関西出身の彼女に合わせたくて、関西弁を練習していた俺→「関西弁ノート」を見せた瞬間、彼女が吹き出した
電話越しの知らない彼女
「せやから言うたやん」「ほんまにもう、あほちゃう」。電話中の彼女は、いつもよりずっと声が大きく、よく笑っていました。
付き合って半年、俺と話すときの彼女はいつも丁寧な標準語です。電話を切ると、彼女は標準語に戻って言いました。
「母がね、年末に彼氏も連れておいでって」
俺は行きたいと思いました。ただ、地元の言葉で笑い合う家族の中で、俺だけ標準語で座っている姿が浮かびます。彼女も俺の隣では、ずっと言葉を選んでいるのかもしれません。
年末までに、関西弁を少しでも話せるようになろう。単純ですが、そう決めました。
同期と作った関西弁メモ
頼ったのは、大阪出身の同期です。飯に行くたびに「これ、関西ではどう言う?」と聞き、スマホのメモに書きためました。
試しにメッセージで使ってみたのが、「今日の定食、ほんまやで美味かった」です。同期に見せると、「念押しちゃうねんから」と笑われました。「おおきにやで」と送った日も、「やで、は要らん」と直されました。
それでもメモは3週間で50行を超えました。最後の行には、彼女のお母さんへの挨拶の練習も書いてあります。
練習のことは、年末まで黙っているつもりでした。
初めて届いた彼女の関西弁
そんなとき、彼女からメッセージが届きました。
「最近の関西弁、誰にうつされたん?」
うれしい反面、文面からは疑われているのも伝わってきます。練習していたと文面で書けば、言い訳にしか読めない気がしました。俺はしばらく考えてから返しました。
「うつされたわけちゃうで」
「日曜、そっち行っていい?そのとき話す」
彼女からは「誰なのか、今教えてよ」と届きました。メモを見せながら、年末のことも直接聞きたい。俺は「会って話したい」とだけ送りました。
そして...
日曜、俺はスマホを握ったまま彼女の部屋に上がり、メモの画面を差し出しました。タイトルは「関西弁ノート」。50行分の例文と、同期に直された跡が並んでいます。
「これ、何のために?」
そう聞かれて、電話越しの彼女を見た日のことと、同期に教わっていたことを話しました。
画面をスクロールしていた彼女は、最後の行で吹き出しました。そこには「はじめまして、よろしゅうお願いします(お母さん用)」と書いてありました。
「年末、一緒に行ってもいい?」
俺がそう聞くと、彼女は笑いすぎて涙目のまま「ほんまやで、の使い方から直さなあかんな」と言いました。電話の向こうにいたときと同じ声でした。
あの「誰にうつされたん?」の答えは、電話越しに笑っていた彼女自身だったのです。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
息子が作ったマフラーを…夫「ダサい、迷惑」放り投げた!?ブチ切れた妻は⇒夫が”絶望する”プレゼントを渡した話Grapps -
年収で彼女に負けていた俺が、「年収で選ぶ女は最低」と言い続けた事情ハウコレ -
「会いに来るのはいつも私じゃん」と言われた俺が、彼女の実家に内緒で通い続けた事情ハウコレ -
【星座別】2026年11月上旬、夕暮れを一緒に眺めた日に、彼の本音を聞ける女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座×血液型別】2026年11月、友達の集まりで男性陣がこっそり隣を狙う女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
「あの時言っておけばよかった」を繰り返さないで。告白の成功率が一番高い瞬間の見極め方ハウコレ -
「男なら普通!離婚?いいよ」開き直る浮気夫!しかし⇒吹っ切れた妻の逆襲に…「うわあああ!?そんな…」Grapps -
切迫早産で【絶対安静】の妻を放置し、浮気旅行を満喫した夫。しかし帰宅後⇒目に飛び込んだ光景に「そ…そんな…」愛カツ -
困った時に必ず誰かが助けてくれる…人と差が出る「強運な人」が無意識にやっている習慣5つ恋学