「見せてみて」と姉に言われて差し出した次の日、私が上へたどり直したのは誰との画面?
短い文の意味が、取れなくなっていました
半年つきあっている彼から「ちょっと重いかも」と届いて、私は姉に「重いって言われた」と送り、そのまま家を出ました。彼の文はどれも短くて、私の送った文はどれも長い。だから量を減らせば元に戻るのだろうかと、そればかり考えていました。彼が何を思って書いているのか、自分には見当がつかないと話すと、姉は「見せてみて。1通ずつ読んであげる」と手を出しました。
訳しはじめた姉と、答えを待っていた私
姉は私のスマホを引き寄せて、いちばん上まで戻しました。「今日は無理そう、は今日のことしか言ってない」。次の文を指して、「この文のどこにも、あなたを嫌いだとは書いてない」とも言いました。そうかな、と口の中で返しながら、私が待っていたのは、彼のほうが悪いという答えだったのだと思います。「じゃあ、なんで重いなんて言うの」と聞くと、姉は「書いてないことまで読むと、返事が来る前に答えが決まる」と答えました。その時は彼の文の話として聞いていましたが、帰り道でも言い方だけが耳に残りました。
同じ読み方を当てたのは、別の画面でした
家に帰ってから、姉とのやりとりを上へたどりました。並んでいたのは、用件だけの短い返事です。私はそれを、忙しいのに送ってくるなという意味だと読んで、聞きたいことがあっても送らずにきました。何年か行かなかったのも、送りたい文を書いては消していたのも、それが理由です。書いてあることだけを読めば、来るなとはどこにも書いてありません。翌日、私は「お姉ちゃんの返事も、いつも短いよ」と送りました。返ってきたのは、これまででいちばん長い文でした。彼にも「返事が来るまで、勝手に決めるのをやめる」と送ると、「返すのが遅いのは、考えてから書いてるから」と返ってきました。
そして...
彼とは続いています。送る文の長さは、あれから変えていません。やめたのは、届いた短い文に自分で続きを足すことです。姉には、用件のない文も送るようになりました。次に泣くことがあったら、訳してもらう前に、まず読み返してみるつもりです。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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