「リオ五輪閉会式で世界を魅了した」イケメンDJ・KYGO、故郷ノルウェーを熱狂の渦に＜セットリスト／独占写真＞

KYGO、舞台は城砦野外ステージ

デビュー・アルバム『クラウド・ナイン』の音楽、そしてグローバル・サクセスを祝うのに、アルバムと同名に名付けられオーガナイズされた今回のフェスティバル。

ラインアップには、コンラッド・スーウェル、ジェームズ・ヴィンセント・マックモロウ、ラビリンス、マット・コービー等の、アルバムに参加したカイゴの音楽仲間達が各自ソロのセットを披露して会場を着々と盛り上げていた。

雨の中、城砦に設置された野外ステージ脇の入り口で、カイゴのロゴとアルバムのジャケットアートワークがプリントされたLEDリストバンドを貰い、ゴールデン・サークル（特設VIPエリア）に向かうと、もしかしたらカイゴの親戚や近所さんかもしれないが、小学生位の子供達や中高年のカップル等が多く早々と陣をとり、これは単なるEDMアーティストのコンサートで終わらないだろうと予感させた。

KYGO「ストール・ザ・ショー」の大合唱合戦で幕開け

そしてトリを飾るヘッドライナー、カイゴのセット予定時間にいよいよ近づき、会場が暑苦しいぐらいに興奮度がマックスに。

ノルウェー国内で一番ヒットしたシングル、「ストール・ザ・ショー」のイントロがスタートし、目がやられそうな程に眩しいライティングの中からカイゴが現れ、ボーカルのパーソン・ジェームズと一緒に会場中冒頭から大合唱合戦がスタート。

カイゴのロゴにマッチするひし形に模った複数のスクリーンとステージ脇の大型スクリーンには、彼が奏でる音楽のイメージにピッタリなヴィジュアルと、ビートに合わさって発する光の色や動き、そして会場中に広がる観客がつけたリストバンドから発する様々な光の融合性がトロピカルチックでカッコ美しく演出された。

マティー・ノイエスと生パフォーマンス

日本での先行シングルだった「ステイ」では、なんとLAからマティー・ノイエスが駆けつけた。ひそかに期待はしていたが、まさか生であの可愛らしいボーカルを聞かせてくれるとは誰もが思っておらず、それこそアルバム名の意味の通り、幸せの絶頂に達したファンもきっと多かったはず。歌詞の「ステ～イ～」の部分でみんながハモっていた。

その他には「レイジング」のコーダラインとディロン・フランシスと共作したシングル、「カミング・オーバー」のジェームス・ハーシーの登場で会場を次々とサプライズ。

ボーカリスト達のパフォーマンスの合間には彼のベッドルーム・プロデューサー時代にスポティファイで発表してきた人気のリミックス・トラックもフルに演奏。そして勿論、カイゴの出番までウォーミングアップしてくていた4名のアーティスト達も自分達が参加する曲で登場。それに加え、カイゴの音楽キャリアにとって一番ビッグなプロジェクトと言われる、U2とコラボレーションした新曲を世界初披露した。

KYGO、コールを後目に、プライベートジェットでブラジルへ飛び去った

フェスティバル最後のトラックとして、「ファイアーストーン」をオーストラリアからやってきたボーカリスト、コンラッド・スーウェルと共にパフォーマンスし、大がかりな花火が打ち上げられ、その夜の締めを飾り、若干24歳でノルウェージャン・ドリームを叶えた地元のスーパースターは、観客からのコールを後目に、プライベートジェットでブラジルへ飛び去って行った。

なおカイゴは、9月17日の「ULTRA JAPAN2016」で初来日が決定している。（modelpress編集部）

セットリスト

Stole The Show (Performed with Parson James)
Younger (Kygo Remix)
Miami 82 (Kygo Remix)
Stay (Performed with Maty Noyes)
Carry Me
I See Fire (Kygo Remix)
I am in Love (Performed with James Vincent McMorrrow)
Often (Kygo Remix)
Coming Over (Performed wth James Hersey)
Sexual Healing (Kygo Remix)
Cut Your Teeth
Raging (Performed with Kodaline)
Wait (Kygo Remix)
Happy Birthday
Oasis
The Best Thing
Fragile
Midnight (Kygo Remix)
Nothing Left
Firestone