鈴木愛理「自分を一番認めてあげられるのは自分」 モデルへの想い&両親への感謝語る<Japan Kids Fashion Week 2022>
2022.02.04 12:00
昨年開催され好評のうちに幕を閉じたParis Fashion Week Kid's Unit公式認定の大規模キッズファッションショー「Japan Kids Fashion Week 2021」(以下、JKFW2021)。今年開催予定の「Japan Kids Fashion Week 2022」(以下、JKFW2022)には歌手でモデルの鈴木愛理のゲスト出演が決定。キッズモデルへのアドバイスから、モデル活動への想いを語ってもらった。
鈴木愛理「独りではできなかった」
― 「JKFW2022」へのゲスト出演にあたり、子供たちに向けてのコメントお願いします。鈴木:私は昔から歌が好きで、音楽の世界に小学校2年生の時に足を踏み入れました。やっぱり好きなことを仕事にできるのってすごく嬉しい反面、“好きなことだからこそ悩みが大きくなる時期”がくると思うんです。好きなことに対して悩めるということが、ちゃんと”嬉しい”って感じる事に気づけるのはだいぶ先にはなると思いますが、必ず「良かったな」って思える日がやってきます!
常に「自分はこの仕事が好きなんだな」って「これがやりたかったんだ!」って今の気持ちを忘れずに、芸能界に入ってからも頑張ってほしいと思います。夢を持っている人は子供のときに限らずいつでも素敵だから、“自分が持っている目標を常に信じて”自分のことをしっかり信じてあげて、毎日キラキラしてくれたらなって思います。
― モデルを始めとして芸能界を目指して頑張る子供たちへ一言お願いします。
鈴木:父が現役のプロゴルファーで、母も元プロなんですが、一番感謝しているのは両親です。子供の頃って食事管理を自分でしたくてもできないことの方が多いと思うんですよ。今考えると、「この20年間、唯一の自慢が20年間仕事を1回も休まなかった」ことなんです。でもそれって思春期だったり、体調を崩しやすい時期とかに“そっと支えてくれた親のおかげ”でもあるから、すごく自分的には“独りではできなかった”と思います。
それと今は子供の頃からでも手の伸ばせるプチプラコスメが増えたじゃないですか。これは自己表現するものに関しては結構チャレンジできるし、昔に比べたら手が届きやすいと思います。動画で観ることもできるし、自分で研究してメイクするのはすごくおすすめです。私も昔からお風呂に入る前にメイクの練習をしていたんですけど、失敗してもお風呂に入れば落ちるし(笑)、誰にも怒られない。これは結構大事なポイントなのかなって思うので、ぜひやってみてください。
― 鈴木さんは8歳の頃から芸能界に入り、今年で20年目の節目になります。子供の頃からこんなことを頑張ると良いなどあれば教えてください。
鈴木:1個のことをずっと集中して頑張っていると気付いたら同じ夢を目指している子や、周りの人と自分を比べてしまったりすることって絶対にあると思うんです。私もすごくあって、今でもそういうことって無くならないけど、人と比べてしまうことで自分に自信が無くなってしまうのは「すごくもったいない」ことだと思います。
もちろん “比べることで頑張ろう!”とか “もっと自分はこうしたい!”と思う職業だとは思います。でも「あの子はこうなのに、私はこうだから駄目だ…」というベクトルへ向かないように、迷ったときは「自分自身は何で今ここを目指しているんだっけ?」と胸に手を当てて進むようにしてもらいたいなって思います。
さっきも言ったように「本当にちゃんと自分を一番認めてあげられるのは自分しかいない」から。それを常に心に置いて、頑張ってほしいなって思います。あと思春期だからご飯をちゃんと食べてほしいと思うけど…モデルを目指していたらみんな制限するのかなぁ(笑)?
― 挫けそうになったり、落ち込んだ時はどのように乗り越えてきましたか?
鈴木:自分の悩みをちゃんと話せる人がいるのはすごく大事なのかなと思います。私も高校生ぐらいまでは自分の殻に閉じこもりやすくて、いろんな人に自分の悩みを言うタイプではありませんでした。それこそ母にしか話してなかったこともたくさんあります(笑)。その吐き出させてもらえる場所があったということは大きいのかなと思うので、“自分の悩みをどこかに出せるところ”を探せるといいかなと思います。
あと睡眠は何よりも強いって思うので、寝ることです(笑)。寝る時間を惜しんでまで頑張るのもすごく大事だけど、なにか悩んだときは1回寝てリセットするのはすごくおすすめです。
― 改めて「JKFW2022」出演への想いを聞かせてください。
鈴木:こういったイベントに参加することが初めてなんです。“子ども達にメッセージを伝える年齢になったんだなぁ”と自分でも実感しているんですけど(笑)、少しでも皆さんが楽しくランウェイできるように精一杯その日に向けて「からだづくりをしていこう」と思います!また、参加される皆さんは体調だけには気を付けて足を運んでもらえたらと思います。
私はモデルという職業になりたいとか、なれるとも思っていなかったので、大人になって「やっていいんですか!?」みたいな感じで最初スタートしました(笑)。多分私より皆さんの方がモデルという職業に対して知っていることが多いと思うので、むしろ「当日は学ぶことの方が多いんじゃないかな?」と思っています。お互いに感化出来るように、私もアラサーなりに肌のツヤだけはキープして当日臨もうと思います(笑)。
鈴木愛理、表現者としての想い
― 2月2日には約2年2ヶ月ぶりとなる3rdアルバム「26/27」もリリースされました。今作にはどのような気持ちが込められているのか教えていただけますか?鈴木:2020年から2021年はおうち時間が長いくて苦しかったり、諦めなくちゃいけないことも多かった時期だと思うんです。私自身も予定していた大きなステージが中止になったり、“やりたくてもやれなかったこと”に初めて直面して自分自身と向き合う機会がすごく増えました。そういう時期に音楽活動が思うようにできなくても “音楽は止めない”と2年間作ってきたものをそのまま素直に1枚にまとめました。
この2年間を通して、いろんな心情でいろんなタイミングで作ってきた曲がギュギュッと詰まった1枚になっているので、いろんな曲調だったり、いろんな歌声が入っていると思います。だから「どんな状況の方にも、1曲でも胸に刺さるものがあるといいな、背中押せるものがあるといいな」と思っています。
― アルバムを通じて届けたい思いを教えてください。
鈴木:この世界に入る一番のきっかけでもある「歌、音楽をやりたい」という気持ちは、今でも変わりません。音楽というものに対して、いっぱい“ああでもない、こうでもない”と悩んでいる時間が結構好きだったりするんです(笑)。ステージ上で音楽を通して自分の持っているパワーを見に来てくれた人に届けることがすごく“自分の本望”というか、「やりたいことだな」と改めて気づけました。このアルバムを通して普段ライブに来られない方にも「明日からも、これを聴いたら頑張れそう」と少しの何かを与えられたらいいなと思っているので、是非たくさんの方の手元に届くと嬉しいです。
JKFW2021出演キッズインタビュー
―「JKFW2021」に参加していかがでしたか?また参加したことで何か変化はありましたか?MIU(グランプリ獲得):「JKFW2021」に出てから凄くファッションショーが好きになりました。ランウェイで隣に演奏者がいてリズムにも乗れ、歩いていて気持ちがよかったです。ただひとつに決まった夢というものがありませんでしたが、今回出場して凄く良い経験をさせてもらい、プロのモデルになりたいと思うようになりました。
杏璃琉(準グランプリ獲得):1番よかったことは素晴らしい先生方に出会えたことです。結子先生のレッスンを受けて、世界で活躍するモデルになりたいという夢を持ちました。準グランプリをいただいたことで自分に自信がつき、笑顔で堂々と歩けるようになりました。これからも挑戦することを諦めず夢に向かって頑張りたいです。
竹本鈴(準グランプリ獲得):素晴らしいステージと演出のもとで素敵な衣装を着てランウェイすることができ、本当に嬉しく最高の経験になりました。今まであまり自分に自信を持つことが出来ませんでしたが、準グランプリという賞をいただいた事で初めて自分に自信を持つことができました。
井田ユイナ:衣装ごとに違った ヘアメイク、ウォーキングやポージング、表情があり大変勉強になりました。ベスト度胸賞を受賞することもできて自信がつきました。常にウォーキングやポージングを意識するようになりました。モデルにもますます興味が増し、更にチャレンジする気持ちが高まりました。
まりあむ:いろんなタイプの素敵な衣装を着用できて、いろんなファッションスタイルが経験でき、凄く楽しかったです。一生懸命練習してチャレンジした結果、ベストランウェイ賞を受賞し、モデルとしての夢へ進む自信ができました。
西村爽奈:素晴らしい舞台、演出でウォーキングができたことが楽しかったです。レッスンをしっかりしていただいた事でもっと綺麗に歩きたいと思い、身体の姿勢やショーに対する気持ちに向上心が持てました。
Michael Taiga:すごく良い経験でとても楽しかったです。新しい友達もでき、海外の親戚がオンラインで「JKFW2021」を見ることができたのも嬉しいです。ランウェイを歩くことやポージングについて色々と学ぶことができ、カメラの前やステージの上で歩くことについての自信がつきました。
Rampling Mahana:本当に楽しかったです。たくさんのレッスンに参加し、最後に光と音楽を使った大きなステージでのリハーサルと最終ショーは爽快でした。より自信を持って日本語を話せるようになりました。たくさんの人の前で初めてステージに立つときは緊張しましたが、この経験を活かしたいです。
Arya:学校の学びとはひと味違う人生の学びを経験したので、自分からもっと色々な人に出会い、違う世界を見てみたいと思うようになりました。プロの先生方に指導を受けて、本当にモデルを続けたいと思う様になりポージングやウォーキング の練習を自分から進んでやるようになりました。
ILIYA:モデルとしての表現力を沢山学べた事です。参加したことですごく自信がつきました!絶対に諦めない思いや頑張る力がついたと思います。
(modelpress編集部)[PR]提供元:一般社団法人日本キッズ協会
「Japan Kids Fashion Week 2022」開催概要
開催場所:大さん橋ホール開催日時:2022年9月5日(月)~9月7日(水)
■対象条件
・対象サイズ:洋服サイズ110cm~180cm が着用できるお子様
・対象年齢:満4歳〜満18歳(2022年9月5日時点の年齢)
・未経験者、事務所所属の方、誰でも応募できます。(但し所属事務所の了解が必要)
■募集開始
2022年3月31日まで
※定員になり次第募集終了
<開催形式>
日本から世界レベルのキッズモデルを輩出するため、国際基準の指導プラン、本番ではコン
テスト形式により予選・本選にてグランプリを決定する。
<認定講師制度の採用>
出場者には国際的な基準のレッスンカリキュラムを指導する認定講師が指導。JKFW2021 の審査員を務めた結子(「World Supermodel Production 2019」世界大会グランプ
リ受賞)と岩田さおり(ミセスジャパン2020 準グランプリ、ミセスレジェンド2020日本代表)が特別認定講師として決定しており、今後認定講師を全国に募集。
<出場者のレベル認定>
出場者に対し、国際的な基準によるウォーキング、ポージングスキルを10級から1級のレベル認定試験を実施。各レベルに合わせたレッスンクラスを設け、レッスン最終日に進級テストを行い、予選出場カテゴリーを決定する。
<特別支援枠>
文部科学省の定める「就学援助制度」認定の子供を対象に、出場費用の免除枠を設けます。
<投票サイト>
出場者が決定後、人気投票サイトにて投票期間を設けます。
<スケジュール(予定)>
11月~ 募集&選考面接、 定員になり次第募集終了。
4月 出場者レベル認定試験
4月~5月 事前投票
6月~8月 レッスン (出場前のレベル認定試験も実施)
9月 本番
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