「自分で作れや!」オーガニックにこだわる夫へ怒った翌日、台所で見た姿
夫のスマホから始まった無添加生活
結婚して3年、食事の支度と買い物はずっと私の担当でした。夫は台所に立たない代わりに、料理へ細かく口を出すこともありません。それでうまく回っていると思っていました。
変わったのは、夫がソファで食に関する動画を見るようになってからです。何を見ているのかは、特に気にしていませんでした。
最初に届いたお願いは、「みそ、無添加のやつでお願い」。それくらいならと思いましたが、通い慣れた店には置いていません。別の店で見つけた小さなパックは、いつものみその3倍ほどの値段でした。
増えていく注文と減っていくランチ
その後、しょうゆやケチャップにも指定が増えました。買う前に裏の表示を確認し、条件に合うものがなければ別の店へ向かいます。1回の買い出しでスーパーを3軒回ることもありました。
家計簿の食費は増えていきました。私はその分、会社でのランチをおにぎり1つにして調整しました。献立を考えるときも、自分の食べたいものより夫の希望を優先するようになっていました。
それでも、その負担を夫には話しませんでした。
食卓で出てしまった一言
数日後、夫はまた食事の途中で言いました。
「油も、オーガニックのやつに変えない?」
その商品の値段も、探す手間も、夫は知りません。私が話してこなかったのだから当然だと分かっていました。
それでも、それまで飲み込んできたものまで一緒に出てしまいました。
「自分で作れや!」
夫は箸を置き、部屋を出ていきました。私は追いかけませんでした。テーブルには夫の食事が残っています。言いすぎたとは思いましたが、すぐに謝る気にはなれませんでした。
そして...
翌日、仕事から帰ると、台所に夫が立っていました。コンロには煮立ちすぎたみそ汁の鍋があり、近くには見覚えのない店の袋も置かれています。
「あのみそ、3軒目でやっと見つけた」
夫はそう言ってから、「今まで口だけで、ごめん」と続けました。
私は鍋を見て、「じゃあ、これからの買い出しは任せていい?」と返しました。
それから、冷蔵庫には夫の字で店の名前を書いたメモが貼られるようになりました。次に必要なものがあるときは、そのメモを見ながら夫が店を回っています。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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