伊藤沙莉、朝ドラ「虎に翼」初回放送に期待 反響は「すべてパワーにできる気がする」
2024.03.21 14:29
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女優の伊藤沙莉が21日、都内で行われた連続テレビ小説『虎に翼』放送前出演者会見に、石田ゆり子、岡部たかし、制作統括の尾崎裕和氏とともに出席。4月1日より放送をスタートする本作への思いを語った。
伊藤沙莉「虎に翼」放送間近で緊張&期待
第110作目の連続テレビ小説となる本作は、女性初の弁護士、のちに裁判官となった猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコとその仲間たちの物語。主人公・寅子を伊藤、寅子の母・はるを石田、父・直言を岡部が演じる。放送を前にした心境を聞かれた伊藤は「日々撮影をしていく中で、最初は『頑張るぞ!』と思っていて、でも重ねていくにつれて、『果たしてこれは合っているのか』とか『本当にこれでいいのかな』とか、ちょっと不安になりかかった時の1週目の完パケで、改めてやる気が出る」と1週目分の完成に安堵。さらに「放送が始まって、たくさんの方が観てくださったあかつきには、いろんな感想が生まれると思うんですけど、すべてパワーにできる気がして。放送はとても緊張するんですけど、とても楽しみで、自分に活を入れる原料になるなと思っています」と口にした。
制作統括・尾崎裕和氏、“日本初の女性弁護士”描く理由語る
日本初の女性弁護士である三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに描く本作。その理由を尋ねられた尾崎氏は「最初から『法律を題材にしたドラマを』というよりは、朝の連続テレビ小説として、どういう題材がいいかということを脚本の吉田(恵里香)さんと話しながら、三淵という方に出会ったという感じ。三淵さんの人生とかキャラクターがとても魅力的だなと思ったので、『三淵さんをモデルにしよう』となったので、結果として法律を扱うドラマになった」と経緯を説明した。「リーガルエンターテインメント」と謳われていることに関しては、「法廷を舞台にしたシーンはしっかり描かれるし、それがドラマの、ドラマチックな解決に導かれてカタルシスがあるような、いわゆる“リーガルエンターテインメント”という部分もあると思います」と解説。「戦前の法律は(現代とは)大きく違っていたので、女性の立場が、男性と比べて低い立場のように法律自体が規定されていたという話もあったりして。法律自体は変わっているんですけれども、現代の視点から観ても改めて『法律ってどういうものなんだろう』とか『男性・女性それぞれの立場はどうなっているんだろう』ということを考えられるような内容になっているのかなと思います」と語った。
三淵さんをモデルにしつつ、フィクションとして描くことについては「家族関係だったり周囲に起きる出来事とかはフィクションの部分が色濃い」とし、「大河ドラマと朝ドラってちょっと違うというか。大河ドラマって、実名でその人の実績を描く部分がありますが、朝ドラだと名前も変えて改めてフィクションとして描くという違いがあると思う」と持論を展開。「朝ドラに関しても、モデルとさせていただく方への敬意はないといけないと思うので、いろんなリアクションがあると思うんですけど、制作する立場としては、三淵嘉子さんという方の人生に敬意を持って描くということだけは外れないようにやっていこうと思っている」と方針を伝えていた。(modelpress編集部)
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