「逆賊の幕臣」出演者発表第7弾 キャスト組み写真(C)NHK

松坂桃李主演2027年大河「逆賊の幕臣」眞栄田郷敦&奥野壮ら新キャスト発表 江戸の幕府にプレッシャーかける朝廷周りの4人

2026.09.15 12:00

俳優・松坂桃李が主演を務めるNHK大河ドラマ(第66作)「逆賊の幕臣」に出演する新キャストが発表された。


松坂桃李主演「逆賊の幕臣」

「逆賊の幕臣」ロゴ(C)NHK
「逆賊の幕臣」ロゴ(C)NHK
脚本家・安達奈緒子氏が手掛ける本作では、幕末史の“ウラ側”に迫る。勝海舟のライバルとして知られた幕臣・小栗は、日本初の遺米使節となって新時代の文明を体感し新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才だが、明治新政府に「逆賊」とされ歴史の闇に葬られた人物。忘れられた歴史の“敗者”=幕臣の知られざる活躍を描くスリリングな胸熱エンターテインメントとなっている。

今回は、江戸の幕府に京からプレッシャーをかける朝廷周りの人々を演じるキャストが発表された。


孝明天皇/眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)

眞栄田郷敦(提供写真)
眞栄田郷敦(提供写真)
幕府の開国路線に立ちはだかる「モノ言う帝」

【大河ドラマ出演歴】2作目
第62作「どうする家康」…武田勝頼役

【役紹介】
激動の幕末前夜に即位し、数え年23歳の年にペリーが来航。折しも御所が火事に見舞われ、避難時に京の町と民衆の姿を初めて目にする。国の安寧を守ろうと慣例を破って幕政に意見し「攘夷」を要求していくが、幕府が通商条約を無断で調印したため激怒。天皇の不満が大義名分となり、過激な尊王攘夷派が勢いを増し始める。それを抑えきれない幕府は、開国を進めながらも朝廷に対しては攘夷のポーズを取り、天皇の威光に頼るように。やがて倒幕の炎が自らの意図に反して燃え広がり、天皇は苦悩を深めていく。

【コメント】
孝明天皇は、強い好奇心と「神の国である日の本」への誇りと信念を持ちながらも、御所の中で育ち、外の世界を直接知らない若き帝だと感じています。大きく時代が動いていく中で、異国への恐れや怒りだけではなく、初めて民の姿を見たことで「自分が守るべき国」の実感が変わっていく。その繊細な変化と自分の言葉1つが政治を揺らし、人々を動かしてしまう。その重さと危うさも丁寧に演じていきたいです。

明治天皇/奥野壮(おくの・そう)

奥野壮(提供写真)
奥野壮(提供写真)
突然の父帝の死から、新時代のシンボルへ

※大河ドラマ初出演

【役紹介】
孝明天皇の第二皇子。ペリー来航の前年に生まれる。物心ついたときには、父帝の威を借りた急進的な攘夷派が京を席巻していた。慶応3(1867)年、父の孝明天皇の急死により、まだ元服前でありながら数え年16歳で天皇となる。ここから倒幕派と幕府の綱引きがピークを迎え、「大政奉還」「王政復古の大号令」を経て新政府が発足する。少年天皇は、やがて戊辰戦争を経て訪れる新時代「明治」のシンボルとなり、無血開城された江戸城(現・皇居)にその居を移す。

【コメント】
歴史ある大河ドラマに出演させていただけること、それだけでも大変光栄なことですが、今回、明治天皇を演じさせていただくことに、身の引き締まる思いと同時に、大変恐縮しております。時代の大きな転換期に、若くして即位され、幕末から明治維新へと至る激動の時代を歩まれた明治天皇。そのお姿を私なりに解釈し、歴史に寄り添いながら、丁寧に演じられればと思っております。大河ドラマ「逆賊の幕臣」、ぜひお楽しみに。

公家 岩倉具視(いわくら・ともみ)/山中崇(やまなか・たかし)

山中崇(提供写真)
山中崇(提供写真)
公家らしからぬ野心家、朝廷のフィクサー

【大河ドラマ出演歴】4作目
第52作「八重の桜」…大庭恭平役
第56作「おんな城主 直虎」…瀬戸村の百姓・八助役
第61作「鎌倉殿の13人」…平賀朝雅役

【役紹介】
貧しい下級公家の次男として生まれるが、子どもの頃より弁が立ち、公家らしからぬ言動で異彩を放つ。野心家の岩倉は、外交問題を幕府に任せきりにせず、朝廷も主体的に関わるべきだと考えた。幕府が通商条約に対する孝明天皇の勅許(許可)を得ようとした際、天皇の攘夷の意志を後押しするべく公家88人が起こしたデモを牽引。このとき出した意見書が認められ、孝明天皇に頼られるように。天皇の妹・和宮と将軍・徳川家茂との婚儀を後押ししたのも岩倉であり、孝明天皇のもとでフィクサーとなっていく。

【コメント】
歴史の裏で暗躍した野心家。岩倉具視という人物を知れば知るほど、この役を担当出来ることにとてもワクワクしています。下級の貧しい公家出身でありながら、ゆくゆくは500円札の肖像にまでなった人物。きっと時流を読む鋭い嗅覚を持っていたのではないでしょうか。幕末という歴史の大きな変革期に、何を見つめ、どんなあしたを夢見ていたのか。今に響く作品となるよう、しっかりと務めます。どうぞお楽しみに。

太閤 鷹司政通(たかつかさ・まさみち)/長塚京三(ながつか・きょうぞう)

長塚京三(提供写真)
長塚京三(提供写真)
若き天皇が乗り越えていく、古き朝廷の権化

【大河ドラマ出演歴】8作目
第15作「花神」…土方歳三役
第17作「草燃える」…山木兼隆役
第19作「おんな太閤記」…織田信雄役
第25作「独眼竜政宗」…留守政景役
第32作「炎立つ」…源頼朝役
第47作「篤姫」…島津忠剛役
第54作「花燃ゆ」…杉百合之助役

【役紹介】
30年以上もの間、准摂政・関白・太閤として朝廷に君臨。10代で即位した孝明天皇を導く。義弟である水戸藩・徳川斉昭から黒船来航の予告情報など非公式の幕政情報を入手できた事情通で、幕府寄りの立場を保つことでうまく朝廷を牛耳ってきた。実は開国容認派であった鷹司は、異国人を忌み嫌う天皇の発言を手のひらで転がすがごとく老獪に受け流し、天皇にとって目の上のコブとなっていく。やがて天皇は岩倉など下級公家の声も聞くようになり、鷹司の時代は終わりを告げる。

【コメント】
捕らぬ狸の皮算用で済むならまだしも、虎の尾を踏んでは敵わないので、軽々に口にし難い「意気込み」です。ただ公武の二重構造の中で、オポチュニストを自認して恥じることのないこの作品の政通さんは、只処世術に長けていただけではなさそうだ。既存の体制を最終形態として、何とか保守するという「忠誠心」もあるのではないですか。それが政通さんの中では、「政(まつりごと)」から「お上」をお守りすることに通じていた。宮廷言葉に上方言葉、幾分下世話な「ぼやき」の散りばめられた、安達先生の台詞が素晴らしい。勿論、そのままやらせて戴きます。

<出演者発表にあたって>制作統括 勝田夏子

今回は、日本の西側から江戸の幕府に大きなプレッシャーを与える朝廷周りの皆さんです。幕末史の混迷の大きな発端の1つは、幕府が踏み切った開国に孝明天皇が「待った」をかけたことでした。主人公・小栗がアメリカまで行って批准してきた通商条約を、西洋列強は「守れ」と言い、朝廷や攘夷派は「破れ」と言う、この板挟みが幕府を追い詰めていきます。そんなわけで、当ドラマの朝廷は「はんなり」というより、むしろ「強そう」です。眞栄田郷敦さん演じる孝明天皇の、ナイーブさを併せ持ちながらも力強い瞳。奥野壮さん演じる明治天皇の、若々しさ、清新さの中にある品格。山中崇さん演じる岩倉具視の、忠臣的振る舞いの裏にある隠しきれない策士ぶり。そして長塚京三さん演じる鷹司政通の、朝廷のドンとしての老獪さと風格。小栗さんと幕臣たちは大ピンチです。どうぞお楽しみに!

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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