「西園寺さんは家事をしない」松村北斗の芝居が物語を複雑化「もう敬服という感じ」【第7話プロデューサーコメント】
2024.08.19 18:25
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女優の松本若菜が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(毎週火曜よる10時~)の第7話を前に、プロデューサーの岩崎愛奈氏からコメントが到着した。
松本若菜主演「西園寺さんは家事をしない」
本作は、ひうらさとる氏による同名コミック(講談社「BE・LOVE」連載)が原作。徹底して家事をしない主人公・西園寺さん(松本)と、年下の訳ありシングルファーザー・楠見(松村北斗)&その娘・ルカ(倉田瑛茉)による風変わりな同居生活を通して「幸せって何?家族って何?」を考えるハートフルラブコメディ。ついに、西園寺さんに「僕はあなたが好きです。お付き合いしたいと思っています」と告白をしたカズト横井(津田健次郎)。横井のまっすぐな思いや素顔、そして考えに触れたことで、西園寺さんの心境に変化が。横井に真摯に向き合いたいと考え、反対する楠見を説得し、横井に“偽家族”のすべてを話すことを決意。横井を“偽家族”に招待し、理解不能とドン引かれるかと覚悟していたが…横井はまさかの“偽家族賛同”を宣言。そして、“仮彼氏”というポジションを提案した。まさかのナナメ上を行く展開にSNSでは、横井の器の大きさを称賛する書き込みや、“仮彼氏”という発想がものすごいという意見などが飛び交った。
ちなみに、白熱する家族会議中にルカが「ねぇねぇ見て!こぼしたよねぇ~」と牛乳をぶちまけていたシーンもSNSで多くの反響が。同シーンの撮影では、瑛茉ちゃんが周りで準備を進めるスタッフたちに、「ねぇねぇ下見て!踏んだら汚れるよ!」「でも瑛茉ちゃんは(こぼしてないから)悪くないよ!」と上機嫌に伝え、めったに起こらないシチュエーションを存分に楽しむ、劇中同様キュートな姿を目撃することができた。
「西園寺さんは家事をしない」プロデューサーコメント
横井(津田健次郎)の“こども食堂”シーンは原作の一コマから
第6話では、横井の素顔が見えるシーンがあったかと思います。中でも、こども食堂のくだりは、横井の人柄を表したシーンになっていたのではと思います。この場面は、原作で横井が「時々ボランティアでシングルマザーのシェルターや困っている人たちのシェアハウスなどに料理しにいく」と一コマで話していたエピソードを膨らませたものなんです。子ども食堂での西園寺さんとのやりとりで、横井は「家族以外にも頼れる人がいるんだぞという考えが広まってほしい」と話していますが、それが西園寺さんが思い描いてきた“偽家族”のあり方や、彼らが築いてきた関係に通ずるものがあると考えました。そう考えて入れたシーンなので、西園寺さんの中に “この人ステキだな”と感じる気持ちがグッと芽生えるものになったかなと思います。そんな西園寺さんと横井の表情がとてもステキで、2人の心が近づいたなと思わせてくれる松本さんと津田さんのお芝居がもう本当に素敵で。 柔らかくて優しくて、人と人との心が近づく温かさを感じました。松村北斗の芝居が物語を複雑化「もう敬服という感じ」
西園寺さんと横井の心が近づいていくのと同時に、楠見の気持ちが大きく動いていきそうな気配も見えてきています。楠見は、第6話の家族会議でも話していたように、西園寺さんへの特別な想いは“家族愛”であるという答えを出しています。家族として西園寺さんを大事に思っているからこそ、西園寺さんの幸せを願い、自分とルカは出ていくと言う。対する西園寺さんは、家族として大事に思っているから一緒にいたいと考えていて。お互いをとても大事に思っているということは2人とも同じ。それなのに、全く真逆の答えを出してしまうこの2人を、やっぱり面白いなと思いました。そこに横井が入ってくることで、楠見の中に、今までの人生で体験したことのないような、なんなのかわからない未知の感情が生まれ始める。そんな自分でも理解できない感情に遭遇した楠見を、松村さんがとても丁寧に表現してくれていて、もう敬服という感じです。楠見の中に生まれた小さな変化が繊細に表情に表れてきているのを観ているだけで、ワクワクしてしまいます。 それと同時に、楠見にとって、ここまでの西園寺さんとの暮らしが、彼にとてつもなく大きな何かをもたらしていることが見えるような気がして、切ないような嬉しいような気持ちにもなる。“この感情はなんなんだろう”という疑問と向き合っている楠見の気持ちを、観ている方が一緒に探りたくなる気持ちにさせられるのは、間違いなく松村さんのお芝居の力。それが、物語をより複雑に、そして面白くしてくれていると感じます。
津田健次郎、倉田瑛茉を抱っこ 横井&ルカにキュン
第7話ではまず、“仮彼氏”というメンバーが新しく加わったことで、偽家族が一歩前進するところから始まります。そして、西園寺さんのマインドや楠見自身に変化が起こることで、彼らの知らないところで、偽家族の周りにも影響が出ていきます。自分たちを助けてくれる人や協力してくれる人はたくさんいるんだぞと感じられる場面がいろいろ出てくるのですが、これはまさに、横井が第6話で話していた「家族以外にも頼れる人がいるんだぞ」という考えの再現と言えます。そしてそれが、楠見と横井の新たなステップにもつながる。楠見はこれまで、西園寺さんやルカと一緒にいるシーンがほとんどでした。なので、横井とのシーンはどんなことになるんだろうと思っていたんですが、2人が見出す意外な関係性を感じることができる素敵なシーンになっていると思います。また、楠見と横井の間で楽しそうにしているルカ、この組み合わせを現場で見た時になんだか新しい「キュン」の形を見た気がしました。キュンといえば恋を連想しますが、恋ではなくても、お互いに思い合って心を通じ合わせている人と人が幸せそうにしている姿には、「キュン」が生まれるんだなと。そんな新しい「キュン」をぜひ楽しみにしていただきたいです。ルカ役の倉田瑛茉ちゃんは、実は人見知りさんなのですが、撮影現場で津田さんには自然と心を開いていて。慣れるまでモジモジしちゃうかな?と思っていたら、気が付いたら津田さんに抱っこされていたり、自分からちょっかいを出していたり。そんな瑛茉ちゃんの姿は、物語にいい影響を与えてくれていますね。子どもって、すごく順応性が高い。瑛茉ちゃんを見ていると、大人をがんじがらめにする固定概念や壁がないというのは、こんなに強いものなんだなと気付かされます。楠見は“仮彼氏”が偽家族に参加したことがどうにも腑に落ちないでいる。呑み込めない、消化できない。でも、ルカはパパが持つ葛藤をあっという間に飛び越えていくんですよね。瑛茉ちゃん、そしてルカから、とても大事なことを教えてもらっているような気がします。
新たな個性派キャラに注目
第7話のもう1つの見どころは、ニューヨークでのシーンです。仕事ができる西園寺さんですが、実は英語は苦手。でも、言語の壁にぶち当たりながらもとにかく進んでみる!という西園寺さんの姿からは、彼女の明るさやあっけらかんとした感じが色濃く見えて、私はまたさらに西園寺さんという人が好きになりました。単語や文法なんか正しくなくてもいい、とにかく伝えようとすれば伝わっちゃうものなんだ!という心意気を、若菜さんがとてもチャーミングに表現してくださっていて、とても楽しいシーンになっていると思います。さらに、西園寺さんがニューヨークで出会う、異色の雰囲気の女性・橘エリサ(太田莉菜)の登場も注目ポイントです。エリサの登場で物語が大きく動いていく予感がしますし、ドキドキとちょっぴりのハラハラを感じてもらえると思いますので、楽しみにしていてください!
(modelpress編集部)
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