菅田将暉、親友・仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」にゲスト出演 10ページ以上に及ぶ2人芝居も
2022.10.11 05:00
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俳優の仲野太賀が主演を務める10月22日スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「ジャパニーズスタイル」(毎週土曜よる11時30分~)に、俳優の菅田将暉がゲスト出演することが発表された。
菅田将暉「ジャパニーズスタイル」ゲスト出演決定
同局初となる“本格シットコム※”の「ジャパニーズスタイル」。主演・仲野×金子茂樹(脚本)×深川栄洋(監督)という俊英が集結し、さびれた温泉旅館『虹の屋』の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、限られた空間での30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていく。そして、11月5日放送予定の第3話に菅田がゲスト出演することが決定。菅田が演じるのは、『虹の屋』の出戻り跡継ぎ・哲郎(仲野)の高校時代の親友で、元バレーボール部キャプテンの小野。彼の登場によって、哲郎の高校時代の知られざるエピソードが暴かれたり、『虹の屋』の未来を左右する(?)衝撃の提案があったりと、『虹の屋』のメンバーを巻き込んで、物語のドタバタ度はさらに加速する。
※シットコムとは…シチュエーションコメディの略で、限られた場面設定、登場人物で繰り広げられる連続ドラマのこと。
仲野太賀「また新しいページが僕と将暉との間でできた」
菅田といえば、仲野とは公私ともに親交のある旧知の仲。過去には、仲野が菅田の初監督作に出演したり、ラジオのゲストに呼ばれたりするなど、その仲睦まじさは周知の事実だ。そんな親友・菅田の参戦に、仲野は「やったー!って感じでした。菅田将暉キターって(笑)!こんなに心強い人はいないです」と興奮。「この、ほぼ本番一発勝負という怖い経験を、一緒にできることがとても楽しみでした。いろんな局面で共演させていただいていますが、また新しいページが僕と将暉との間でできたかなという感じです」と感慨深げに語る。
また『虹の屋』従業員・凛吾郎を演じる石崎ひゅーいも、菅田の代表曲「さよならエレジー」などの楽曲提供や、石崎のMVに菅田が出演するなど、仕事、プライベートの両面で交流を深めている。石崎も、「2人がどうやって演技し合うのか、どう芝居を組み立てていくのか、楽しみでした」と、仲野と菅田の演技合戦に期待を募らせながら撮影現場へ。「今日実際にみて、やっぱりすごいなと思いました」と彼らの実力を改めて再確認していた。
菅田将暉、撮影前に入念準備
そんな菅田だが、出演が決まった際には仲野から同作が「かつてない現場」だと聞かされていたそうで…。収録後は「楽しかったですし、すごい経験でした」と脱力気味にコメント。「ゲスト出演で、あんなに台本がしおれたことはありません(笑)。普段も、基本的には台本にアイディアやメモを書き込んだりはしないのですが、今回は、ゲストということで余計に『邪魔できないな』『何かあったら怖いな』と準備しました」と、並々ならぬ思いで収録に挑んだことを明かした。「しかし本当に、太賀、柄本(明)さんをはじめ、このドラマの出演者、スタッフさんたちはすごいと思います。稽古一日、次の日が本番なんてあり得ないことなんで。しかも30分尺を一発撮り…夢みたいな一日でした」と、自身が感じたプレッシャーとともに最高の賛辞を贈るのだった。
菅田将暉、金子茂樹脚本を分析
また、仲野と菅田が出演したドラマ「コントが始まる」(日本テレビ)の脚本を金子が手掛けた縁もあり、今作の金子脚本を「『これも試したい!』と思わせるというか、こちらの可能性を膨らませてくれる」と仲野が語れば、菅田も「膨らませる目的で書いているのかな。ステージは用意するんで、遊んでください…というふうにも見える」と、その面白みを分析。さらに菅田は、自身が登場する第3話の見どころについても「ステージに立つ人間と、それを支えるスタッフさんたちの、底の底の力と言いますか、何とかして成立させようとするパワーが、この撮影方法だと余計に露見するようで、ずっと、ヒリヒリしていると思います。笑っているけど、引きつっているような…そんな、ヒリヒリをぜひ見てほしいと思います!」とアピールした。
仲野太賀×菅田将暉×石崎ひゅーいのスペシャル対談も
そんな仲良し3人組である仲野×菅田×石崎のスペシャル対談が、10月29日の第2話放送終了後から動画配信サービス「TELASA(テラサ)」で配信。収録直後、ほぼ本番一発撮りの恐ろしさを引きずった菅田が、これを毎回続ける2人をねぎらうほか、実際に現場に観客が入った際の難しさや、石崎の音楽活動へも影響を及ぼしていること、さらには共演するKAZMA(※Zはストローク付き)への恨み節(?)まで、和気あいあいとクロストークを展開していく。(modelpress編集部)菅田将暉コメント
とにかく楽しかったし、すごい経験でした。難しいのは、本番は対お客さんに向けてお芝居をやっているけれど、それがテレビで放送されるという点。お客さんのリアクションは、そこまで視聴者には伝わらないと思うので、リアクションを見つつ、切り替えてテレビ用のお芝居するのが大変でした。《化け物》が育つと思います、この環境は(笑)。リハーサル終わりに(仲野)太賀とある場面について相談したら、たまたま2人とも同じことを考えていた。深川監督からも止められなかったから採用されてます。このドラマの出演者、スタッフさんたちは本当にすごいと思います。稽古一日、次の日が本番なんてあり得ない。しかも30分尺を一発撮り…夢みたいな一日でした。だけど、これくらい自由なものを見たいという、《革新の汽笛》のようなものを感じました。
金子(茂樹)さんの脚本に関しても、去年、ドラマ「コントが始まる」でお世話になりました。本当は、もう少し稽古をしてからやりたかったというのが本音です(笑)。金子さんの脚本は発見がいっぱいあります。だから、言葉として丁寧にとらえて芝居をした方が面白いに決まっている。でも、どうしても動きに頼ってしまった部分も多く、個人的には「こういうことかな」という解釈を具現化したつもりです。いい意味で、余白を多く書いてくださっている印象です。いずれにせよ、ここからどうなっていくのか、先が楽しみです。
第3話の見どころは、仲野太賀との10数ページに及ぶ2人芝居でしょうか。最初に台本を読んだときは、恐怖を感じました。共演回数も多いし、公私ともに交流のある存在で、太賀と絡むとなると、やっぱり下手なことはできないから。
ただ、彼は《暴れ馬》なので、手綱を握ろうとしても握れない。そういった意味で、楽しみ半分、怖さ半分でした。太賀は見たことのない汗をかいていたので、そこも見どころです。
「ジャパニーズスタイル」第1話あらすじ
主人公・柿丘哲郎(仲野太賀)は実家の旅館『虹の屋』の窮地を救うため10年ぶりの帰宅を果たすが、変わり果てた旅館の姿に絶句する。100年の伝統を誇る老舗旅館の品格やサービスは完全に消え失せ、一筋縄ではいかない従業員が居座る《曲者の吹き溜まり》と化していた。口が悪い流しのフラメンコダンサー・寺門・ルーシー・数子(市川実日子)、温泉嫌いで潔癖症の支配人・影島駿作(要潤)、息子と占いに人生を捧げるシングルマザーの仲居・浅月桃代(檀れい)、その母親と一輪車を愛する少年のような従業員・浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)、UNO依存症の料理長・浮野奏太(KAZMA)、省エネ仕事で40年も旅館にしがみつく古株・梅越一二四(柄本明)……。そんな強敵が待ち構えているとも知らずに旅館にやってくる哲郎は「お引き取り下さい」と家に上げて貰えない事態に。
あの手この手を使って家に上がろうとするも、鉄壁の守備に跳ね返され玄関で泣き崩れる哲郎、そこに現れる謎の大男……。果たして家に上げて貰えるのか?従業員たちに受け入れられる日はやってくるのか?さびれた旅館のロビーにカオスな嵐が吹き荒れる!
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