モデルプレスのインタビューに応じた手越祐也(C)モデルプレス

手越祐也のSNSとの向き合い方「違うのにな…悔しいな…って思うことはあった」ライブ前のルーティンも明かす<「MAZE WORLD」インタビュー>

2022.04.30 19:00

“ソロプロジェクト2022”第1弾として4月30日に新曲『MAZE WORLD』を配信リリースした手越祐也(34)。今回のインタビューでは、SNS社会に起こり得るようなデジタル世界が作り出す“MAZE=迷路、迷宮”をつづった新曲にちなみ、自身のSNSとの向き合い方、さらにライブ前のルーティンや、プロデュース業などについて語ってくれた。

手越祐也、SNSとの向き合い方を語る

手越祐也(提供写真)
手越祐也(提供写真)
― 改めて新曲「MAZE WORLD」はどのような楽曲なのか、手越さん自身の言葉で教えてください。

手越:やっぱり今の時代ってSNSだったり、いろんなことが発達してすごく便利じゃないですか。なにをやるにも、迷ったことがあったら検索すればなんでもヒットするし、いろんな情報が散らばっている。その反面、SNSが発達する前より今の方が悩んでいる人が多いと思うんです。目に見えない満たされない感情とか、SNSが便利に使われればいいのに、それがあるからこそ自分を見失ったり、人に合わせちゃったりとか、そういう葛藤をこの歌詞に散りばめました。

2番はわりと恋愛系の歌詞になっています。MAZEって迷路という意味もあるんですけど、そういうのも全部含め、迷路に陥りやすい時代だけど、人を心から愛することってSNSにはできないから、全部解き放っていこうという強い意志を込めました。

― 手越さん自身が最近SNSの向き合い方を考えたようなことがあったのでしょうか?

手越:そういうわけではないのですが、やっぱり僕は「NEW FRONTIER」の曲でもそうですけど、みんなが思っていることを歌詞にして、それを解放してあげたいなって。それこそ「スペプラ手越」の番組にゲストとして来てくれる方の曲もそういう曲が多いので、音楽に乗せると誰もが受け入れやすい言葉になると思うんです。

僕自身はSNSをやっていても、アンチとか一切気にしない性格だから気にならないし、“ゴーイングマイウェイ”でいけるけど、すべての人が僕のようにはできない。なんなら僕みたいな性格じゃない人の方が多いと思うんです。そんな僕だからこそ、そういうものに囚われずに好きなことをやろうよって、たった一度の人生じゃんというメッセージがみんなの心に溶け込みやすくなるのかなと思います。

― ご自身はSNSに対しての迷いはないと…

手越:そうですね。どんな毎日を送っていたら、あんな誹謗中傷が言えるんだろうなって思いますけどね。少なくとも僕の人生で出会った友達や、今周りにいてくれる人の中で、ああいう誹謗中傷ばっかり言う人は一人もいないんですよ。どんな人がやっているんだろうって好奇心はあります(笑)。YouTubeのコメントやインスタのDMとかちゃんと見ているので、それが栄養になるときもあるし、アイディアに繋がるときもあるんです。でも、エゴサーチはしないですね…。

― タレントさんって結構やられている方いると聞きますけど…

手越:エゴサをしていいことってないと思うんですよね。茨の道が待っているのに入っていくのが僕はエゴサだと思っています。インスタみたいに匿名性が低いところはやっぱり民度がいいけど、Twitterとか匿名性が高いところは、防空壕の中からみんなをつついているわけで、多分面と向かうとなにも言えないだろうし。そういうネガティブ集団の中に入って行ったら、自分がそっちに吸い取られちゃって、心が疲れるだろうから、やらないですね。

手越祐也(C)モデルプレス
手越祐也(C)モデルプレス
― アンチコメントを一切気にしないとおっしゃっていますが、今まで一度も気にならなかったのでしょうか?

手越:僕に対して興味がない人のアンチコメントはどうでもいいと思っています。ただ昔僕のことを心から応援してくれた人がなんの真実も理解してくれず、上っ面の情報だけで僕に対して憎悪になっているのは悔しかった時期はありました。愛と憎悪って紙一重じゃないですか。今はなんとも思わなくなりましたけど、全て真実だけを言えるわけでもないし、言えないこともたくさんある。その真実を全部ちゃんと順を追って説明したら、納得してもらえる自信はあるけれど、そうすることが正しいとも限らない。逆にそれをやったら別の誰かを傷つける可能性もあるかもしれない。だから勘違いされて、“違うのにな…悔しいな…”って思うことは、独立してから半年間か1年弱ぐらいはあったんですけど、今はやっていることの充実感が圧倒的に勝っている。

― そういうこともあって、エゴサはしないと。

手越:そうですね。クレーマーと一緒なので。商品が良かったからってわざわざ電話はしないけれど、良くないことがあると電話をするわけじゃないですか。誹謗中傷も一緒で、いいことを書き込んでくれる人もいるけれど、悪いことを書き込んでいる人の方が多いと思います。例えばアイドルとかの熱愛系のスキャンダルが報じられてしまったら、100個いいことをやっていても、その1個でかき消されてしまう。それぐらいみんなマイナスのことの方が好きというか、興味が出ちゃうんだと思います。それを見に行くのって、心のメンタルバランスが保てなくなる人もいるんだろうなという気持ちはわかります。

― 最近手越さんのSNSの更新がちょっと少ないような気がして…(笑)

手越:そんなことないですよ(笑)。ただ、写真を撮ることとかあまりしていなくて、あげるものがない(笑)

― そうだったんですね!

手越:どこでも撮るタイプではないので。僕が撮っているものって、僕が写っていないので、載せるものがないんですよね。あと、プライベートでどこどこに行ったって投稿しちゃうと、よく行く店がバレちゃう(笑)。そういうのもあって、Twitterでは最近スポーツ系のことばかりつぶやいています。

手越祐也、ライブ前のルーティンは?「バレないようにいろんなことを…」

手越祐也(C)モデルプレス
手越祐也(C)モデルプレス
― 今回のツアーはどうでしたか?

手越:なかなかハードでほぼずっと歌いながら踊っているんですけど、僕にとってはチャレンジングなツアーになりました。今回のセットリストをこなせたら多分、今後なにをやってもいけるんじゃないかってくらいハードです。

― そんなに歌ったんですか!?

手越:15~16曲ですが、踊ってないのは2曲ぐらいしかない…。あとは全部歌って踊っています!だから、体も喉も含めて全然大丈夫だから、今後どんなセットリストでどんな曲を出しても怖くない(笑)

― それもあって、少し引き締まったように見えますが…

手越:ツアー中は自ずと締まると思うんですよね。リハーサルもかなりハードにやっていましたし、ツアーの間もジムに通っているので。

― ライブ前のルーティンってありますか?

手越:ライブ前は数曲だけリハーサルをして、ちょっと休憩して、ライブ開始の1時間半ぐらい前から縄跳びをしたり、シャトルランをしたりして、1回思いっきり心拍数を上げています。そうしないと、踊りながら歌うってかなりハードなので。汗をかいてシャワーを浴びるのが大体50分ぐらい前で、そこからメイクして5分10分前に仕上げて、今回は4人のバンドメンバーと4人のダンサーと一緒にツアーを回っているので、全員で円陣を組んで気合いを入れてからオープニングに向かっています。

― それは以前からこのようなルーティンだったのでしょうか?

手越:そうですね。ジャニーズ時代から変わってないです。今回は名古屋とかでスタッフのみんなと会場周りを走っていました。

― 走ったんですか!?

手越:気持ちよかったので(笑)。だからファンにも見られるので、「うっすー!」って言いながら走っていました(笑)

― ファンの方もびっくりですね!

手越:ジャニーズ時代からそういうのをやっていたので(笑)。広島グリーンアリーナでやったときは原爆ドームまで行ったり。ウォーミングアップがてら、観光地というか、いろんなところを観に行っています。あとライブ前に女装して、チケットをもぎってもらって会場に入ってステージに消えていくといういたずらもしたことがあります(笑)。グッズ売り場の列を覗きに行ったり、バレないようにいろんなことをやっていましたね(笑)。わくわくしている子たちを見るのが好きなんです。

手越祐也、プロデュース業に意欲「下の世代の子たちを育てていかないといけない」

手越祐也(C)モデルプレス
手越祐也(C)モデルプレス
― 5月11日・12日には「スペプラ手越FES.2022」が開催されますが、どのようなフェスになるのでしょうか?

手越:スペースシャワーで番組を持たせていただいてから出会ったゲストの方と一緒にフェスをやります。(番組を)始めたときは1~2年先に(フェスが)できたらいいねって話していたので、こんなにも早く実現するとは思わなかったし、ジャニーズ時代はフェスというものに出ていなかったので、独立して、(コロナ禍で)中止になってしまったフェスもあるんですけど、自分のツアーで歌うのとはまたちょっと違うなって感じるんです。

自分のファンの子ももちろんたくさんいると思うんですけど、ほかのアーティストのファンや歌と踊りが純粋に好きって子も多いと思うので、そういう人の前で歌うのって結構ハードルが高いじゃないですか。僕が歌って踊っている姿を見たことがないバンドファンってたくさんいると思うので、それこそ燃えるし、今までいろんなバラエティ番組で活動していたけど、圧倒的に自信があるのはステージ上なので。1回でも僕のガチのパフォーマンスを見てくれたら、ある程度惹きつけられる自信はあります。バンドファンに僕が今までしっかり音楽をやっていた姿を見ていただけるなんて本当に嬉しいし、こういう貴重な機会ってなかなかないので、いい刺激といい仲間意識を持ち、時にはライバルでもあると思うので、いい緊張感を持って楽しくやっていきたいです。

― 今回は主催する側でもあると思うんですけど、以前のインタビューでプロデュース活動もしたいとお話されていましたが、そういうことに繋がっていくのでしょうか?

手越:そうですね。映像制作とかステージ制作とか、僕自身が作る側になるのもめちゃくちゃ好きなので。今回はどこまで携わるのか、まだ決まっていないところもあるんですけど、バンドにはバンドの良さがあるので、僕が普段やっているライブの世界観と、ガチの音楽をやっているバンドマンの世界観を融合していくので、面白いものが見せられるんじゃないのかなと思います。

― 今回のフェスだけでなく、裏方を意識した仕事が増えていきそうですか?

手越:今後もやっていくんじゃないのかな。やっぱり僕は「ここ日本だから」という言葉は通用しないと思うんです。今これだけグローバル化して、韓流スターがビルボードチャートで1位を獲っている時代じゃないですか。ほかの国と比べると、この10年で間違いなく日本のエンタメは遅れをとっている。僕たちの世代でそれを取り返せたらいいんですけど、それだけじゃダメで、下の世代の子たちを育てていかないといけない。それに僕がアーティストだからこそ、世界で勝てる実力を持っている人って日本に少ないと思うんです。

でも日本ってアイドル文化があって、もちろん容姿端麗でバラエティもできて…というのは最高の武器だと思うんですけど、やっぱり1番大事な音楽という部分の歌と踊りは一から鍛え直さないと。実力のある人をオーディションでチョイスしていかないと、世界とは絶対に戦っていけない。あとやっぱり日本人はメンタルが弱い。そこも含めて一から教えてあげないとと思います。その子たちが伸び伸びとパフォーマンスして活躍できる芸能界になるような環境づくりは僕の世代でしっかり固めてパスしてあげたいなと思います。

手越祐也「これからも楽しみに待ってて」ファンにメッセージ

手越祐也(C)モデルプレス
手越祐也(C)モデルプレス
― 最後にファンの方にメッセージをお願いします。

手越:全国ツアー「NEW FRONTIER」が4月29日までできて、その翌日にこうやって新曲をリリースすることができる。その2週間後ぐらいにはパシフィコ横浜で主催のフェスができるのって、僕にとってはアーティストとして最高のロードマップだし、その先もいろいろと決まっていることがあるので、僕を応援してくださる方は大変だと思いますけど、飽きない、いつでも刺激があるという状態を作れてあげられると思うので、これからも楽しみに待っててほしいなと思います。

― ありがとうございました。

手越祐也(C)モデルプレス
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(modelpress編集部)

手越祐也(てごしゆうや)プロフィール

手越祐也(C)モデルプレス
手越祐也(C)モデルプレス
1987年11月11日生まれ、神奈川県横浜市出身。

15歳でジャニーズ事務所に入所し、2003年9月のデビューから2020年6月独立までの約17年間男性アイドルグループのメンバーとして活動。在籍期間中、歌手活動だけでなく、「FIFA クラブワールドカップ」「FIFA ワールドカップ」でメインキャスターを務め、人気バラエティ番組へのレギュラー出演、俳優など幅広く活動。

フリー転身後は、自身のTwitter、Instagram、YouTubeチャンネルなどのSNSを開設。2021年5月、富士スピードウェイで行われた「SUPER GT 第二戦」にて初の国歌独唱、地元横浜スタジアムで行われた「横浜DeNAベイスターズ」対「中日ドラゴンズ」戦では始球式を務めた。

2021年7月からは6ヶ月連続新曲配信及びアルバムをリリースし、アーティストとして精力的に活動。2021年9月にソロとして初の東名阪ツアー、2022年1月から全国ツアーを開催した。


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