「エルピス」初回、長澤まさみの“吐きそうになりながらも話し続ける”熱演が凄い「観てるだけで辛い」「セリフの説得力が増す」
2022.10.25 01:18
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女優の長澤まさみが主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」(毎週月曜よる10時~)が、24日に放送スタート。長澤の演技力が話題を呼んでいる。<※ネタバレあり>
長澤まさみ主演「エルピスー希望、あるいは災いー」
本作は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。長澤演じる、スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、女性連続殺人事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く。長澤のほか、眞栄田郷敦、鈴木亮平らが出演する。
恵那(長澤まさみ)、拓朗(眞栄田)から協力求められる
大洋テレビのアナウンサー・恵那は、かつてゴールデンタイムのニュース番組でサブキャスターを務め、人気、実力ともに兼ね備えた女子アナだったが、週刊誌に路上キスを撮られて番組を降板。現在は、社内で“制作者の墓場”とやゆされる深夜の情報番組「フライデーボンボン」でコーナーMCを担当している。そんなある日、番組で芸能ニュースを担当する新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田)に呼び止められた恵那は、10年ほど前に若い女性3人を殺して八頭尾山に捨てたという連続殺人事件の犯人として逮捕・起訴された、松本良夫(片岡正二郎)が、実は冤罪かもしれないと相談される。事件が起きたのは10年近くも前で、松本の死刑もすでに確定している。しかしもう報道には関わりたくないと思っている恵那の気持ちなどお構いなしに、拓朗は事件の真相を追うために力を貸してほしいと頭を下げるのだった。
恵那(長澤まさみ)、吐きそうになりながらも反論
2人は協力して番組の企画を作り、チーフプロデューサー・村井喬一(岡部たかし)に提案。しかし村井はすぐに切り捨て、「この世間にも色んな怖い生き物が、目に見えない縄張りを張ってたりするんだよ。どこに何がいるかもわかってないようなガキが、ぶんぶん棒振り回したら大変な目に遭うってこと!わかる?冤罪を暴くってことは国家権力を敵に回すってこと。わかる?」と拓朗を追い詰めた。勢いに負けた拓朗が諦めようとした時、恵那が「わかりません」と割って入る。摂食障害の彼女は今にも吐きそうな状態で口を押さえながら「はぁ…私は…もう…わかり…たくありません!そういう理屈は、おかしいものはおかっ…」と語ったところで、いよいよ我慢できずトイレへ走るのだった。
長澤まさみの熱演が話題
その後、諦めている拓朗を、恵那は「おかしいと思うものを飲みこんじゃダメなんだよ!」と説得。「私はもう、飲み込めない。これ以上」とも話し、「飲みたくないものを飲み込まない!でないともう…死ぬし。私」と言い切った。恵那が吐きそうになりながらも言葉を紡ぎ続けるシーン、そしてそれを見事な表現力で演じ切った長澤には「観てるだけで辛い」「まさみ様の演技が上手すぎる」「めちゃくちゃリアルでしんどい」といった声が。
「おかしいと思うものを飲みこんじゃダメなんだよ!」「私はもう、飲み込めない。これ以上」「飲みたくないものを飲み込まない!」といったセリフも摂食障害の恵那自身とリンクしていると考えられ、「セリフの説得力が増す」「おかしいと思うものを飲み込まない。これが作品のテーマになるんだろうな」「初回から刺さりまくり」といったコメントも上がっていた。(modelpress編集部)
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