瀬名ちひろ、“原宿 KAWAII”でバズに挑戦 「知らない世界に触れてみたい」 セルフプロデュースで再デビュー<インタビュー>
2025.02.14 18:15
2024年12月24日(火)にソロデビュー曲「ばず らいふ イヤー!」をリリースしたアーティスト・瀬名ちひろ。日本大学藝術学部文芸学科を卒業後、社会人経験を経てアイドルに転身した彼女に、楽曲の制作秘話や衣装へのこだわり、さらには約10Kgの減量に成功したダイエット方法などを聞いた。
瀬名ちひろ、ソロデビューで新たな挑戦
アイドルグループやモデル、インフルエンサーなど、幅広く活動してきた瀬名ちひろ。これまでの経験と憧れを掛け合わせた初のソロ曲「ばず らいふ イヤー!」は、セルフプロデュースでのリリースとなり、新たなスタートを切ったばかりだ。本作は、「もっと優しいネット社会を、kawaii サウンドと共に世に浸透させたい」という思いから、「人には人それぞれのホンモノの愛」をテーマに、kawaii POPで表現したラブリーな楽曲。作詞作曲は音楽ユニットのDogP、ミュージックビデオの映像監督には坂本渉太氏、振付師にはらん先生といった名だたる制作陣を自ら集め、こだわり抜いた作品となっている。
瀬名ちひろ、セルフプロデュースのきっかけ
ー 日芸大を卒業後、社会人経験を経てアイドル活動を始めたとのことですが、セルフプロデュースをしようと思ったきっかけを教えてください。今までは自分がソロ活動する未来を全く想像していませんでした。私1人でステージ上でパフォーマンスする自信はなくて、グループの一員としてキャラクターを発揮できたらいいなと思っていたんです。アイドルグループ「夢アド」としての活動を終了後、自らアイドルグループを立ち上げようと試みましたがそのプロジェクトが頓挫してしまいました。今から新たな仲間を募るのも厳しいなと思っていた矢先に「ソロ楽曲をやってみなよ!」というお声を頂き、チャレンジしてみようと思ったのがきっかけです。
― 未経験だったジャンルに挑戦する時、怖さや不安はありませんでしたか?
「自分の想いをサウンドに換えてみたい、知らない世界に触れてみたい」という好奇心の方が強かったかもしれません。世渡りは下手だし、生きていて失敗することも多いけど、「もしかしたら私にも何かできるかも!」という謎の自信があって(笑)。私はソロアーティストらしさや創りたい世界感に対してまだまだ未熟だと思っていますが、挑戦することによって「アイドル」「アーティスト」という世界に踏み込めているのかなと思います。
瀬名ちひろ「アイドル時代に憧れていた…」楽曲に込めた思い
― そこから新たな挑戦が始まったんですね。そうですね。グループ活動をしていた時も感じていましたが、このご時世ネットが芸能やビジネスの主軸と言っても過言じゃないと思っています。過去にネット上でプチ炎上してしまいとても辛い思いをしました。周りからは「成長の見込みがあるから生まれてくる批判だと思う、敵が全くいないなんて魅力がないみたいじゃない?」と力強く励まされたことがあって。言霊のようなパワーに感化されて、私も私が発信するもので少しでも同じ想いをした人の心を救いたいと思いました。
作詞はDogPさんとの共作なのですが、歌詞の中にはこの楽曲で届けたい「人には人それぞれのホンモノの愛」をテーマに愛情を込めて制作を進めました。
― 理想に近かった楽曲などを手掛けている方に、直接お声がけをされたとのことですが。
「ばず らいふ イヤー!」の制作準備にあたってクリエイターへの直談判を繰り返しました。ここは会社員として働いていた時の地道な経験が活きたかもしれません(笑)。事務所やレーベルではない個の瀬名として直接制作サイドの方とやり取りすることは初めてだったので苦戦もしましたが、結果自分が求めていた世界感にピッタリなクリエイターとタッグを組み「ばず らいふ イヤー!」を完成させることができて感謝でいっぱいです。
― では、「ばず らいふ イヤー!」にはどんな願いが込められているのでしょうか。
最初は「炎JOY」という楽曲名で「炎上しても楽しんじゃおう」という題材にしようと思っていて。でも発信側の気持ちを一方的に伝えるだけではなく、この曲を受け取る方に共感してもらいたい想いが強くなったので、再考したんです。柔らかくて可愛い曲だけど、「人には人それぞれのホンモノの愛」や「ネット社会におけるアンチに問うもの」などのテーマが伝わったらいいなという気持ちで作詞を手掛けました。
ちなみに年末にこの曲をリリースすることは決まっていたので、「イヤー」は年末がかかっています。聞きなじみのあるワードに似ていると思うので、一度聞いたら印象に残るかなと(笑)。
瀬名ちひろ「私服と戦闘服は別物」ファッションのこだわり明かす
― ギャップがあるという声も上がったそうですが、私服と衣装は雰囲気がガラリと変わりますよね。私服と戦闘服である衣装は自分の中で別物にしたいと思っているので、SNS上でのキャラ作りがすごく大変で(笑)。プライベートでは海外の通販サイトで韓国系のお洋服を購入したり、中華系女子の“ワンホンスタイル”に憧れていて、華やかなスタイルで過ごすことが多いです。ただ、衣装を考えた時に今までの自分を形作っていた「アイドル像」を残したかったので、日本のカルチャーを取り入れ、原宿 KAWAII寄りの衣装にたどり着きました。
― MVでは3パターンの衣装がありますが、それぞれメッセージ性が込められているそうで。
黒とピンクのメイン衣装は「愛をみんなに届けたい!」という意味を込めてセレクトしました。『愛の戦士』のようだなって。ラブリーなのにどこか小悪魔っぽい色使いで多くの人を虜にできればと思いながら袖を通しました。2つ目の猫耳をつけた黄色のメイド服は愛を作っている作業経過を、3つ目のブルーのチェックのミニスカはどんなことが起きてもアンチに負けずエンジョイする決意を表現しています。それぞれ楽曲制作にあたって頭の中で描いていたイメージを探してスタイリングしました。総合プロデュースの中でビジュアルは一番難しいところだったかもしれません…!
― 衣装にもこだわりがあったんですね。今回のソロデビューに向けて、ダイエットもされたんですよね?
“アフタヌーンティーダイエット”で体重を約10kg落としました。半身浴やウォーキング、筋トレなどもしていましたが、“アフタヌーンティーダイエット”が1番効果があった気がします。スイーツ以上に紅茶を飲むと満腹状態が続くので、ご飯をがっつり食べなくても満足いくんです。食事中に水分をあまり取らない方も多いと思いますが、アフヌン中に多くの水分をとると体の水分が巡回して、便秘なども少なくなると思っています。健康的かどうかは置いておいて(笑)、私には合っていたダイエット方法です。
― アフタヌーンティーに通いながら、食生活で脂質や糖質を控えるなどのバランスを取りつつ?
食べたいものを食べるようにしているので、細かいカロリーはあまり気にしていないです(笑)。元々油っこいものが得意ではなかったり、セロトニンが多いものを自然と選んでいるからバランスが取れているのかもしれません。バナナとか納豆とかのダイエット食も好きで食べているので、それも影響しているのかなと思います。日常生活の中でこれを選べば体型維持や減量できるなと思ったことをルーティン化することで、リバウンドも少なく自己管理に繋がっているなと感じています。
― では、プライベートで自分自身を可愛く見せるためのコツやポイントはありますか?
見た目で言うと、上品さを保ったままボディラインを綺麗に見せるのが好きです!あとは「人は揺れるものに惹かれる」と言うのは間違っていないと思うのでポニーテールをしたり、ヒラヒラのミニスカを履いてみたり、大ぶりのイヤリングをつけてみたり…とファッションの中で目を惹く要素を取り入れることはコツかなって思っています。
内面部分でいうと色々なタイプの人と話して、多くのコミュニケーションをとって昨日と違う自分になることです。様々な素敵な経験やkawiiの価値観を知ることは自分をより良い女性へ成長させると思っています。見た目だけでなく、ポジティブで笑顔が絶えない女性でいたいです!
― ポジティブで笑顔が絶えない、素敵です!ちなみに美容面のこだわりもありますか?
結論“生活習慣の内側から”が肝になってくると思います。敏感肌ということもあり、学生から社会人にかけては「美肌」とは到底言えない肌質でした。今でも暖房や日焼け、アルコール類に触れると赤みがでてしまうようなタイプです。肌質、髪質、骨格など遺伝的に恵まれている方を見ると癒されるなあと思うのと同時に、羨ましいと思うことが多い人生でしたが、1年程前から毎晩水分を取りながら30分ほど半身浴をしたり、高頻度で美容成分の高いパックをしてお肌管理をしています。ポテンツァやダーマペンなどの美容医療施術も発達していますが、私は繊細肌で医療は刺激が強すぎると感じているので、サロンでポテンツァを受けています。価格も医療よりサロンの方がお手頃ですしね!そのおかげで25歳あたりから肌質が変わった気がして、周りからも「美肌」だと言われることが増えました!
瀬名ちひろの夢を叶える秘訣
ー 最後に、夢を追いかけているモデルプレス読者に、夢を叶える秘訣を教えてください。まだまだ夢を掴みにいかなきゃいけない立場ではありますがチャレンジをし続けることや、決心が必要なものに臆せず手を伸ばすことはとても大事だなと思います。「ばず らいふ イヤー!」には「虎ノ門から門くぐって〜」というフレーズがあるんですけど、虎ノ門付近で会社員として働いていた当時から今日までいくつもの門をくぐってきて今の私が存在しています。その度に挑戦や交渉を繰り返して、小さなことかもしれませんが一つずつ経験してきました。なりたい自分になるために何かを手のひらからこぼしてしまうような、不器用で未熟な私もいますが、これからも自分から動いてチャンスを掴みにいける人間に成長したいです。一緒に頑張っていきましょう!
― ソロデビューした今、叶えたい夢はできましたか?
これまでアイドルグループや雑誌モデルを経験してきましたが、個の力を最大限に発揮できていないなと思っています。人柄を知ってもらえるリアリティショーに出演したり、自分の楽曲コンテンツを増やしたすことは直近の夢です!ファッションショーなどの前座でライブをすることにも憧れているので、出演してみたいです…!
ー ありがとうございました!
過去の失敗で挫折するのではなく、前を向くために新たな道を切り開く、そんな彼女の決意が垣間見えた今回のインタビュー。これからも“原宿KAWAII”アーティスト・瀬名ちひろとして、“ホンモノの愛”を伝えていくのだろう。(modelpress編集部)[PR]提供元:KSS soundP
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