超特急タカシ、後輩に1時間マンツーマンレッスン 接し方で浮かび上がった慕われる理由【「NINE LIVES」インタビューソロ編】
2025.10.03 19:00
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超特急が、9月24日に22枚目シングル「NINE LIVES」をリリース。モデルプレスでは、カイ、タカシ、アロハにインタビューを実施し、ソロ&3ショットインタビューの計4本を配信予定。後輩のために1時間マンツーマンで歌を教えたタカシ(29)。丁寧に人と寄り添い、相手を決して否定せず、自らも謙虚であり続ける姿から、慕われる温かな人柄が浮かび上がった。
超特急、22枚目シングル「NINE LIVES」
今作のテーマは“Cat has NINE LIVES.”「猫に九生あり」という、困難な状況を何度も乗り越えてしぶとく生き抜く力を表すことわざと、“9人組グループ”超特急を重ねた楽曲になっている。クールでグルーヴィーなダンスミュージックに、超特急らしいユーモアや遊び心を散りばめた「NINE LIVES」のほか、超特急が得意とするダンスチューン「ウインクキラー」、ボーカル2人の声が映えるミディアムバラード「スピカ」が収録されている。さらにTikTokでは、それぞれの人生の一部を描いたショートドラマが配信中だ。タカシ「NINE LIVES」「ウインクキラー」「スピカ」3曲のボーカルポイント
― 本作には「NINE LIVES」「ウインクキラー」「スピカ」の3曲が収録されていますが、それぞれで意識したことを教えてください。タカシ:「NINE LIVES」は言わずもがな、同じ言葉を繰り返したり、「爪研ゲ」とインパクトのある言葉だったり、リズミカルで音がキャッチーなので、印象に残る歌い方を意識しました。Aメロ、Bメロはメロディアスなので、しっかりと歌い上げ、落差をしっかりとつけました。
「ウインクキラー」は、将来的にライブの定番曲になれば良いなという意味も込めた楽曲でもあるので、今までの超特急の良さを活かして、若干茶目っ気も入れるような、かっこいいけれど、少し変なところも出すという二面性を意識しました。
「スピカ」は、まさにボーカル2人で魅せるような楽曲でもあるので、楽曲の良さや歌のダイナミックさ、スケール感をすごく大切にして歌いました。
― これらの楽曲を表現するうえでシューヤさんと話し合ったことはありますか?
タカシ:基本的にレコーディングが始まる前に、ざっくりとした方向性を決めます。例えば「中毒性がある楽曲を目指したいから、少し耳に残る歌い方をしてみよう」みたいな大まかなものを決めて、レコーディングをしていくたびに、気になったところがあったら逐一確認して、と微調整をしていきます。それは、この楽曲たちに限らず、今までの楽曲でも同じようにやっています。
― 毎曲レコーディング前に行うルーティーンはありますか?
タカシ:これといって、印象に残るようなルーティーンではないのですが、すぐに発声をしたり、急にレコーディングに入ったりするのではなく、10分くらい早めに来て現場で落ち着かせる時間を作っています。何時間も立って、レコーディングをするので、気持ちを緩める時間を作って、言ってしまえば、何もしない。何かやったとしても、ご飯を食べるくらい。そういった時間を作ってから、発声練習や、吸入器といったケアを始めて、ディレクターさんやシューくんと打ち合わせをしてからレコーディングに入ります。
タカシ、ショートドラマでのアドリブ長回しシーン
― ショートドラマ「花束」の撮影時のエピソードを教えてください。タカシ:もちろん台本もありますし、筋書きは決まっているのですが、大阪の花屋さんが舞台なので、登場人物みんな本当に関西出身の方で、大阪弁で、アドリブの部分もありました。僕が「小学生のとき俺泣きながら店帰ってきたやんか」と話した直後くらいからは、全部アドリブで長回しです。本編ではモノローグとして使われているのですが、何も書かれていないところだったので、演じることを通して、2人の時間を大切にしてきたという気持ちに本当になれた瞬間でもあり、特に強く印象に残っています。
タカシ、後輩・桜木雅哉とのボーカルレッスン秘話
― 「EBiDAN THE LIVE 2025 HOTEL NINE STAR」のシャッフルユニットでタカシさん役を務めた原因は自分にある。の桜木雅哉さんに、1時間マンツーマンで教えたというお話も聞きました。後輩に教える際に大切にしていることはありますか?タカシ:誰かを指導することや、「こうした方が良いよ」みたいなことを言える立場でもないのですが、僕なりに、絶対に相手を否定しないことはすごく大切にしています。どんな人でも絶対に一つ以上は良いところがあるんです。その良いところを見つけて、より磨けるにはどうすればいいのかを考え、「これは違う」「これは止めた方がいい」といったことは絶対に言わない。相手にとっては「絶対に良い」と思ってやっていることもあるので、塩梅にもよるのですが、「相手を否定しない」「良いところを一つ以上は絶対に見つける」ことは、指導するときだけでなく、誰かと接するときにも、自分の理念としてあることです。
― 実際に、桜木さんとの練習はいかがでしたか?
タカシ:雅哉もブログや僕自身にも言ってくれたのですが、シャッフルユニットは普段感じないプレッシャーをすごく感じるんです。それは僕も同じで、毎年、誰かの役をやることは、ファンの方々もたくさんいらっしゃるので、失礼に当たらないかなという思いはすごくあって、特に雅哉はとても気にしてくれていました。かつ、歌に苦手意識を持っていたので「そんなことないよ」と。最初は自信がなさそうで、追い詰められているような印象でしたが、実際に「教えてもらいたいです」と直接僕に言ってきてくれたことは、すごく前向きで、素敵なところを持っていると思ったので、絶対に成功してほしかったですし、絶対に良い反応をもらってほしいという一心で、本当やったらもっと時間を作ってあげたかったですが、一つひとつ、一行一行、自分が普段やっていることを教えました。「雅哉はこうした方が良さそうな気がする」という提案もさせてもらって、雅哉の良さも出た「Steal a Kiss」になってほしかったので、時間が許す限り、一緒に練習しました。
タカシが悲しみを乗り越えた方法
― 「NINE LIVES」が困難な状況を何度も乗り越えてしぶとく生き抜く力を表すことわざ「猫に九生あり」と超特急を重ねた楽曲になっているように、タカシさんが思うグループで困難な状況を乗り越えた瞬間はいつですか?タカシ:いろいろな節目であるような気がします。超特急の歴史として確実にあるのは、コロナ禍。多分どのアーティストさんも含め、ライブができない、できても無観客で、お客さんや、8号車(超特急のファンネーム)のみなさんがいない状況、混沌とした時期を乗り越えたことは、今も活動を続けている方々にとって、すごく大きな人生のターニングポイントになったのではないかなと思います。
タカシの夢を叶える秘訣
― 夢を持ったモデルプレス読者の方に、タカシさんが思う夢を叶える秘訣を教えてください。タカシ:根性論みたいな部分でもあるのですが、本当に好きなことだったら、とにかく意地でもしがみついて離さないことだと思います。僕も超特急を通して歌が好きになって、今もまだまだ模索している最中ではあるのですが、歌が好きやから続けられているというのは確実にあります。1%でも嫌だと思う部分があるのだったら、諦めた方がいいですが、1%以上好きと思う気持ちがあったら、絶対に手放さない方が自分にとっても幸せですし、周りの人たちも幸せにできるのではないかなと思います。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
超特急(ちょうとっきゅう)タカシプロフィール
2011年12月25日に結成された9人組メインダンサー&バックボーカルグループ。2012年6月10日に「TRAIN」でCDデビュー。2022年に開催された新メンバーオーディション「超特急募」を経て同年8月8日、シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルが加入し新体制となった。11月からは、BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026「REAL?」の開催が控えている。タカシ(松尾太陽/まつお・たかし)
7号車/BACK VOCAL/末っ子担当/1996年9月23日生まれ/大阪府出身
【Not Sponsored 記事】
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