引き止めてほしいと言えなかった私が、本に挟んだ紙にだけ書けた頼みごと
2026.09.15 18:30
提供:ハウコレ
決まってからしか言えませんでした
付き合って3年、私たちの職場はどちらも同じ町の中にありました。昇給するためには別の街に行って働かなければなりません。異動の希望を出すかどうか、何度も切り出そうとしました。ただ、相談の形で持ちかければ、私は彼が引き止めてくれるのを待つことになります。待ったうえで何も言われなかったときの自分は、想像がつきました。だから全部決まってから「来月から、向こうの店に移ることになった」と伝えたのです。彼が返したのは「そっか。決まったんだ」でした。思っていた通りの返事で、私はうなずくのが精一杯でした。
置いていくと言った本
荷造りの日、彼は黙って本を箱に詰めてくれました。その中に、3年前に借りたまま返していない本があります。私は手を伸ばして「この本、返すよ」と言いました。返ってきたのは「持っていけば」でした。本当は、その本に挟んだ紙を見つけてほしかったのです。
頼めなかった頼みごと
彼の部屋から帰るとき、彼は必ず外まで出てきて見送ってくれました。同じ町の中で歩けた距離が、来月からは電車を乗り継ぐ長さに変わるはずでした。会いに来てほしいと口にすれば、都合を聞かれて、無理だと言われるかもしれません。断られたら、向こうで荷物をほどく気力が残らないと思いました。だから本に挟んだ紙に「月に1度でいいから、会いに来てほしいです」と書き足したのです。駅で彼が「気をつけて」と言ったので、私は「うん」とだけ返して改札を抜けました。
そして...
改札を抜けてから、頼めなかった言葉を打っては消しました。結局どれも送れていません。
彼があの紙を見て私に会いに来てくれることを祈っています。
(20代女性・販売職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
義実家に遊びに行くと…ナゼか”子ども用の靴”が!?直後「実は…」義母が語った【真相】に嫁がフリーズした話愛カツ -
夫に預けた通帳が…異変!?確認するも「口出しするな」しかし⇒『未納のお知らせ』取り返しのつかない事態になっていた話愛カツ -
彼氏の家で映画鑑賞をしているカップル!直後⇒彼氏の手元を見た彼女が凍り付いた話愛カツ -
彼氏がいないと人生がつまらない…そう感じたら、恋愛との向き合い方を変える時かもしれないハウコレ -
20年家政婦扱いした妻を…夫「用済み!」子ども「その通り(笑)」⇒追い出したら…絶望したのは“夫と子ども”だったワケGrapps -
「このデートは本命にしか提案しない」男性が特別な女性だけを連れていく場所とはハウコレ -
義母の“手作りスープ”を一口飲んだ瞬間…妻「なにを入れたんですか!?」夫「母さん…?」⇒夫婦揃って青ざめたワケGrapps -
【誕生月別】献血の常連さん♡さりげない社会貢献がかっこいい女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【断言します】告白の成功率は"何を言うか"より"いつ言うか"で決まるハウコレ