仲野太賀、石崎ひゅーいからプライベートの“クズな部分”暴露される 記者へ頭下げる場面も「好感度上げていきたいんです」<ジャパニーズスタイル>
2022.10.17 05:00
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22日スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『ジャパニーズスタイル』(毎週土曜よる11時30分~)の取材会に、主演を務める俳優の仲野太賀ら全キャストが登壇。仲野が、石崎ひゅーいからプライベートの“クズな部分”を暴露された。
仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」
今回、同局初となる“本格シットコム※”が始動。本作の舞台となるのはさびれた温泉旅館『虹の屋』の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみ。その限られた空間で、30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていく。もちろん、撮影自体もほぼ本番一発の長回し。そんな演じる側にとってもチャレンジングな試みに今、飛ぶ鳥を落とす勢いの演技派俳優・仲野が果敢に挑戦。テレビ朝日のドラマで初主演を飾り、新境地を開拓する。
※シットコムとは…シチュエーションコメディの略で、限られた場面設定、登場人物で繰り広げられる連続ドラマのこと。
仲野太賀、本格シットコムの思い
冒頭、本格シットコムということで、従来のドラマとの違いを質問された仲野は「これまで、日本にはそこまでシットコムが普及しているわけではなかったと思います。新しいお芝居の表現として、こうした選択肢があってもいいのではと思っています」と、座長らしい真摯なコメント。これを受けて檀れいも「とても短い(稽古の)時間で、30分間のドラマを作り上げないといけないので、緊張感もあります。回を重ねるごとに、この7人のメンバーの気持ちがどんどんひとつになっていくのを、芝居をしていても感じます。日々、とても楽しんでお芝居をしています」と、皆が同じ方向を向いて、このチャレンジングな試みに楽しみながら挑んでいることを明かした。そんなメンバーの仲睦まじい様子から、「現場の合間はどんな話をされていますか?」という質問が。ここで仲野が「基本的には、KAZMAさんのお笑い談義」と語ると、KAZMA(※「Z」正しくはストローク付き)は役柄である浮野スイッチが入る。「お笑いを知らないメンバーだから、イチから教えてんだよ!」と嚙みついて、会場は笑いに包まれた。
仲野太賀、共演者から座長ぶり明かされる
斬新さとノスタルジーが共存した『虹の屋』の本格セットを舞台に、実際に観客を入れてその目の前でほぼ本番一発勝負の演技を続けていくという、他に類を見ない新感覚ドラマ『ジャパニーズスタイル』。極度の緊張状態で行われるこの手法での撮影を、キャストたちはリハーサル1日、翌日に本番というスケジュールで、週に2回もこなしている。通常のドラマではあり得ない、未知の領域とも言えるこのタフなスケジュールを遂行するには、やはり全体を引っ張る頼もしい座長の存在は必要不可欠ということで、仲野の座長ぶりを聞かれると、仲野は「褒めてください!」と懇願。市川実日子は「本当に頼もしくって、リハーサルを重ねるごとに、ここをもっと面白くできるとか、作品を面白くしよう、観てもらう方に楽しんでもらおうという気持ちを持ってやってらっしゃいます。それに、本番に入った時のスイッチの入り方がもうぜんぜん違います。ぐーっと引っ張っていってくださる感じです」と、本番で脅威の集中力を発揮するリーダーとしての資質を明かし、要潤も「ひとつひとつのセリフを絶対に笑いに変えたり、雰囲気を良くしたりといったふうに持っていってくださるので、そういう姿勢を見ていて、僕たちは頑張らなきゃなと思えますし、元気をもらいながらやっています」と、仲野が率先して現場を引っ張っている様子を語った。
そして、石崎ひゅーいが「こういうことができる俳優って、日本に太賀しかいない」、柄本明が「あんなにセリフが多くて…本当に覚えられない!僕は少ないのに覚えられないですから。とにかく大変ですよ!本当に偉いと思います」と絶賛すると、仲野は「大見出しでお願いします(笑)」と記者にアピール。息ピッタリの様子に、さらに会見場の雰囲気は和やかになった。
仲野太賀、KAZMA&石崎ひゅーいからプライベートを暴露される
温泉旅館『虹の屋』の三代目である父親に反発し家を飛び出したものの、うだつの上がらない毎日を送っていた哲郎(仲野)が10年ぶりの帰宅を果たすところから物語は始まる。そんな彼を待ち構えていたのは、流しのフラメンコダンサー・ルーシー(市川)、潔癖症の支配人・影島(要)、ナゾ多き料理人・浮野(KAZMA)、仲居頭で旅館を支える浅月桃代(檀)と、その息子・凛吾郎(石崎)、水質管理責任者・梅さんこと梅越(柄本)というひとクセもふたクセもある猛者たちだった。彼らに翻弄されながらも、哲郎もまた持ち前のクズっぷりを見せて、ドタバタ劇はより加速していくのだが、そんなクズっぷりを仲野は「自分のクズの部分を惜しみなく全部出そうと思っています」と、体当たりで体現していることを明かす。しかし、KAZMAと石崎からプライベートでのクズな部分を暴露される場面も。これには仲野も「好感度上げていきたいんです!座長っぷりを記事のメインで!」と、またもや記者たちに頭を下げた。
そんな、個性の強いキャラクターが揃った『ジャパニーズスタイル』だが、ここを見てほしいというポイントを聞かれた仲野は「個性の強いキャラクターの集まりですが、団体芸をすることもあったりするので、バラバラの個性がひとつになる瞬間です」と、一丸となった際に生まれる強力な化学反応を挙げる。また、檀は「本当に誰を観ても面白いと思いますが、喋っている後ろの人のお芝居であったりとか、みんな何かしらお芝居をしているので、そこは楽しんで観てほしい」と、通の見方を指南。
一方で柄本は「『この人、セリフ大丈夫かな?』と思いながら見てください」とニヤリ。KAZMAから、アドリブを仕掛けてくることも暴露されたベテランだが、記者をはじめ登壇者さえも煙に巻くような飄々とした発言が光った。(modelpress編集部)
仲野太賀(柿丘哲郎役)コメント
日本ではあまり馴染のない本格的シットコムに、僕自身もはじめて挑戦しています。もちろんとても大変ですが、演じていてとても楽しいです。お客さんの目の前でお芝居して、それを撮影することも普段のドラマではないことですし、かといって、舞台ともまた違います。“新しいお芝居の表現”に挑戦している感じ。こういった選択肢があっても僕はいいと思っています。どこにカテゴライズされているのか、わからないところを、楽しみつつ、一生懸命にやっています。とはいえ僕は、本番まで台詞が言えないことも結構あって直前までボロボロなのですが、今のところは、何とかぐらつきながらも着地できています(笑)。
見所は、バラバラな個性を持ったキャラクター7人が、団体芸をすることが時々あるのですが、そのときの一致団結感です!(笑)全員がキッカーと言いますか、他キャストの皆さんが強烈な個性を持って存在してくれるので、とにかく頼もしくて、みんなで1つのことをやることがとても楽しいです。
座長としては、もちろん現場の雰囲気も朗らかでありたいし、殺伐としないようにしたいんですけど、あまりのプレッシャーにピリピリはするときも、時々あります(笑)。
今の段階で点数をつけるなら、250点くらいになるんですかね(笑)。初回の収録で「150点」と言いましたが、そう言っていかないと、保ってられないんですよ。キャストもそうですし、スタッフも、全員不安なまま始まり、不安なまま終わっていく特殊な現場なので。終わった後も「これ大丈夫でしたかね?」って空気が漂うときもあるので、自分で鼓舞して、いったん忘れて次に行く!ちなみに今日の収録の出来は80点くらいでした(笑)。
僕が演じる哲郎はすごくクズなのですが、僕もこういう30分長回しのようなものだと、セリフが飛んでしまうこともありまして…そんな時は、僕じゃないですよって飛んでない顔をしようと心に決めています(笑)。そういった部分も含めて、自分のクズな部分を惜しみなく全部出そうと思っています。
主題歌はVaundyさんが書き下ろしてくださいました。とてもオシャレで、聴いていると踊りだしたくなるような、そんな楽曲で。僕たちも楽曲に負けないように、しっかり面白いドラマを作っていこうと思いました。歌詞もステキで、このドラマにもピッタリ合っていて、すごい才能だと思いました。「Vaundy、恐るべし!」です。まだ年齢も若いのに、この先どうなっていくんだろう?と感じざるを得なかったです。
シットコムというあまり聞きなれないスタイルのジャンルのドラマですが、土曜の夜11時30分に観やすい、とにかく楽しいドラマになっていますので、気楽に見ていただけると幸いです。よろしくお願いします!!
市川実日子(寺門・ルーシー・数子役)コメント
仲野さんは、セリフが一番多い中で、集中力がとても高く、それで引っ張っていってくれていると感じています。本当に頼もしくて、リハーサルを重ねるごとに、ここをもっと面白くできるとか、作品を面白くしよう、観てもらう方に楽しんでもらおうという気持ちを持ってやってらっしゃいます。それに、本番に入った時のスイッチの入り方がもうぜんぜん違います。ぐーっと引っ張っていってくださる感じです。見所ポイントはいろいろありますが、ほかのドラマでは絶対に観れないと思うのは、みなさんのきらきらと輝く大量の汗です(笑)。
要潤(影島駿作役)コメント
仲野さんは、一番負担が大きい中で、引きで物語を見てらっしゃって。細かい部分にも目が届いていて、ひとつひとつのセリフを絶対に笑いに変えたり、雰囲気を良くしたりといったふうに持っていってくださるので、そういう姿勢を見ていて、僕たちは頑張らなきゃなと思えますし、元気をもらいながらやっています。僕のキャラは設定として、2時間ドラマの刑事モノマニアというキャラクターで、毎回、推理のモードに入る瞬間があるんです。その時、つらつら喋るのですが、汗をかき出す瞬間でもあります(笑)。そこも注目して観てほしいですね。
脚本の金子(茂樹)さんは、2日で脚本を書かれて、それを我々が2日で覚えて…と、とても過酷な状況なのですが、これが真の『ジャパニーズスタイル』なのだと思います。
KAZMA(浮野奏太役)コメント
仲野さんは“クズ”が上手いんですよ!だから、全編を通してにじみでる座長の“クズっぷり”、これに引っ張ってもらっていると思っています。地が出てるのかどうかはわからないですけど(笑)。というのも先日初めて一緒に食事しに行ったんですけど、そこから家にタクシーで帰ろうとしたんです。そしたら仲野さんが「俺も乗って行っていいですか?途中で降ろしてもらえればいいので」って言って、僕が途中で降ろしたんですけど、「あれ?金払わないのか?」というのはありました。座長なのに(笑)。たぶんなんですけど、このドラマの撮影が始まってから、一銭も払ってないんじゃないですか(笑)?(「撮影の合間はどのように過ごされていますか?」という質問に仲野が「基本KAZMAさんのお笑い談義です」と答えたことにキャラクターになりきって…)お笑いを知らないメンバーだから、イチから教えてんだよ!(「長回しの撮影で、プレッシャーに負けてしまっている方はいらっしゃいますか?」との質問にキャラのままで)付け入る隙がないですから。質問がナンセンスです!僕は、プレッシャーにめちゃくちゃ強いよ!
正直、1話から、柄本さんはリハーサルでやっていないことをするんですよ。柄本さんのアドリブにみんな動揺していたくらいなんですけど(笑)、それでも僕はブレずに“浮野奏太”ができていますから!観てほしいポイントは、セットの自販機もリアルに買えるし、エレベーターなども細かく作り込まれているし、衣装もスゴイ。裏方さんもスゴイということもぜひ観てほしいです!
石崎ひゅーい(浅月凛吾郎役)コメント
本当に人間のやることじゃないなって思っていたので、それをこなしている(仲野)太賀を見ていると勇気が湧いてきて、「僕も頑張ろう!」という気持ちになるといいますか、改めて尊敬しました。こういうことができる俳優って、日本に太賀しかいないんじゃないかなと思いましたね。たぶんですけど…今、考えても太賀しかいないですね。でもこの間、一緒にサウナに行ったんですけど、外気浴をしているときの太賀はクズ感が出ていました。何も隠すことなく全開で…僕のほうが「大丈夫かな」って心配になるほどでした(笑)。あと、太賀が座長なのに、肉を食べに行ったときは、僕がおごりました(笑)。
見所は、個人的なことで言うと「凛吾郎ピンク」という技です。まだ詳しくは言えないんですけど、まさにポイントだと思うので、「凛吾郎ピンク」という言葉だけ覚えておいていただけると!
檀れい(浅月桃代役)コメント
普段の舞台だと、長いお稽古期間があって初日を迎えるという形で、じっくり腰を据えてひとつの作品を作るんですけど、台本をいただいて一生懸命にセリフを覚えたら、わっとみんなでリハーサルをしてすぐに本番という、とても短い時間で30分間のドラマを作り上げないといけないので、緊張感があります。でも、回を重ねるごとに、この7人のメンバーの気持ちがどんどんひとつになっていくのを、芝居をしていても感じます。日々、とても楽しんでお芝居をしています。本当に誰を観ても面白いと思います。ドラマで放送する時にはすべての人は見られないかもしれないですけど、喋っている後ろの人のお芝居であったりとか、みんな何かしらお芝居をしているので、そこは楽しんで観てほしいですね。
柄本明(梅越一二四役)コメント
(仲野太賀について)座長は大変です。あんなにセリフが多くて…本当に覚えられない!僕は少ないのに覚えられないですから。とにかく大変ですよ!本当に偉いと思います。見所のポイントは、「この人、セリフ大丈夫かな?」と思いながら観てください。特に僕なんですけど、「この人セリフ忘れたな…あ、出た!」という感じで楽しんでいただければ(笑)。
しかし、本当にセリフを覚えるのが大変で、必死です。1話全部を通してやりますからね、太賀さんは特に大変だと思います。僕は結構、セリフも少なめなんですけど、「いつくるのかな…」というのがありますから(笑)。みんなもロシアンルーレットみたいな順番待ちの恐怖があると思います(笑)。そんなリアルなところも見て楽しんで頂ければと思います。
第1話あらすじ
主人公・柿丘哲郎(仲野太賀)は実家の旅館『虹の屋』の窮地を救うため10年ぶりの帰宅を果たすが、変わり果てた旅館の姿に絶句する。100年の伝統を誇る老舗旅館の品格やサービスは完全に消え失せ、一筋縄ではいかない従業員が居座る曲者の吹き溜まり》と化していた。口が悪い流しのフラメンコダンサー・寺門・ルーシー・数子(市川実日子)、温泉嫌いで潔癖症の支配人・影島駿作(要潤)、息子と占いに人生を捧げるシングルマザーの仲居・浅月桃代(檀れい)、その母親と一輪車を愛する少年のような従業員・浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)、UNO依存症の料理長・浮野奏太(KAZMA)、省エネ仕事で40年も旅館にしがみつく古株・梅越一二四(柄本明)……。
そんな強敵が待ち構えているとも知らずに旅館にやってくる哲郎は「お引き取り下さい」と家に上げて貰えない事態に。あの手この手を使って家に上がろうとするも、鉄壁の守備に跳ね返され玄関で泣き崩れる哲郎、そこに現れる謎の大男……。果たして家に上げて貰えるのか?従業員たちに受け入れられる日はやってくるのか?さびれた旅館のロビーにカオスな嵐が吹き荒れる!
【Not Sponsored 記事】
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