【乃木坂46ドキュメンタリー映画インタビュー】“卒業”への本音…岩下力監督が密着で見たメンバーの素顔<前編>
2019.07.07 12:00
views
7月5日に公開される乃木坂46のドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』に出演する秋元真夏(あきもと・まなつ/25)、梅澤美波(うめざわ・みなみ/20)、齋藤飛鳥(さいとう・あすか/20)、高山一実(たかやま・かずみ/25)、与田祐希(よだ・ゆうき/19)、メガホンをとった岩下力監督が、モデルプレスのインタビューに応じた。【前編】
ドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』
2011年の結成から、着実に実力と人気を蓄積し、いまや日本屈指のアイドルグループへと成長した乃木坂46。初となるシングルミリオンセールスや悲願の日本レコード大賞受賞など大きな飛躍を果たした2017年。個々のメンバーが様々なフィールドで活躍の場を増やす中、史上初の神宮球場と秩父宮ラグビー場の2会場同時ライブ開催、日本レコード大賞連覇という偉業を達成した2018年。そして、エース・西野七瀬の卒業公演を経て、“令和”という新時代を迎えた2019年。多くの貴重映像とメンバーたちの証言でつむいだ乃木坂46の“いま”を知ることができるドキュメンタリー映画、最新作となっている。メガホンをとったのは、乃木坂46のドキュメンタリー「BEHIND THE STAGE IN 4TH YEAR BIRTHDAY LIVE」「乃木坂46 meets Asia!」シリーズなどを手がけた岩下力監督。2017年の年末から密着を開始。メンバーには、2018年12月4日に行われた「若月佑美 卒業セレモニー」の終演後に、岩下監督によるドキュメンタリー映画の制作が知らされた。エースの卒業をきっかけに自分探しの旅に出る少女たちの心の葛藤と成長を、これまでにない親密な距離感で、物語はつむがれていく。
岩下力監督「乃木坂46のワールドに溶け込んだ」
― 岩下監督は、今回長期間に渡って乃木坂46と密に関わりましたが、密着前の印象はいかがでしたか?岩下監督:最初はグループについて何もわからない状態だったので、ただただ綺麗な人がいっぱいいるという感じで戦々恐々としていたのですが、だんだんと乃木坂46のワールドに溶け込んでほっこりしてきましたね。
密着前にライブを拝見させていただいたことがあったのですが、その時に『きっかけ』という曲を聞いて「なんだこれ?!」と思いました。この曲の世界観で作品を作っていけば、良いものが完成するのではないかという予感がありました。そのことをあとから生田(絵梨花)さんに話したら「良い“きっかけ”になりましたね」と言われました(笑)。
― さすが!うまいですね。
岩下監督:うまいですよね(笑)。密着を進めていくうちに自然と日常でも乃木坂46の楽曲を聞くようになりました。現場でもスタッフ同士で「どの曲が好き?」などとよく話すようになっていましたね。
秋元:岩下監督には、2017年ごろからずっと撮影をしていただいていたので、一緒にいることが当たり前になっていました。最近は「そういえば岩下監督いないな。なんでいないんだっけ?あ、映画の撮影終わったのか!」という感覚になっています。密着をしていただいている間、映画の撮影をしていることを忘れるくらいだったので、普段の私たちの素顔が映っていると思います。
秋元真夏、生田絵梨花は「だいぶ愛が強い」「すごく信頼しています」
― 監督さんから見て印象的だったメンバーは?岩下監督:生田さんと(秋元)真夏さんの掛け合いは、ずっと見ていられます。撮られていることを前提としていない時でも、会話にオチがついているんです。
高山:あ~そうですよね!衣装を着替えている時とか、カメラが絶対に回っていないところでも2人でふざけているんですよ。4期生の子とかが初めて見たら、喧嘩しているんじゃないかと思うくらい、本気でいじり合っています(笑)。いくちゃん(生田)がずっと真顔で真夏の足を踏んだり、ちょっと真夏がぶつかるとすごく大げさにリアクションしたり(笑)。
秋元:自分もやっているのに!テレビなどで見せている姿と変わらないですね。むしろ楽屋での方がじゃれ合い方、ひどい(笑)。だいぶ愛が強いです。
岩下監督:生田さんがSなんですよね。次はどういう展開になるんだろうとハラハラします(笑)。
秋元:わがままお嬢さまなんですよ(笑)。
与田:私もお2人をひっそりと見ながら「あ、始まった」と笑っています。
秋元:でも、そこまでふざけられるのも信頼関係があるからです。「この人だったらここまで言っても大丈夫」というギリギリのラインがお互いにすごく広いんです。乃木坂46は元々メンバー同士で牙をむかないグループですが、ミュージカルやバラエティなどそれぞれ活躍する場所が違うので、お互いに相談もできるし、すごく信頼しています。
秋元真夏の“卒業”への思い…メンバーたちは?
― 劇中で秋元さんは「『卒業っていう制度なくさない?』と何回も思った」とおっしゃっていましたね。高山:私も同じ考えです。でも、これだけ多くのメンバーが卒業して羽ばたいていっているので…。最初から卒業するメンバーを引き留められていたら良かったのかな。
梅澤:私も先輩方がどんどん卒業していくのは寂しいし、「もっといろんなことをお話しすれば良かったな」と卒業されたあとに気づくので、正直な気持ちを言うと、卒業して欲しくないです。
齋藤:不思議な文化ですよね。メンバーの卒業は寂しいので、真夏が言うことに共感はできます。でも私は、なくなってしまう美しさの方をとりたくなってしまうので、卒業に対して嫌だ、悲しいという思いはないです。
岩下監督:“卒業”1つでも、それぞれ考えが違う。いろいろな人がいろいろなことを思っているけれど、とある瞬間、同じ1点で何かをやっているという、もう来年にはない瞬間、人生の交差点みたいなものを撮影できたのがおもしろかったですね。
彼女たちは何万人ものファンの真ん中にいる人たちなので、どこかファンタジーのようなところもあって、でも抱えている感情は誰しもに通じるものでもあるところが、すごく興味深かったです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
秋元真夏(あきもと・まなつ)プロフィール
生年月日:1993年8月20日/出身:埼玉県/身長:154cm/星座:しし座/血液型:B型梅澤美波(うめざわ・みなみ)プロフィール
生年月日:1999年1月6日/出身:神奈川県/身長:170cm/星座:やぎ座/血液型:A型齋藤飛鳥(さいとう・あすか)プロフィール
生年月日:1998年8月10日/出身:東京都/身長:158cm/星座:しし座/血液型:O型高山一実(たかやま・かずみ)プロフィール
生年月日:1994年2月8日/出身:千葉県/身長:162cm/星座:みずがめ座/血液型:A型与田祐希(よだ・ゆうき)プロフィール
生年月日:2000年5月5日/出身:福岡県/身長:152cm/星座:おうし座/血液型:O型岩下力(いわした・つとむ)プロフィール
1983年生まれ。2008年にディレクターデビュー。テレビCMや長編ドキュメンタリー「乃木坂46 BEHIND THE STAGE IN 4TH YEAR BIRTHDAY LIVE」などを手がけている。乃木坂46ドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』
2019年7月5日(金)全国ロードショー出演:乃木坂46
監督:岩下力
企画:秋元康
製作:乃木坂46合同会社、東宝、Y&N Brothers、NHKエンタープライズ
制作:ノース・リバー
制作協力:パレード・トウキョウ
配給:東宝映像事業部
(C)2019「Documentary of 乃木坂46」製作委員会
【Not Sponsored 記事】
- 乃木坂46
- 乃木坂46インタビュー
- 齋藤飛鳥インタビュー
- 高山一実インタビュー
- 秋元真夏インタビュー
- 与田祐希インタビュー
- 梅澤美波インタビュー
- いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46
関連記事
-
乃木坂46秋元真夏、桜井玲香&若月佑美“れかつき”との食事会の様子明かす<「のぎおび」×「モデルプレス」コラボ>モデルプレス
-
「THE MUSIC DAY」全メドレー解禁 嵐・乃木坂46・GENERATIONS参加企画は?モデルプレス
-
乃木坂46「N46MODE vol.1」表紙5パターン解禁モデルプレス
-
乃木坂46ドキュメンタリー映画、予告映像解禁で反響殺到「号泣」「大好きな気持ちが溢れた」<いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46>モデルプレス
-
乃木坂46ドキュメンタリー映画、思い入れのあるシーンは?「ゴンゾウ」「エンドロールの齋藤飛鳥」<いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46>モデルプレス
-
乃木坂46ドキュメンタリー映画、予告編公開 与田祐希「もう泣きそう」<いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46>モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
蒔田彩珠、三代目JSB岩田剛典を思わず“がんちゃん”呼び「子供の頃からずっと…」互いの印象明かす【「DOCTOR PRICE」インタビュー】モデルプレス
-
三代目JSB岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること 揺るぎない“自分軸”とは「後悔しない人生を」【「DOCTOR PRICE」インタビュー】モデルプレス
-
朝ドラ「あんぱん」鳴海唯、涙のヒロインオーディション秘話「人生を変えたい」奇跡的な縁と覚悟から巡り合った琴子役への想いとは【インタビュー】モデルプレス
-
矢吹奈子、坂本昌行と稽古中の"行動一致"「ちょうど同じこと考えてて…」初歌合わせで見せた抜群コンビネーション【「ブラック・ジャック」インタビュー後編】モデルプレス
-
矢吹奈子、初ミュージカル歌唱で感じた不安 HKT48・IZ*ONE時代との違い語る「息の吸い方から学びました」【「ブラック・ジャック」インタビュー前編】モデルプレス
-
キスマイ藤ヶ谷太輔&横尾渉、互いの素を感じた瞬間とは “わたたい”昔から変わらぬ関係性と深くなったもの【インタビュー】モデルプレス
-
上田竜也、悲しみも“正解に辿り着くためのもの” 諦めず続けて良かったことは「やっぱりこの仕事」【「この声が届くまで」インタビュー】モデルプレス
-
上田竜也「決断は間違いではなかった」今語る執筆再開の真意 初小説にグループ活動のリアル反映【「この声が届くまで」インタビュー】モデルプレス
-
木村文乃&Snow Manラウール、10分以上の長回しで「半分くらいアドリブ」撮影序盤で“相手に聞いておきたいこと”は?【「愛の、がっこう。」インタビュー後編】モデルプレス