東山紀之主演「必殺仕事人」2023年新作決定 松岡昌宏・知念侑李らの出演も発表
2022.11.17 05:30
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俳優の東山紀之が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系スペシャルドラマ『必殺仕事人』の新作が、2023年1月8日(よる9時~)に放送されることが決定した。
東山紀之・松岡昌宏・和久井映見「必殺仕事人」15周年迎え、新作放送
1972年の『必殺仕掛人』スタート以来、藤田まこと演じる中村主水をはじめとする様々なキャラクターたちが、悪を成敗する痛快さで、長きにわたって愛され続けている“必殺シリーズ”が50周年を迎えた。また、藤田からバトンを受け継いだ東山が主演を務める『必殺仕事人』は、2007年にスタート。こちらも老若男女を問わず幅広い世代から支持される長寿シリーズとなった。座長・東山と、当初から出演している松岡昌宏(TOKIO)、和久井映見、“必殺仕事人”をけん引する3人も15周年を迎えることに。東山をはじめ、松岡、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、和久井、遠藤憲一ら仕事人たちが、世にはびこる悪をスカッと成敗する痛快エンターテインメント時代劇が、ますますパワーアップして登場する。
2023年「必殺仕事人」は謎の流行り病の猛威を描く
毎回世相を反映した問題を描き出すことで話題の必殺仕事人だが、今回は江戸を襲う原因不明の流行り病「鬼面風邪(きめんかぜ)」の猛威と、患者を救うために奔走しながら特効薬の開発に尽力する町医者たちの姿が描かれる。しかし、その一方では、この病を悪用して“お助け金詐欺”を企てる悪人たちまで現れて!?まさに、猛威を振るい続ける新型コロナウイルスと闘う現在の私たちとも重なる物語。本作では、苦しむ人々を横目に、悪巧みに精を出す悪人たちが巻き起こす悲劇を必殺仕事人らしく、風刺を利かせて描き出す。権力に任せて私利私欲を満たす悪人たちをおなじみの5人がぶった斬る。『必殺仕事人』ならではの世界観と、重厚な映像美で描き出される仕事人たちの活躍に注目だ。
「必殺仕事人」仕事人たちに命の危機が迫る
これまで数え切れないほどの悪人を斬ってきた5人の仕事人たちだが、流行り病「鬼面風邪」の猛威は仕事人にも襲いかかる。この「鬼面風邪」は、人から人に感染、咳や発疹に加え、鬼のように真っ赤な顔になるほどの発熱が続き、多くが死に至るという原因不明の恐ろしい病。特効薬もなく、感染者が増加する一方で、江戸の町は混乱を極めていく。そんな中、その猛威が仕事人のひとりにも襲いかかり、“命の危機”にさらされる事態に。はたして、その人物とは一体?大きな節目となる2023年の『必殺仕事人』に待ち受けるのは衝撃的な結末とは。(modelpress編集部)
主な登場人物
・渡辺小五郎(わたなべ・しょうごろう)……東山紀之裏の顔は仕事人。表の顔は本町奉行所の見廻り同心。渡辺家の婿養子。剣は立つがその力量を発揮することはなく…奉行所の仲間や家庭では、うだつの上がらない“残念な男”扱いされている。謎の流行り病「鬼面風邪」の感染防止対策を担う江戸養生所で疫病改方長官の手伝いをすることになるのだが…?
・経師屋の涼次(きょうじやのりょうじ)……松岡昌宏
掛け軸や襖絵の修復を手がける経師屋の絵師が表稼業の仕事人。食通の道楽者。得物は絵筆に仕込んだ長い錐。弟分のリュウをいつもどこかで気にかけている。
・リュウ……知念侑李
かつては寺の小坊主だった風来坊。仕事人稼業に葛藤を抱き苦悩していたが、次第に本領を発揮するように。剪定ばさみを変形させた得物で悪を成敗する。現在は魚を売って生計を立てている。
・花御殿のお菊(はなごてんのおきく)……和久井映見
常磐津の師匠。情報屋として仕事人への依頼を取り仕切っている。
・瓦屋の陣八郎(かわらやのじんぱちろう)……遠藤憲一
表の顔は瓦屋。夫婦の仕事人として裏稼業を行なっていたが、妻を亡くして、小五郎たちの仲間に加わった。勝手気ままな日々を送る風来坊で、博打好きの女好き。「鬼面風邪」の治療に奔走する町医者で幼なじみの酒井東庵と久々に再会。命を救っている友人と人を殺めている自分の差に葛藤し始める。
・住之江彦左衛門(すみのえ・ひこざえもん)……松尾諭
本町奉行所の見廻り同心で小五郎の相棒。
・増村倫太郎(ますむら・りんたろう)……生瀬勝久
本町奉行所の与力で小五郎の上司。
・綾小路てん(あやのこうじ・てん)……キムラ緑子
亡くなった小五郎の義母・こうの妹でふくの叔母。現在は渡辺家で一緒に暮らしている。
・渡辺ふく(わたなべ・ふく)……中越典子
小五郎の妻。夫に尽くす良妻。母を亡くした悲しみを乗り越え、明るく小五郎を支えている。
あらすじ
本町奉行所の見廻り同心・渡辺小五郎(東山紀之)が帰宅すると、妻のふく(中越典子)が床に伏せって苦しんでいた。ふくの叔母・てん(キムラ緑子)は、江戸の町に急速に広がっている新しい流行り病・鬼面風邪かもしれないと大慌て…。しかし、駆け付けてきた町医者・酒井東庵と助手の文代の診察の結果、単なる水あたりだとわかり、小五郎はほっと胸をなで下ろす。しかしその後も、鬼面風邪の感染は止まらず、江戸の町では死者も続出していた。この鬼面風邪は、人から人に感染、咳や発疹に加え、鬼のように真っ赤な顔になるほどの発熱が続き、多くが死に至るという原因不明の恐ろしい病。まったく収まることのない鬼面風邪の感染防止対策として、呉服屋の越前屋孫次郎が私財を投げうって設立した江戸養生所に、本町奉行所から小五郎が送り込まれる。
疫病改方長官・天野景信の仕事を手伝うことになった小五郎は、養生所で懸命に働く東庵と文代と再会するが、そこに雨漏りの修理にやって来た裏稼業の仲間・瓦屋の陣八郎(遠藤憲一)まで現れ、動揺してしまう。さらに、東庵と陣八郎が幼なじみということも発覚。2人は子どもの頃以来の再会に大喜びするのだが、陣八郎は「あいつは命を救っているのに、俺は命を奪っている…」と複雑な思いを抱え始める。葛藤する陣八郎の迷いに気づいた小五郎は…?
一方、経師屋の涼次(松岡昌宏)は、体調が悪いという長屋暮らしの町娘・あかりに、養生所で診てもらうよう勧める。その言葉通り、養生所を訪れたあかりだが、東庵の「鬼面風邪ではない」という診断を無視したほかの医者から感染患者が詰め込まれた部屋での隔離を強いられてしまう。なんと養生所では、天野が鬼面風邪の病人を増やし、お助け金を搾取しようと企てていたのだ。あかりが帰ってこないと、弟の田助に泣きつかれた涼次は、時を同じくしてリュウ(知念侑李)から養生所内の不穏な動きについて聞かされる。涼次は密かに養生所を調べ、花御殿のお菊(和久井映見)に報告するのだが…?
そんな中、苦しむ人々を救いたい一心で夜通し鬼面風邪の特効薬の調合を続ける東庵と文代は、薬草代が底をつき、もどかしい思いをしていた。すると、天野が東庵にある提案を持ち掛けて…!?
弱者の不幸を食い物にする権力者、熱い信念が覆される悲劇…。理不尽な仕打ちに苦しむ人々の思いを背負った仕事人たちが、今宵も極悪非道な悪党たちを成敗する。
東山紀之(渡辺小五郎役)コメント
藤田まことさんをはじめ、さまざまな先輩たちが積み上げてきた50周年の中で、15年もの間、参加させていただいているというのは本当にありがたいことです。この50年の間には、世の中的にもいろいろな動きがありましたし、“必殺シリーズ”というのは、そういった世相を反映してきたドラマなので、改めて時代と共に歩んできた作品なんだな、と思います。あっという間の15年でしたし、自分の人生の中でも、ここまで長く時を重ねた作品というのはないですから…これからもいろんな人のお力を借りて、長く続けていけるよう努力していきたいですね。そして、僕と同様に松岡くん、和久井さんも15周年なんです。絶対にひとりではできないことなので、縁あって俳優として組めるというのは、うれしいことですよね。それぞれが自分の人生を歩んではいるんだけど、それとはまた別の道を一緒に歩んでいる感じがするので、今後も高め合っていければいいなと思います。
時代が変わり、人の世も考え方もいろいろと変わってきていますが、“必殺”の世界観は、これからも変わらず続いていくのかなと思ってます。今回の“必殺”でもそういった世界観を皆さんにたっぷりお届けしますので、楽しんで見ていただけたらと思います。ぜひ、『必殺仕事人』最新作をご覧ください。
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