BIGBANGチェ・スンヒョン「トイレで泣いていた」上野樹里とハードな撮影&仕事観を語る<インタビュー>
2015.11.13 10:00
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女優の上野樹里(29)とT.O.P from BIGBANG チェ・スンヒョン(28)がインタビューに応じた。
上野とスンヒョンは日本最大級の映像配信サービスdTVで日本独占配信中のウェブドラマ『シークレット・メッセージ』で初共演。上野は初恋の人との別れ以来、スランプ状態にある駆け出しの女優・ハルカ、スンヒョンは愛にまつわるインタビューを続けながら映画監督を目指すウヒョンを演じる。初恋を忘れられず、恋に臆病になっているハルカとウヒョン。ひょんなことからLINEでつながった二人は、お互いの顔も知らないままメッセージのやり取りを重ねるうちに、いつしか惹かれ合っていく。
上野:最初にスンヒョンさんと共演するって聞いた時は「つり合うのかな?」って心配になりました(笑)。初めてお会いした時は、役のモッズコートを着て、カメラを持っていて、まさにウヒョン。BIGBANGのT.O.Pさんのキラキラしたイメージを隠して、ウヒョンとして撮影に挑んでいる姿が、逆にスンヒョンさんのすごさを目の当たりにしたような感覚になりました。
スンヒョン:僕は今まで毎年のように日本でコンサートをしていますが、日本の作品に出演したり、日本の俳優さんと共演する機会はありませんでした。一度はそういうことがしたいと思っていた時に、日本で一番好きな女優の上野樹里さんとのお話をいただきました。今まで樹里さんが参加された作品はすごく好きですし、樹里さんの演技はとても個性が溢れていて、同時にとても繊細、素敵な女優さんだなと思っていましたので、そんな樹里さんと今回共演ができるということはとても嬉しかったです。そして最初にお会いした時、僕のイメージ通りの方であることがすぐにわかり、ご一緒する撮影はとても楽しかったです。
上野:褒めてもらってばっかり(照れ笑い)。本編中に妄想の中で二人でデートするシーンがたくさんありますが、スンヒョンさんはいま韓国で流行っているギャグなど、リアルにクスッと笑えるような言葉や言い回しにすごくこだわって、細かく直して、丁寧に作っていました。時間のない中でも妥協せずに取り組む姿勢が本当に素晴らしいと思いました。
上野:ドラマのパターンならアリですね。でも二人のシチュエーションはかなりレア…(苦笑い)。やっぱりどういう顔をしてLINEを打っているのか、これは全部嘘なのかもしれないとか、気になってしまうことは多いと思います。
スンヒョン:ウヒョンは過去に恋愛で深い傷を負っている男性。演じる中で、彼に同調できた自分がいたので、自分も同じ状況に置かれたら、こうなり得るだろうとは思いました。やはり男と女の関係というのは、寂しい気持ちでいる時、何気ない会話で気持ちが慰められたりする。その存在が少しずつ友だちになっていったり、またある時はその関係が恋人になっていくこともあると思います。
上野:無言劇(ダンス)のシーンです。はじめは韓国のダンスの先生を紹介されましたが、その映像を見た時に、レベルが高すぎて(苦笑い)。ハルカが本当に2週間程度でできるレベルのダンスがこの作品には合っていると思ったので、以前にも日本でレッスンを受けたことのある先生に教えていただきました。ハルカが言葉の通じない韓国に行って、不器用ながらも自分の弱みを身体で表現して告白する。そのダンスを自分なりに等身大のハルカの気持ちを考えながら作りました。それをそのまま監督が映像に仕上げてくださっていたので、とても印象に残っています。
スンヒョン:僕は日本の古い建物で撮影した部分ですね。もともと建物に関心があって、日本の古い建物や韓国の古い建物がすごく好きなんです。今回の撮影で使った家もとても気に入って、タイトなスケジュールで体は疲れていましたが、その家から良い気運をもらえました。でも今回のドラマの撮影は本当に大変で、1日に2、3時間くらいしか寝られない状況でした。今まで活動してきた10年間、こんなに大変なことはなかったと思うくらい。なので誰も見ていない時、みんなに隠れてこっそりセットの中のトイレに行って一人で泣いていたことがありました(苦笑い)。
上野:泣いていたんですか!?(笑)泣くくらいだったら寝ればよかったのに!(笑)。
スンヒョン:何の計画もありません(笑)。それは僕が音楽的にいろんなことを見せたり、また演技を通していろんな作品に参加することは、全て運命的な出会いだと思っているからです。例えば自分で「こういう作品に参加してみたい」と思っても、時間的なタイミングが合わないかもしれないし、そもそも他の人にオファーが行ってしまうかもしれない。逆に「こういうことをやってみませんか?」と言われても、自分がそこに興味を感じないかもしれない。音楽的なことで言えば、BIGBANGというチームも、また自分自身の音楽も、これくらい大きくなりたいから、このように計画を立てて、こういう欲を持ってやるといったことは考えてこなかったです。やはり仕事は予想がつかないもの、自分で何か野望を持っているというのではなく、運命かのようにその流れに流されていけば、時としてすごく良いことが来るかもしれないし、またあるいはすごく苦難に当たってしまうかもしれない。その苦難に自分が正面から取り組んでいくという形でここまできたので、これからもたぶんそうなっていくと思います。
上野:私も同じです。仕事は掴みにいくというよりは授かるもの。今まで自分が「なんか嫌だな」って思いながら仕事をすることはなかったですし、「こういうものがやりたい」と思っていたら縁があって巡ってきました。なので私はその時々でできることを一生懸命やる、そして奉仕する精神を忘れないこと、それが一番大切でやりがいがあると思っています。
― ありがとうございました。
同ドラマは日本の株式会社アミューズと韓国のCJ E&Mがグローバルプロジェクトとして、世界のファンに向けて制作。2日より、日本、韓国、タイ、台湾で4ヶ国同時配信を開始し、その他の国・地域でも順次配信していく予定。(modelpress編集部)
日本では、日本最大級の映像配信サービスdTVで独占配信中。
作品URL:http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0005005
ドラマや映画、CMなどで幅広く活躍。代表作は『のだめカンタービレ』『アリスの棘』『ウロボロス~この愛こそ、正義。』『陽だまりの彼女』など。『このミステリーがすごい!2015』が11月30日にオンエア予定。そして映画『ビューティー・インサイド』、『お父さんと伊藤さん』が2016年に公開予定。
BIGBANGのメンバーとして圧倒的な人気を誇るかたわら、『戦火の中へ』『同窓生』『タチャ~神の手~』など映画祭や各種授賞式で名だたる賞を受賞。次世代の映画俳優としても期待を集めている。
スンヒョン、上野樹里は「日本で一番好きな女優さん」
― お二人は初共演ですが、お互いの印象についてお聞かせください。上野:最初にスンヒョンさんと共演するって聞いた時は「つり合うのかな?」って心配になりました(笑)。初めてお会いした時は、役のモッズコートを着て、カメラを持っていて、まさにウヒョン。BIGBANGのT.O.Pさんのキラキラしたイメージを隠して、ウヒョンとして撮影に挑んでいる姿が、逆にスンヒョンさんのすごさを目の当たりにしたような感覚になりました。
スンヒョン:僕は今まで毎年のように日本でコンサートをしていますが、日本の作品に出演したり、日本の俳優さんと共演する機会はありませんでした。一度はそういうことがしたいと思っていた時に、日本で一番好きな女優の上野樹里さんとのお話をいただきました。今まで樹里さんが参加された作品はすごく好きですし、樹里さんの演技はとても個性が溢れていて、同時にとても繊細、素敵な女優さんだなと思っていましたので、そんな樹里さんと今回共演ができるということはとても嬉しかったです。そして最初にお会いした時、僕のイメージ通りの方であることがすぐにわかり、ご一緒する撮影はとても楽しかったです。
上野:褒めてもらってばっかり(照れ笑い)。本編中に妄想の中で二人でデートするシーンがたくさんありますが、スンヒョンさんはいま韓国で流行っているギャグなど、リアルにクスッと笑えるような言葉や言い回しにすごくこだわって、細かく直して、丁寧に作っていました。時間のない中でも妥協せずに取り組む姿勢が本当に素晴らしいと思いました。
LINEで出会う恋愛は“アリ”?
― この物語では顔もわからない、LINEだけのやり取りの人と恋にオチますが、お二人はそんな恋愛“アリ”でしょうか?上野:ドラマのパターンならアリですね。でも二人のシチュエーションはかなりレア…(苦笑い)。やっぱりどういう顔をしてLINEを打っているのか、これは全部嘘なのかもしれないとか、気になってしまうことは多いと思います。
スンヒョン:ウヒョンは過去に恋愛で深い傷を負っている男性。演じる中で、彼に同調できた自分がいたので、自分も同じ状況に置かれたら、こうなり得るだろうとは思いました。やはり男と女の関係というのは、寂しい気持ちでいる時、何気ない会話で気持ちが慰められたりする。その存在が少しずつ友だちになっていったり、またある時はその関係が恋人になっていくこともあると思います。
スンヒョン「トイレで一人で泣いていました」
― 撮影期間も短く、とてもハードな撮影だとお聞きしましたが、その中でも印象に残っていることはありますか?上野:無言劇(ダンス)のシーンです。はじめは韓国のダンスの先生を紹介されましたが、その映像を見た時に、レベルが高すぎて(苦笑い)。ハルカが本当に2週間程度でできるレベルのダンスがこの作品には合っていると思ったので、以前にも日本でレッスンを受けたことのある先生に教えていただきました。ハルカが言葉の通じない韓国に行って、不器用ながらも自分の弱みを身体で表現して告白する。そのダンスを自分なりに等身大のハルカの気持ちを考えながら作りました。それをそのまま監督が映像に仕上げてくださっていたので、とても印象に残っています。
スンヒョン:僕は日本の古い建物で撮影した部分ですね。もともと建物に関心があって、日本の古い建物や韓国の古い建物がすごく好きなんです。今回の撮影で使った家もとても気に入って、タイトなスケジュールで体は疲れていましたが、その家から良い気運をもらえました。でも今回のドラマの撮影は本当に大変で、1日に2、3時間くらいしか寝られない状況でした。今まで活動してきた10年間、こんなに大変なことはなかったと思うくらい。なので誰も見ていない時、みんなに隠れてこっそりセットの中のトイレに行って一人で泣いていたことがありました(苦笑い)。
上野:泣いていたんですか!?(笑)泣くくらいだったら寝ればよかったのに!(笑)。
上野樹里&スンヒョン、共通する“仕事観”
― スンヒョンさんはお芝居と音楽、2つの顔を持って活躍されていますが、今後のキャリアデザインはどのように考えていますか?スンヒョン:何の計画もありません(笑)。それは僕が音楽的にいろんなことを見せたり、また演技を通していろんな作品に参加することは、全て運命的な出会いだと思っているからです。例えば自分で「こういう作品に参加してみたい」と思っても、時間的なタイミングが合わないかもしれないし、そもそも他の人にオファーが行ってしまうかもしれない。逆に「こういうことをやってみませんか?」と言われても、自分がそこに興味を感じないかもしれない。音楽的なことで言えば、BIGBANGというチームも、また自分自身の音楽も、これくらい大きくなりたいから、このように計画を立てて、こういう欲を持ってやるといったことは考えてこなかったです。やはり仕事は予想がつかないもの、自分で何か野望を持っているというのではなく、運命かのようにその流れに流されていけば、時としてすごく良いことが来るかもしれないし、またあるいはすごく苦難に当たってしまうかもしれない。その苦難に自分が正面から取り組んでいくという形でここまできたので、これからもたぶんそうなっていくと思います。
上野:私も同じです。仕事は掴みにいくというよりは授かるもの。今まで自分が「なんか嫌だな」って思いながら仕事をすることはなかったですし、「こういうものがやりたい」と思っていたら縁があって巡ってきました。なので私はその時々でできることを一生懸命やる、そして奉仕する精神を忘れないこと、それが一番大切でやりがいがあると思っています。
― ありがとうございました。
同ドラマは日本の株式会社アミューズと韓国のCJ E&Mがグローバルプロジェクトとして、世界のファンに向けて制作。2日より、日本、韓国、タイ、台湾で4ヶ国同時配信を開始し、その他の国・地域でも順次配信していく予定。(modelpress編集部)
日本では、日本最大級の映像配信サービスdTVで独占配信中。
作品URL:http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0005005
上野樹里(うえの・じゅり)プロフィール
生年月日:1986年5月25日/血液型:A型/出身地:兵庫県ドラマや映画、CMなどで幅広く活躍。代表作は『のだめカンタービレ』『アリスの棘』『ウロボロス~この愛こそ、正義。』『陽だまりの彼女』など。『このミステリーがすごい!2015』が11月30日にオンエア予定。そして映画『ビューティー・インサイド』、『お父さんと伊藤さん』が2016年に公開予定。
チェ・スンヒョン(T.O.P from BIGBANG)プロフィール
生年月日:1987年11月4日/血液型:B型BIGBANGのメンバーとして圧倒的な人気を誇るかたわら、『戦火の中へ』『同窓生』『タチャ~神の手~』など映画祭や各種授賞式で名だたる賞を受賞。次世代の映画俳優としても期待を集めている。
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