。
メンバーの存在は、彼女にとって大きな支えだ。だからこそ、ひとりで立っていかなくてはならない場面では少し弱気になる。「実は一番辛かったのは、解散を言い渡されたときではないんです。解散の危機があったから、HIROさんが手を伸ばしてくださったし、そこでは『次は絶対成功しよう!』って意外と前向きだったんです。シングルを何枚出しても上手くいかない、スタッフさんも半ば諦めモード。どの道に進んでいいか分からないけど、青春を捨ててまでやってきたから、がんばりたかった。そんな中、E-girlsが結成するってなって、そのときは『Dreamとしてやってきたことは何だったんだろう?Dreamとしての夢を叶えるためには、それは遠回りじゃない?』ってよく考えてました。そして、E-girlsでボーカルをさせていただくってなったときも、同じように不安がありました」。
Amiが初めてボーカルを任されたのは、E-girls3枚目のシングル「Follow Me」(2012年11月28日リリース)。キャッチーなメロディーが話題となり、この曲で一気にブレイクする。そして、彼女はグループの“顔”となる。
グループには、デビュー後間もないメンバーも大勢いた。「年齢も違うし、歌っているジャンル、雰囲気、すべてが違う。だから、少し投げやりな気持ちもあったんです」と正直な胸の内を語り、「『Follow Me』で自分が最年長という立場になって、『引っ張っていけるかな?』と不安が生まれました。ずっと後輩だったのに急に先輩になったことで、肩に力も入っていましたし、ふざけている子を見て、少しピリッとしてしまうこともあったかもしれません。前作より売れなかったら、『私、干されるんじゃないかな』って思っているくらいでしたから(笑)」と、冗談交じりに振り返る。
結果、「Follow Me」は前作「One Two Three」(2012年4月18日リリース)の12位をはるかに上回る、最高2位を獲得。
慣れない経験に戸惑いもあったはずだ。徐々に肩の力が抜けていったのは、6枚目のシングル「ごめんなさいのKissing You」(2013年10月2日リリース)の頃。後輩メンバーの成長を見守り支えているうちに、「変に先輩らしくする必要ってないんだって気が付いたんです」と、彼女自身も自然と変わっていった。
「多分、人それぞれ夢を叶えるチャンスが巡ってくるタイミングって違うと思う。すぐ来る人もいれば、自分たちみたいに10年過ぎてから来る人もいる。もっともっと遅い人もいるかもしれない。でも、いつチャンスが来てもいいように、ずっと準備しておくていうのは大切だと思いますし、諦めなければ絶対にいつかチャンスは来ると思います。そのチャンスに 気付けるかどうかが、重要だと思うんです。『ピンチはチャンス』です」。
Dreamの解散危機も、「Follow Me」での抜擢も、そして「ネガティブな気持ちから始まった」という今回のソロプロジェクトもそう。
「これまでを振り返ってみて、長い目で見たときに『あっ、あのときがチャンスだったんだ』って気が付いたこともあります。そして、ソロデビューも『あのチャンスを掴めたんだ』っていつか自分自身で思えるようにがんばっていきたいなって思っています」。
“DreamのAmi”とも“E-girlsのAmi”とも違う――「ソロ活動をしていく中で、自分らしさを見つけたい」。彼女は今、すべてを脱ぎ捨てて、新たな階段を駆け上がっていく。(modelpress編集部)
苦節13年「一番辛かったのは、E-girls結成の頃」
今では、E-girlsのメインアイコンとしてスポットを浴びている。ハツラツとした笑顔とトレードマークの金髪、明るいイメージが先行しているからか、彼女の過去を聞くと驚く人も多いかもしれない。ここに来るまでの13年、メンバーの脱退や所属事務所からの解雇通告、売れない下積み時代を経験しながら様々な苦難を乗り越えてきた。それでも、本人が振り返ってみれば「私は『楽しかったんだよなぁ』って思うんです。活字にしたら相当な苦労人生なのかなと思われることは多いんですけどね」。そして、それは「メンバーがいたから」。「当時は本当に悩んだり苦しんだりしていたときもありましたけど、メンバーと辛いことも励まし合って、ここまで来ることができました」と、充実した笑顔を浮かべた。
メンバーの存在は、彼女にとって大きな支えだ。だからこそ、ひとりで立っていかなくてはならない場面では少し弱気になる。「実は一番辛かったのは、解散を言い渡されたときではないんです。解散の危機があったから、HIROさんが手を伸ばしてくださったし、そこでは『次は絶対成功しよう!』って意外と前向きだったんです。シングルを何枚出しても上手くいかない、スタッフさんも半ば諦めモード。どの道に進んでいいか分からないけど、青春を捨ててまでやってきたから、がんばりたかった。そんな中、E-girlsが結成するってなって、そのときは『Dreamとしてやってきたことは何だったんだろう?Dreamとしての夢を叶えるためには、それは遠回りじゃない?』ってよく考えてました。そして、E-girlsでボーカルをさせていただくってなったときも、同じように不安がありました」。
Amiが初めてボーカルを任されたのは、E-girls3枚目のシングル「Follow Me」(2012年11月28日リリース)。キャッチーなメロディーが話題となり、この曲で一気にブレイクする。そして、彼女はグループの“顔”となる。
戸惑いから成長…ボーカル抜擢で変わっていった自分
「Follow Me」より以前の楽曲では、「マイクすら持たしてもらえない状態」だった。「Dreamでも真ん中で歌うってことがなかったし、『Follow Me』には私以外のDreamのメンバーがいなかったので、プレッシャーを感じました」。グループには、デビュー後間もないメンバーも大勢いた。「年齢も違うし、歌っているジャンル、雰囲気、すべてが違う。だから、少し投げやりな気持ちもあったんです」と正直な胸の内を語り、「『Follow Me』で自分が最年長という立場になって、『引っ張っていけるかな?』と不安が生まれました。ずっと後輩だったのに急に先輩になったことで、肩に力も入っていましたし、ふざけている子を見て、少しピリッとしてしまうこともあったかもしれません。前作より売れなかったら、『私、干されるんじゃないかな』って思っているくらいでしたから(笑)」と、冗談交じりに振り返る。
結果、「Follow Me」は前作「One Two Three」(2012年4月18日リリース)の12位をはるかに上回る、最高2位を獲得。
慣れない経験に戸惑いもあったはずだ。徐々に肩の力が抜けていったのは、6枚目のシングル「ごめんなさいのKissing You」(2013年10月2日リリース)の頃。後輩メンバーの成長を見守り支えているうちに、「変に先輩らしくする必要ってないんだって気が付いたんです」と、彼女自身も自然と変わっていった。
「夢を叶える秘訣」を語る
紆余曲折を経て、13年。数々の夢が散る瞬間も、叶う瞬間も見届けてきた彼女は、「続けること」が「夢を叶える秘訣」だと語る。「多分、人それぞれ夢を叶えるチャンスが巡ってくるタイミングって違うと思う。すぐ来る人もいれば、自分たちみたいに10年過ぎてから来る人もいる。もっともっと遅い人もいるかもしれない。でも、いつチャンスが来てもいいように、ずっと準備しておくていうのは大切だと思いますし、諦めなければ絶対にいつかチャンスは来ると思います。そのチャンスに 気付けるかどうかが、重要だと思うんです。『ピンチはチャンス』です」。
Dreamの解散危機も、「Follow Me」での抜擢も、そして「ネガティブな気持ちから始まった」という今回のソロプロジェクトもそう。
「これまでを振り返ってみて、長い目で見たときに『あっ、あのときがチャンスだったんだ』って気が付いたこともあります。そして、ソロデビューも『あのチャンスを掴めたんだ』っていつか自分自身で思えるようにがんばっていきたいなって思っています」。
“DreamのAmi”とも“E-girlsのAmi”とも違う――「ソロ活動をしていく中で、自分らしさを見つけたい」。彼女は今、すべてを脱ぎ捨てて、新たな階段を駆け上がっていく。(modelpress編集部)
Amiプロフィール
1988年5月11日生まれ、大阪府出身。2002年7月、ガールズグループ・dream(現:Dream)の追加メンバーとして加入し、活動をスタート。2011年12月よりE-girlsのメンバーとしても活躍。E-girlsとしては、同年12月「Celebration!」でデビューし、その後は、「Follow Me」「THE NEVER ENDING STORY」など数々の楽曲を世に送り出した。また、個人としてはフジテレビ系「バイキング」(月~金曜、午前11時55分)の木曜日レギュラーを務めるなど、音楽のみならず活動の幅を広げる一方、7月29日にはソロデビューシングル「ドレスを脱いだシンデレラ」をリリースする。
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