土屋太鳳、生田斗真と初共演 強い正義感持つヒロインに<警部補ダイマジン>
2023.05.19 05:30
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女優の土屋太鳳が、俳優の生田斗真が主演を務める7月スタートのテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『警部補ダイマジン』(毎週金曜よる11時15分~)に出演することが決定した。
土屋太鳳、生田斗真初共演&三池崇史監督作品初出演に喜び
この夏、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠に、「主演・生田斗真×監督・三池崇史氏」という強力タッグで贈る斬新かつ超刺激的な作品が誕生する。最強の布陣でお届けするのは、ヒット作『クロコーチ』を生み出したリチャード・ウー氏(原作)&コウノコウジ氏(作画)コンビの最新作であり、ピカレスク・サスペンスとして話題の人気漫画『警部補ダイマジン』(「週刊漫画ゴラク」連載中、日本文芸社刊)のドラマ化。主人公の正義感の強い警視庁捜査一課のエース“ダイマジン”こと台場陣(生田)が、弱みを握られたことで「飼い主」となった平安才門(向井理)に「召使い」のようにこき使われながら、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪を持って悪を制す”。本作はそんなダークヒーローが巨悪に挑む物語。この新感覚&衝撃のピカレスク・サスペンスドラマに、ヒロインとして土屋が参戦。連続テレビ小説『まれ』(2015年)でヒロインを務めて以降、その演技力が評価され続け、最近では映画『マッチング』(2023年公開予定)、ドラマ『やんごとなき一族』(2022年)に主演。NETFLIXで世界配信された『今際の国のアリス』(シーズン1:2020年、シーズン2:2022年)では、アクションでも高い評価を得た土屋が本作で演じるのは、警視庁捜査一課強行犯第四係の刑事・七夕夕夏(たなばた・ゆうか)。
向井とはドラマ『鉄の骨』(2019年)、『約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~』(2019年)で共演経験のある土屋だが、生田とは本作が初共演。さらに、念願の三池作品に初参戦することとなった。出演が決まり、「何より三池監督、生田斗真さんと初めてご一緒できるというのがとてもうれしかった」と喜びを語った土屋だが、実際に撮影が始まってからも、「いろいろな視点に“気づき”を覚える瞬間が多かったです。そして何よりもカット割にワクワクしていた自分がいます!」と、三池組の現場にテンションが上がった様子。
さらに、「生田さんはいい意味でちゃんと力を抜くことができるから、本番で爆発できるんだなと感じました。向井さんは難しいセリフでもスピードを落とさないんです。『スタイルもよくて、頭の回転も早いのか!』と思っていました(笑)」と、キャスト陣への信頼も相当なもの。土屋が「いろんなところで細かい愛情をたくさん感じて…本当に素晴らしい現場でした」と語った。
土屋太鳳、強い正義感持つヒロインに決定
本作で土屋が演じる警視庁捜査一課強行犯第四係の刑事・七夕夕夏は、幼女連続誘拐殺人事件の犯人が元警察庁の重鎮だと考え、捜査に励んでいた。しかし、その重鎮が死亡、自殺として事件は幕引き。自殺という結末に納得できず、密かに真相を追ううちに、唯一救い出された幼女が、犯人は「ぼさぼさ頭のコートを着た大きなおじちゃん」だと証言したことを知る。夕夏はその特徴に当てはまる人物が台場陣だと気づき、カマを掛けることに。すると、突如キョドり始めた台場の様子を見て、彼が犯人に違いないと確信。夕夏は、何とか殺害の証拠をつかんで台場を逮捕しようと、彼の行動を見張り続ける(=行確)。しかし、その結果、見えてきたのは、誰よりも強い正義感。“殺人犯に違いない”という確信が揺らぎ始めるとともに、少しずつ台場の人柄に惹かれ始める。というのも、夕夏も台場に負けず劣らず、強い正義感の持ち主。やがて夕夏は、台場や彼の「飼い主」でもある捜査一課特命捜査対策班の室長・平安とともに、闇に葬られた警察組織の暗部に斬り込んでいくことになる。「夕夏はすごく素直な人。自分が知りたいと思ったことを追求するパワーにとても共感できました」と、夕夏に共鳴した土屋が、前代未聞の「最凶コンビ」とともに、強大な敵に立ち向かう。
身内をかばう警察組織の体質によって、安易に手が出せない犯人たちを秘密裏に始末する「究極のダークヒーロー」の暗躍を描く本作について、「この世の『陰』の部分をテレビできちんと表現するということ自体が挑戦だと思います」と語った土屋だが、「でもこの作品は、その『陰』の部分にもちゃんと愛情をもって『これをどう思いますか?』って誠実に問い掛けているんです。私はその“誠実さ”が魅力だと思います」とニッコリ。ダイマジン&平安の「最凶コンビ」と夕夏が、巨悪に挑む超過激なノワール・ピカレスク・サスペンスドラマとなっている。(modelpress編集部)
土屋太鳳(七夕夕夏役)コメント
― 本作に出演が決まった際のお気持ちと、脚本を読まれた感想をお聞かせください。いつかこの枠に出てみたいと思っていたんです!何より三池監督、生田斗真さんと初めてご一緒できるというのがとてもうれしかったです。実は私、「事件ものの作品だから一話完結かな?」と思っていたんですよ。だから最後まで同じ事件を扱うことにビックリしました。こういうドラマは久しぶりで、ワクワクしましたね。
― 七夕夕夏はどんな人物だと捉えていますか?また実際に演じてみていかがですか?
すごく素直な人だと思います。夕夏の「知りたいと思ったことを追求するパワー」が、私のお芝居に対する気持ちと少し似ているように感じたので、演じていてとても共感できましたし、気持ちよかったです。原作には少しコメディー要素があって、そういった部分も台本に絶妙に組み込まれていたのですが、それをどのくらい表現すればいいのか、その時に起きている事件のシリアスさと照らし合わせながら撮影に臨みました。三池監督は、私のそういう感覚を、言葉を交わさずとも汲み取ってくださっていた気がします。
― 生田さんとは初共演、向井さんとは何度か共演されていますが、ご一緒していかがですか?
生田さんとは、撮影に入る前に京都の撮影所でお会いしたんです。ご挨拶させていただいた瞬間、「よろしくね!」って空気を明るくしてくださったんですよ。その時、これだけパワーのある方とご一緒できるんだったら、現場もきっと大丈夫だろうなという安心感をいただきました。実際にキャストやスタッフの皆さんとすごくナチュラルに接する方なので、「みんなが無理せず、その場にいる」というスタンスの現場が出来上がっていて、私も本当にリラックス出来ました。生田さんの映像作品を拝見していると、すごくストイックなイメージだったんですけど、いい意味でちゃんと力を抜くことができるからこそ、本番であれほど爆発できるんだなと納得しました。
向井さんは、素晴らしいスタイルに毎日圧倒されそうになりましたけど、現場ではすごくラフに声を掛けてくださいますし、いろいろな話をしてくださるので、待ち時間がとても楽しいんです。仕事についてもプライベートについても、大人としてのいろいろな意見を聞かせてくださって、勉強になりました。あと、向井さんは“セリフに句読点を付けない”んです。私は難しいセリフが多いと、つい句読点を付けてスピードを落として、噛まないように守りに入ってしまうんですけど、向井さんはそういう小手先のことを全くしていらっしゃらなかったので、素晴らしいなと思いました。頭の回転が速い方なのだと思います。でも完璧なだけでなく、ちょっとイジらせていただく隙も与えて下さるので、そこも魅力だなと思います。
― 本作で初めて三池監督とご一緒したお気持ちもお聞かせください。
三池監督は、本番での緊張感と現場の温かさ、この緩急が本当にしっかりしていて、キャラクターやシーンの説明がすごくお上手な監督でした。たとえば、“今どういう不安を感じているのか”とか“どうして不信感を抱いているのか”などを表現するシーンでも、決めつけ過ぎずに提案をしてくださるので、いろいろな視点に“気づき”を覚える瞬間が多かったと思います。そしてカット割が本当に素晴らしく、私は毎回ワクワクしていました!現場における様々な判断も本当に早かったですし、作品に対しても人に対しても細かい愛情をたくさん感じることが出来て、「三池組」の素晴らしさを実感できる温かい現場でした。心から感謝しています!
― 「法では裁けない悪」を秘密裏に始末する究極のダークヒーロー・台場が暗躍するピカレスク・サスペンスというこの刺激的な作品の魅力とは?
どんな世界にも光が当たれば影ができますよね?そういうこの世の「陰」の部分をテレビできちんと表現するということ、それ自体が挑戦だと思います。でもこの作品は、その「陰」の部分にもちゃんと愛情をもって「これをどう思いますか?」って誠実に問い掛けているんです。私はその“誠実さ”が魅力だと思います。
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