徳尾浩司(写真・戸田広)

NHK連続テレビ小説、27年度後期「なぎさの進化論」に決定 ヒロインはオーディション

2026.07.14 12:11

NHKは、2027年度後期の連続テレビ小説「なぎさの進化論」の制作を発表した。


連続テレビ小説「なぎさの進化論」

主人公の藤代なぎさは、獣医学部を卒業し大阪にある大学付属の動物医療センターに就職した「研修獣医師」。ここは重い病気にかかった犬や交通事故に遭った猫などを高度医療で救う緊迫した現場で、新人のなぎさは戸惑うばかり。問診も採血も正確なエコー検査も何もできない自分にもどかしさを抱えつつも「動物を幸せにしたい!」と奮闘する。

しかし、最大の仕事は人と話すことだった。動物の病状を伝えるのも、高額な治療費やリスクのある手術について動物に代わって選択をするのも、すべて「飼い主」。動物を救うために獣医師になったなぎさだったが、その先にある飼い主の事情に一生懸命寄り添い、最期を一緒に看取ることで、動物だけではなく人の思いに触れていく。

コミュ力抜群の陽キャ女子、ドジで愛されキャラの御曹司、会社員を経て再チャレンジするシングルマザーの同期たちと切磋琢磨したり、時にはいけずな愛玩動物看護師や動物としか目を合わせない偏屈な教授に脳内で毒を吐いたり。大阪の下町で動物病院を営む獣医師の祖母に見守られながら、なぎさは獣医師として一歩ずつ進んでいく。

そして2年後、大阪での研修を終えたなぎさは、ひょんなことから与論島へ。人よりも牛が多い畜産の島で、すご腕のベテラン獣医師とバディを組んだなぎさに、連日の牛の出産、深夜の急病対応が押し寄せる。果たしてなぎさは、この急激な環境変化に“適応”していけるのか。また、今作のヒロインはオーディションで決定される。

徳尾浩司コメント

本作は、現代の大阪と鹿児島・与論島を舞台に、新米の女性獣医師が動物たちの命と向き合い、挫折と克服を繰り返しながらヒトと動物の幸せを追求していく物語です。ヒロインに特定のモデルはいませんが、私がこの半年間、北海道、東京、大阪、鹿児島で多くの獣医師の方々にお会いし、取材させていただいた一つ一つの体験が物語の指針になっています。
そしてタイトルの『なぎさの進化論』には、主人公のなぎさが自分のペースで進んだり立ち止まったりしながら、やがて自分らしい生き方を見つけていくという意味合いが込められています。ヒロインはこれからオーディションで選ばれます。犬や猫、牛などの動物が好きな方、充実した日々を仲間と走り抜けてみたい方、ふるってご応募ください。一緒に未知なる進化の旅に出かけましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

【プロフィール】
1979年4月2日生まれ、大阪府出身。慶應義塾大学理工学部卒。劇団「とくお組」主宰。主な作品に『おっさんずラブ』(テレビ朝日) 『ライオンの隠れ家』『私の家政夫ナギサさん』(TBS) 『タツキ先生は甘すぎる!』(日本テレビ) 『シバのおきて~われら犬バカ編集部~』『ミワさんなりすます』(NHK) などがある。

渡邊悟コメント

私は3年前に愛犬をなくしました。その時にお世話になった獣医師の方々との思い出が、この企画のきっかけです。厳しい現実をむかえる私たちに、皆さんがかけてくださった言葉の数々が、残された家族の救いになりました。獣医師の仕事は、尊い。そしてその人生は、ものすごく大変な日々に違いない。いろいろと調べて話を聞いていくと、それはそれはもう、想像を超えるものでした。このドラマで描かれる、獣医師の仕事とそこでの出来事の数々は、きっと今皆さんが想像しているものを超えると思います。もちろん、仕事の話だけではありません。そんな獣医師の世界で奮闘するヒロインの人生を徳尾浩司さんが、コミカルに温かく、家族の物語として描き出します。「進化」とは、必ずしも強くなることとは限りません。また、強い生き物が優れているというわけでもありません。物語の中で、なぎさは獣医師の仕事に愚直に向き合い、失敗続きの毎日を精いっぱい生きていきます。そんななぎさの姿を通して、なにかを頑張っている人も、なんだか頑張ることがつらい人も、それぞれ希望を感じられる、明るいドラマをお届けします。自分なりの輝きを見つけていく、なぎさの進化をぜひ見守っていただければと思います。
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