「この先のこと、ちゃんと話したい」。送ったあと、既読の印はつかないままでした
この先のことを、はじめて文字にした
彼と付き合って2年になります。部屋は別で、会うのは月に2回ほど。彼が仕事を変えてから、それが1回になる月も続きました。次に会う日を決める話になると、彼はいつも話をそらしてしまいます。私は部屋に着いてから、1行だけ送りました。
「この先のこと、ちゃんと話したい」
催促の文面は、送らずにいた
次の日になっても、送信の下は空いたままでした。手が空かないのだろうと考えて、追って連絡はしませんでした。2日目は、送った文を何度も読み返します。3日目には、私が前に送った用事の連絡までさかのぼっていました。あのときは、その日のうちに読まれたと分かります。今頃、あの1通だけを開かずにいるのだろうか。
私は自分から、話を取り消した
4日目、私は2通目を打ちました。
「この前の話、忘れて」
押した直後、2通の下に印が並びました。用意していたのは、4日ぶんの言い分です。ところが返ってきたのは、短い返事でした。
「忘れない」
続けて、今までにない長さの文が届きました。同じ話を私が切り出したのは今回で3度目で、前の2度は彼が話をそらして終わらせていたそうです。終わりに、この1行がありました。
「返事は、あの1通が届く前から決まっていた。
一緒に暮らしたい。時期だけが、まだ出せない」
そして...
その週の休みに、駅の改札の前で合流しました。彼は先に来ていて、私の顔を見るなり頭を下げました。
「4日も開かないままにして、ごめん」
続けて、彼はこう言いました。
「これからは、決まっていなくてもその日のうちに返す。次に会う日も、俺から先に出す」
待った4日が消えるわけではありません。自分から話を下げたことも、私の側に残ります。それでも別れたその日のうちに、次に会う日が彼から届きました。暮らし始める時期は、これから2人で決めます。あのやりとりは、消さずに置いたままです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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