「silent」初回 想(目黒蓮)の音が失われた世界・「うるさい」の対比…重く切ない演出&伏線に視聴者涙
2022.10.07 00:26
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女優の川口春奈とSnow Manの目黒蓮が共演するフジテレビ系木曜劇場『silent』(毎週木曜よる10時~ ※初回15分拡大)が6日、放送がスタート。数々の音にまつわる演出に注目が集まっている。<※ネタバレあり>
川口春奈&目黒蓮共演「silent」
オリジナル作品となる本作は、川口演じる主人公の青羽紬がかつて本気で愛した恋人である目黒演じる佐倉想と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリー。紬(川口春奈)&想(目黒蓮)、音のない世界へ
高校時代、体育館でスピーチをする想の声に惹かれ、恋心を募らせた紬。「好きな声だった。好きな声で、好きな言葉を紡ぐ人だった」という紬のモノローグがその愛の重さを物語っていた。一方で、教室でも帰り道でもいつでもイヤホンをつけて音楽を楽しんでいた想。そんな2人は互いの想いが通じ合い、交際をスタート。「電話が好きだった」という紬は電話口から聞こえる想の家族とのやりとりに笑みをこぼすなど、幸せな毎日を送っていた中、想は卒業後に徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力を失い始めていた。紬を想う想は「好きな人がいる」とわざと嘘を付き、別れを告げた。
高校時代のクリスマスには有線イヤホンをプレゼント交換していた2人。一方で8年という月日が流れ、新たな人生を歩み始めていた2人の偶然の再会は、紬が落としたワイヤレスイヤホンを想が拾い上げたことがきっかけだ。紬は想からもらったイヤホンを使っていたが、3年前に壊れてしまっていた。これは想が聴力をほとんど失ったタイミングと重なる。また有線のイヤホンがワイヤレスとなり、まるで断絶を象徴するかのように2人の繋がりが途絶えたことがイヤホンを通じて描かれた。
耳が聞こえなくなった想は音楽を聞くことができず、紬は想の声を聞くことができない。そんな2人の再会のほか、紬がCDショップ「タワーレコード」で働いている一方、想の自室では大量のCDがしまわれていたといった対比など、音にまつわる数々の演出に「2人の大好きなものが失われていく世界線が辛い」「音のある描写があっただけに音のない世界が苦しい」「耳が聞こえない佐倉くんを軸に音を大切にしている演出が胸に来る」と反響が寄せられている。
想(目黒蓮)の「うるさい」の対比に涙
また、紬と想の高校時代の回想シーンから幕を明けた第1話。「雪だね」「積もるかな」と紬が今にもスキップしそうな足取りで声を弾ませ、それを想も笑いながら愛おしそうに見つめていた。そして「雪が降ると静かだよね」と声のボリュームを上げた紬に、想は「青羽、うるさい」と冗談を飛ばし無邪気に笑い合う2人が描かれていた。しかし、再会時には、躊躇しながら手話で「声で話しかけないで」「そんなに一生懸命話されても、何言ってるかわかんないから。聞こえないから。楽しそうに話さないで。嬉しそうに笑わないで」と冷たい言葉を投げた想。それでもなんとか引き留めようとする紬を想は「お前、うるさいんだよ」と突き放し、その場を去ってしまうのだった。
冒頭と終盤で想から放たれた「うるさい」という言葉。同じ言葉を同じ相手に伝えていても、伝え方や環境が変わり、まるで別の言葉かのように一変した。こうした対比に「変化がダイレクトに伝わる」「涙腺崩壊」「同じ言葉だからこそより沁みる」などの声が上がっている。(modelpress編集部)
情報:フジテレビ
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