「星降る夜に」鈴(吉高由里子)、一星(北村匠海)に伝えた“可哀想”への問題提起「響く」「素敵な考え方」
2023.01.24 22:39
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女優の吉高由里子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ「星降る夜に」(毎週火曜よる9時~)の第2話が24日、放送された。吉高演じる主人公の産婦人科医・雪宮鈴の言葉に反響が寄せられた。<※ネタバレあり>
吉高由里子主演「星降る夜に」
本作は恋愛ドラマの名手・大石静が脚本を手掛ける、のどかな海街を舞台にした“10歳差”のオリジナル・ピュアラブストーリー。鈴(吉高由里子)、一星(北村匠海)に伝えた“可哀想”への問題提起
音のない世界で生きる遺品整理士・柊一星(北村匠海)と、“運命の再会”を果たした鈴(吉高)。2人の年齢が“10歳差”だと知っても、「たった10コだろ」と気にも留めない無邪気な一星はグイグイと鈴にアプローチする。ある日、飛び込みで匿名の若い女性が緊急入院し出産。しかし、女性は頑なに赤ちゃんを抱かず、ついに誰にも告げずに病院から逃げてしまう。その話を鈴から聞いた一星は自身も高校生のときに事故で両親を亡くしたことを明かし、「赤ちゃんが可哀想」という理由で母親を探そうとするが、鈴は「母親が帰ってきたところで幸せだって保証もない」とし、「可哀想だとか不幸だとか決めつけられるのはおかしい気がする。親がいなければ必ず可哀想なの?」と一星に問いかけた。
鈴の言葉にハッとした一星は「俺も、かわいそうじゃない?普通と違うから」と質問。鈴は趣味や性格は「変わってると思うけど」とし、「耳が聴こえないことや両親が亡くなっていることを言っているの?」「私から見た一星は自由で自信満々でポラリスのエースで、頼んでもない遺品届けてくれるくらいお節介でうらやましいくらい魅力的な人生だと思うけど、可哀想なの?」と否定した。
鈴の言葉を受け、自分が周囲からの“可哀想”という言葉に囚われていたことに気づいた一星は、首を振って感謝し、「その赤ん坊がめちゃくちゃハッピーに生きますように」と手話でお祈り。「その赤ん坊に俺を見習うように言っとけ」と鈴に伝えた。
2話のラストでは踏切を隔てて再会した2人。一星は手話で鈴の名前を呼んでから、「好きだ」と告白した。
鈴(吉高由里子)の言葉に反響「響く」「素敵な考え方」
鈴の偏見のない考え方や2人の距離がさらに縮んだことが分かるシーンに視聴者からは「素敵な考え方」「全方位に響く」「こんなの好きになるに決まってる」と感動の声が寄せられた。なお、作中で新生児は、養護施設に預けられ、45歳の心優しき“ポンコツ天然”新人ドクター・佐々木深夜(ディーン・フジオカ)に鈴が「産んだら皆幸せとは限らないし、我が子だから必ず愛せるってわけでもない」と諭す場面も。危険な闇中絶や孤立出産、新生児の殺人を防ぐため、フランスでは200年も前から匿名出産も認められていると説明していた。(modelpress編集部)
情報:テレビ朝日
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