誘ったのは私なのに、来られない人が謝るための1通を、私は毎回送っていました
顔を出すだけでいいと言ったのは私です
子どもたちの誕生日会をまとめて開こうと言い出したのは私で、飾りと景品を作る有志の集まりも私が集めました。人数が足りず、勤めに出ているママ友にも声をかけました。
仕事があるので後半しか行けないと断られかけたとき、私は「顔を出すだけでいいから」と言いました。
来られる時間が限られていることは、誘った時点で分かっていたことです。それなのに、その人が後半から加わるたび、私は自分の段取りの遅さを数えていました。
誰のせいでもない書き方
集まりが終わるたび、私はグループチャットに「今日も人手が足りなくて、全然進みませんでした」と送っていました。本当は、切る順番も配る役も決めないまま始めた私の落ち度です。
あの人から「すみません、途中からで」と返ってくると、私は「いいのよー、お仕事してる人は忙しいんだから」と打ちました。ただ、あの言葉は少しだけ、あの人に向けて書いていました。
仕事を終えてから来てくれる人に頼み事はできません。それでも、進まなかったのだと分かってほしい気持ちが混じっていました。
増えていたメダル
その回も同じ報告を送りました。すぐ下に、いちばん年上のママ友が棚の箱の写真を出しました。
「メダル、もう32人分ありますよ」。
手元の記録と突き合わせると、作った覚えのない分がありました。そこへ「私が持ち帰って作っていました」と流れてきました。続けて年上のママ友が「無理しないでくださいね」と書き、あの人は「人手が足りていないようなので、家でできる分はやっていました」と返しました。私が毎回送っていた言葉が、そのまま戻ってきた形です。
そして...
私は、返事を2人だけの画面へ送りました。
「ごめんなさい。人手が足りないと書けば、自分の段取りのせいだけにはならないと思っていました。あなたにも少し気づいてほしかったんだと思います」。
私はいちばん手を動かしていた人に、毎回謝らせていました。守っていたのは、段取りを決められない私自身でした。今は報告を送る前に、人数のせいにしていないかを読み返しています。次に誰が何を受け持つかも、そのたびに書き足しています。
(30代女性・主婦)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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