グループの招待が私にだけ来ない→親友に「わざと?」と打った私に、送信の直前で届いた通知
取り消されたメッセージの行き先
同じサークルで出会った5人は、卒業して6年たった今もこのチャットでつながっています。
取り消しの表示を見たあと、チャットの参加メンバーを開きました。5人のまま、何も変わっていません。新しいグループはどこか別にあって、そこに自分の名前はない。そう考えるしかない画面でした。
その日から、いつものチャットはぱたりと動かなくなりました。最後の発言は、取り消しの表示のまま。4人は今頃、別の場所で話しているのだろうか。通知の来ないスマホを裏返して机に置いていました。
既読が4つ並んだあとで
数日たっても、招待は届きませんでした。思い切って送ったのは、軽く聞こえるように何度か直したメッセージです。
「今週みんな忙しい?」
既読はすぐに4つつきました。けれど返信はなかなか来ず、何度も画面を開き直していました。
しばらくして届いたのは、いちばん付き合いの長い親友からの返事でした。
「ごめん、ちょっとバタバタしてて!また連絡するね」
残りの3人からは、スタンプもないまま。忙しいのは本当なのかもしれない。それでも、4つの既読の下に置かれたその一言は、話はここで終わりと言われたように読めてしまいました。
送信ボタンの手前で届いた通知
親友との個別のチャットを開いたのは、その返事から少したってからです。入力欄に打ったのは、このメッセージでした。
「新しいグループ作ったよね?私だけ入ってないの、わざと?」
語尾の「わざと?」を消しては、また打ち直しました。聞かないまま距離を置かれるより、はっきりさせたい。そう決めて、送信ボタンに親指をかけたときです。
画面の上に、新しい通知が下りてきました。「誕生会・主役ご招待」のグループに招待されたという知らせ。自分の誕生日が再来週だったことを、そこでようやく思い出しました。
招待を開くと、4人の名前と親友のメッセージが並んでいました。店の名前は、まだどこにもありません。
「遅くなってごめん!主役はこっちのグループね」
個別のチャットに戻り、送る直前だった文を最後まで消しました。参加ボタンを押して返したのは、ハートのスタンプを1つだけです。
そして...
誕生日当日、個室の店に着くと、4人がそろって待っていました。手渡されたのは、昔のチャットの写真を集めた手作りのアルバム。ページをめくりながら、私は笑って本音をこぼしました。
「ほんとに私だけ外されたのかと思った」
親友はこちらの顔を見て、「ごめん、全部そろえてから呼びたかったの」と両手を合わせました。
送らなかった下書きのことは、誰にも話していません。ただ、全部そろえてから呼びたかったはずの親友が、なぜあの夜、急ぐように招待を送ってきたのか。そこだけは、今も少し気になっています。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
生後1ヶ月の息子を…わざと【うつ伏せ】で置いていた義母!?直後⇒その場にいる全員が、真っ青になったワケ愛カツ -
夫「手抜き料理を出すな!」息子の看病に追われる妻を罵倒した夫。しかし翌日⇒素早すぎる“妻の行動”に「なんで…!?」愛カツ -
「うちの客層とズレてる(笑)」客を見下す店員だが「!?あれたしか…」⇒レジでの光景に一瞬で顔色を変えたワケGrapps -
【難読漢字】「流布」「固陋」「鎮守」読める?エキサイトニュース -
「もう何年も会ってないな…」子ども時代、私を変えてくれた親友 連絡を拒むほど嫌いになったワケは…【漫画】エキサイトニュース -
【漫画】義母から私に心からの謝罪…「仲良くなりたいの」と涙【私は義母が嫌い Vol.40】エキサイトニュース -
「うん、そのうちね」手作りケーキを冷蔵庫に入れたままにした俺が、すぐに食べなかったわけハウコレ -
彼女の昇進を素直に祝えなかった俺が、家賃を払えずにいた2カ月に考えていたことハウコレ -
男性がずっと話していたい女性にしかない「聞き方」の特徴TOP3ハウコレ