吉高由里子主演「星降る夜に」

本作は恋愛ドラマの名手・大石静が脚本を手掛ける、のどかな海街を舞台にした“10歳差”のオリジナル・ピュアラブストーリー。感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴（35歳／吉高）と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星（25歳／北村）、命のはじまりと終わりをつかさどる対照的な2人が、星降る夜の出会いを機に、世の中のさまざまな固定概念を鮮やかに飛び越えながら運命の恋を育んでいく。ディーンは鈴の同僚である、45歳の心優しき“ポンコツ天然”新人ドクター・佐々木深夜を演じる。

会見は本物のプラネタリウム内で行われ、吉高の誕生日である1988年7月22日の星空が投影。興味深そうに見上げた吉高は「全く記憶にない夜空になっています（笑）」と笑いを誘い、「こんな星の輝く日に生まれたのかと。久しぶり、という感じですかね」とコメント。

クランクインは長野県での1人キャンプのシーンだったといい、「本当に空気が冷たくて星も見えるんだろうなと思ったら雪が降ってきまして、去年の初雪はそこで。『雪降る夜に』に題名を変えた方が良いんじゃないかとプロデューサーさんに相談しました（笑）」と振り返った。

吉高由里子、ディーン・フジオカに仕掛けたイタズラとは「あまりにも気が動転して…」

お互いに伝えたいことという質問を受けると、吉高は「私がポンコツなので『すみません、こんなもんなんです』って言ったらおディーンさんに『そんなの最初から分かってて引き受けたんだよ』って力強い言葉をもらったのと、匠海くんからは『いくらでも付き合いますよ』と寛大な言葉を頂いたので2人の心強さに甘えていきたいと思います」と北村とディーンに感謝を示した。

会見でも何度もマイクを持つのを忘れて司会からお願いされる度に「こういうところ！」と自分でツッコミを入れていたお茶目な吉高だが、北村は「そろそろ転ばないか心配」と吉高の現場でのそそっかしい様子を暴露。ある日の撮影では吉高がスタジオを全速力で走っていたといい、「あまりにもすごいスピードだからスタッフさんがよけたら『なんでよけるの！私ドッチボールじゃないんだから！』って。そんな急がなくていいのにって毎日思っています」と明かすと、吉高は「突然思いついたらパーンとなっちゃうタイプかもしれないです。何もないところでこけやすいので気をつけたいと思います」と認めていた。

また、ディーンも撮影後に吉高から受けたイタズラエピソードを披露。自身の車に乗って帰ろうとしたところ、「パッて開けて中見たら吉高由里子が座っていて『なんだこれは』と」と突然吉高が乗り込んでいたそうで、吉高は「自分の車に帰るときに私がいたら笑うかなと思って。ドアも開けっ放しだったし、これ入っていいやつじゃない？って思って。そういう小さいイタズラが好きなんですよね（笑）」とサプライズを仕掛けた理由を説明。

サプライズはプロデューサーも一緒だったといい、ディーンは「カメラが設定されているのかなと思って見回しちゃった。（プロデューサーに）『どこ行きますか？』とか言われてあまりにも気が動転しているから『えっとじゃあ娘を迎えに』とか言っちゃって。あのコントはなんだったんだ」とどこにも映像が残らないドッキリにツッコミを入れていた。

吉高由里子、北村匠海と卓球勝負で圧勝

また、ラブストーリーの相手役を演じる北村の印象を「キャンプもしたこともあるし、釣りもしたこともあるし、趣味が多くて詳しいなと思って何にも動じない方だなと思いました。寒かろうが雪降ろうが全部を受け入れる姿勢」と話した吉高は「クランクアップまでに3人でやってみたいこと」という質問ではその経験値に期待し、「アウトドア」と回答。

対して北村の回答は「卓球勝負」で、卓球台があるロケ地で実際に吉高と勝負したときのことを回顧。「6戦くらいやって僕は1度しか勝てなかった」といい、司会から「吉高さんは卓球が強いんですね」と言われると、吉高は「か、北村さんがポンコツか…」と応じ、笑いを誘っていた。（modelpress編集部）