「本人にも結果を見せれば分かる」と思っていた私→友人の彼に返された言葉
最初に「別れたら?」と言ったとき、私は本気で友人のためだと思っていました
学生のころからの友人に、付き合っている彼を紹介された日のことです。3人で食事をしている途中、私は彼の性格診断のタイプを聞きました。私が診断を気にするようになったのは、以前の恋愛がきっかけでした。付き合ってから相手との違いに悩み、別れたあとで相性診断を見返すと、合わない点がいくつも書かれていました。「もしあのときこの診断を見ていれば」。そう何度も思いました。
それ以来、恋愛では先に相性を見るようになった。相性が悪ければ、傷つく前に気づける。そう考えていました。だから、友人にも同じように傷ついてほしくないと思いました。これは友人を思っての忠告だと、当時の私は本気で信じていたのです。彼が先に帰ったあと、友人と改札へ向かいながら2人のタイプを入力しました。相性は最悪だと表示されました。私は友人へ画面を向け、「相性最悪だって。別れたら?」と笑いました。友人も笑ったので問題ないと思い、詳しく見れば考え直すのではないかと思いました。
自分の判断基準を友人にも使わせようとしました
性格診断のページを何度も送りました。返事が少なくなっても、私は続けました。診断が本当なら、友人はきっと気づくはず。そう信じたかったのです。友人が無視するなら、もっと強く伝えればいい。その一心でした。友人の部屋へ行き、「私しか言ってあげないから言うけど、やめときなよ」と伝えました。友人は、「もうこの話はやめて」とはっきり言いました。その時点で私はやめるべきでした。でも私は、「本人にも結果を見せれば分かると思う」と返してしまいました。友人の気持ちより、自分が正しいと思う気持ちを優先していました。
彼本人に画面を向けました
3人で会った席で、私はすぐに性格診断のページを開きました。「あなたのタイプ、この子とはいちばん続かないって出てるよ」そう言って、画面を向けました。彼は相性結果をひととおり見ました。私は説明を続けようとしました。すると彼が顔を上げました。「診断は参考にします。でも、俺たちのことは自分の意志で決めます」彼は診断そのものを否定していませんでした。ただ、2人の関係を私が決めることは拒んでいました。私は診断結果を示すだけで、2人の意思を聞いていませんでした。続けて友人が言いました。「相性の結果はもう見せないで」。私はスマホの画面を伏せました。そのとき初めて、自分の過去の失敗を友人に押しつけていただけなのだと気づきました。
友人の恋愛は友人のもの。彼とのことは2人で決めるべきこと。当たり前のことを、私は見失っていたのです。
そして...
私はそれ以上、話には戻らず先に席を立ちました。数日後、友人へ連絡しました。「言いすぎた。もう相性の結果は送らない」。今でも私は性格診断を見ています。ただ、自分の参考にすることと友人の恋愛に当てはめることは違う。あの席で言われた時、ようやくそれが分かりました。
(20代女性・アパレル販売)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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